コンプリートカー
市販車をベースにチューニングを施し、インテリア、エクステリアを変更したオリジナルな完成車をいう。メーカー系列の専門製作会社がコンプリートカーを生産してディーラー経由で販売し、またディーラー独自で製作会社に依頼して生産し、販売することもある。最近では中古車をコンプリートカー仕立てにして販売するケースも多い。さらにコンプリートカーにもオプション設定があり、手軽にカスタムカー感覚を味わえる。
コンプリートカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 06:56 UTC 版)
「日産・フェアレディZ Z33」の記事における「コンプリートカー」の解説
S-tune GT2004年1月26日に期間限定車「Type E」と同時にNISMOより発売。ベースグレードは「Type E」同様「Version S」。エンジンにはチューニングが施された「S1仕様」のVQ35DE型エンジンが搭載され、最高出力は221kW (300PS) まで向上し、600回転高回転化された。同時に発売された「Type E」同様、大型前後バンパーやスカートが装着されている。また、専用のS-tuneサスペンションやフロント大型ベンチレーテッドディスクブレーキ、専用19インチ鋳造アルミホイール、大型リアスポイラーなども装着され、シャシにもチューニングが施されている。なお、2004年中に納車された車両にはNISMOの20周年を記念した「20周年」ロゴエンブレムが装着された。 Version NISMO Version NISMO/NISMO 350Z2007年1月11日の一部改良と同時にNISMOおよびオーテックジャパンより発売。NISMOとオーテックの共同開発車で、ヤマハ発動機製パフォーマンス・ダンパーを採用することで、車体剛性の最適化のみならず適切な減衰要素を部分的に付加することにより車体性能を大幅に向上させた。ホイールには先に発売された期間限定車「Version ST Type G」と類似デザイン(スポークに伸びるラインが、Type Gではラインではなくスリードットとなっている)のレイズ製フロント18インチ、リア19インチホイールを装着し、タイヤにはブリヂストン製POTENZA RE-01Rタイヤが装着された。エクステリアデザインでは専用のフロントバンパー、サイドシルプロテクター、リアバンパー、リアスポイラーなどが装着され、効果的なダウンフォースを獲得している。なお、このモデルは先に発売されたコンプリートカー、「S-tune GT」とは異なり、日本国内の全日産ディーラーでの購入が可能であったほか、2007年7月には北米市場にも「NISMO 350Z」として輸出された。なお、「NISMO 350Z」のホイールについては専用色に変更されたほか、このモデルは北米向けとしては初のコンバージョンカーとなった。 Version NISMO Type 380RS-Competition2007年1月11日に「Version NISMO」と同時に発売。略称は「380RS-C」。レースエントラント向けの車両として開発されており、実質的にはスーパー耐久・ST1クラス参戦のためのホモロゲーションモデルである。車両価格は2,625万円となる。エンジンや空力性能の向上、軽量化が図られた。なお、このモデルに搭載されるエンジンは、ストロークが7mm延長され、排気量が3.8Lまで引き上げられており、6速クロスレシオトランスミッションが組み合わせられる。また、専用サスペンションやブレンボ製ブレーキキャリパー・ローターなども装備される。2008年3月27日にはリアウイング、ロールケージの形状が変更され、加えて車体剛性・空力性能の向上も図られ、2008年モデルへの移行が行われた。 Version NISMO Type 380RS2007年6月21日にNISMOより発売。レース向けモデルの「Version NISMO Type 380RS-Competition」の公道仕様で、300台限定となり、2008年6月30日に受注が終了された。エンジンには380RS-Cに搭載された3.8L改仕様のVQ35HR型エンジンを公道向けにデチューンし、最高出力を350PSとしたものが搭載される。なお、エクステリア、インテリアのデザインは先に発売された「Version NISMO」と共通となるが、リアには専用の「RS」エンブレムが装着される。
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