TRD
日本のコンストラクター。トヨタの特殊車両を製作するトヨタテクノクラフト(株)のモータースポーツ部門の別称で、以前のサービス部門が1984年に改称して誕生した。国内のレースやラリー用のトヨタのワークスマシンやエンジンの開発を担当するかたわら、市販車用のチューニング、アクセサリーパーツの開発なども行っている。現在は、GT選手権用のスープラの開発や、N1レース用のアルテッツァのためのパーツの開発、供給などを請け負っている。また、アルテッツァやヴィッツによるワンメイクレースやフォーミュラ・トヨタのサポート活動も実施している。
TRD
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 06:28 UTC 版)
「トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」の記事における「TRD」の解説
TRD (Toyota Racing Development) は同社の展開するブランド。レーシングカーの開発や、レースで培った技術を生かしたトヨタ車用のチューニングパーツの製作、販売を行っている。商品の販売はトヨタディーラーやトヨタモビリティパーツ(トヨタ部品共販)、有名カーショップなどを通じて行われる。 前身はトヨタ自動車販売(トヨタ自販)のツーリングカーレース用車両の開発を行っていた、トヨペットサービスセンター特殊開発部。レース活動休止により一旦解散された後、1975年にトヨタスポーツコーナーの略称であるトスコ・デポを設立し、1976年よりトスコをTRDに改称してブランド展開を開始した。 2008年10月にカローラアクシオ "GT" TRD Turboを発表。2010年4月に、同様のコンポーネントを流用したカローラフィールダー "GT" TRD Turboを追加で発表した。ヴィッツレース用のコンプリートカーヴィッツRS "TRD Racing"に代表されるコンプリートカーなども製造している。 東京オートサロン2011にオーリスRSをベースとし、スーパーチャージャーや空力パーツなどを装着したコンセプトカー「AURIS GT Concept」を展示し話題となった。この車両の開発を生かしたパーツ「AURIS TRD Performance Line」が発売となった。 今までTRDではカスタマイズパーツの設定が無かったが、2011年8月、IS Fの一部改良にあわせてレクサス向けのパーツを初リリース。このパーツ群はCCS-P(Circuit Club Sport Partsの略)と呼ばれ、IS FのポテンシャルをTRDの技術力でさらに高めるハイパフォーマンスパーツパッケージである。2012年1月発表のGS、2012年10月発表のLS、2013年5月発売の新型ISにも設定され、レクサスディーラーオプションカタログにも掲載されている。 2011年9月、TRDは2012年ヴィッツワンメイクレースのベースモデルとなる「ヴィッツRS Racing」を発売した。 2012年1月にトヨタ・86をベースとしたコンセプトカー「86 TRD Performance Line Concept」を東京オートサロンにて発表。この車両に装着されているパーツのほとんどが市販される。同年10月に、2013年7月から開催予定のナンバー付ワンメイクレース「GAZOO Racing 86/BRZ Race」用のベース車両「86 Racing」を発表した。この車両は、エアコン付の専用ベース車両に同社が、専用ロールケージ、専用エンジンオイルクーラー、専用FRディスクブレーキダストカバー&ブレーキダクト、専用フロアマット、牽引フック、4点式シートベルトを架装した車両である。レースのレギュレーション案はGAZOO Racing 86/BRZ Raceの公式ホームページにて発表されている。 2014年10月に、トヨタテクノクラフト創立60周年記念車として、86をベースとしたコンプリートカー「14R-60」が100台限定で発売された。この車は2013年の東京オートサロンに展示された86 TRD Griffon Conceptの開発で培ったノウハウを凝縮して作り上げた究極の86ともいえる車である。 この他iQ、86、ヴィッツのGRMNバージョンの開発にも携わっている。
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