Version NISMO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:45 UTC 版)
「日産・フェアレディZ Z34」の記事における「Version NISMO」の解説
2009年6月に追加された「Version NISMO」は、エンジンに専用チューンが施され、標準車の336PSから355PSまで最高出力が向上されており、専用の補強パーツなどを装備し、剛性の向上と振動の減衰を両立した。また、サスペンションにチューニングが施され、専用のヤマハ製パフォーマンスダンパーが装備され、パワーステアリングの特性が変更されたことにより、よりスポーティなハンドリングとなった。そして、専用前後バンパー、サイドシルプロテクター、リアスポイラーなどを装備してCd値は0.30のまま、効果的なダウンフォースの獲得と空気抵抗の低減を両立し、世界トップレベルの空力性能を実現した。トランスミッションは標準仕様やVersion STと同様、7速ATと6速MTどちらも選択可。タイヤは「Version S」および「Version ST」と共通だが、ホイールのデザインはNISMOロゴ入りの専用のものとなっている。 北米では「Version NISMO」にあたるモデルの「NISMO 370Z」が2009年モデルとして2009年6月に米国で先行発売された。なお、6速MTのみの設定となっている。ちなみに、少数生産のコンプリートカーが米国に輸出されるのは、先代の「NISMO 350Z」、「cube Krōm」に次いで3車種目となった。 2012年7月のマイナーチェンジではエンジンのコンピューターチューニングの見直しにより中速域のトルクアップを図り、タイヤにブリヂストン製のPOTENZA RE-11を採用。併せてボディの補剛パーツの追加、ブッシュの硬度見直し、サスペンションチューニングが行われた。ブレーキもブレーキホースとブレーキフルードの変更を行い、ブレーキフィーリングの向上が図られた。
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