マッシュの学友たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:34 UTC 版)
「マッシュル -MASHLE-」の記事における「マッシュの学友たち」の解説
レモン・アーヴィン 本作のヒロイン。下流家庭の出身の少女。アドラ寮1年生。編入生。初登場は第2話。 セミロングの金髪に赤いリボンが特徴の可愛らしい容姿をしている。右眼の下に半円型のアザが1本あり、拘束系の魔法を得意とする。 普段は常に敬語で話すほど真面目な性格だが、自他もとに認めるほど思い込みが激しい上に惚れっぽいストーカー気質の重い性格の持ち主。後述の出来事を通じ、マッシュの優しさに一目惚れしており、「マッシュの未来のフィアンセ(嫁)」とまで勝手に名乗るようになっている。 編入試験で登場し、迷路の試験において試験担当官のルッチに唆されてマッシュの妨害を行う。しかし、マッシュの桁違いの筋力の前にあえなく失敗した挙句、逆に怪人に襲われピンチに陥ったところを彼に助けられる。さらにそのままでは時間切れで不合格確実のところを、マッシュが自らの筋力を駆使した作戦で迷路を突破して合格したことから、マッシュに心底惚れ込み、彼へのアプローチを積極的に行うようになる。以降、フィンを含むマッシュの学友たちと共に行動することが多い。 ネームを書いている時に、担当からヒロインがいるだろと言われて作ったキャラクター。女の子を描いたことがなく最初は抵抗したが、仕方なく作ったという。 フィン・エイムズ 良く言えば慎重な性格の常識人、悪く言えば卑屈な小心者の少年。アドラ寮1年生。内部進学生。マッシュのルームメイト。初登場は第4話。 黒髪だが左の前髪のみ金髪。右眼の下にまっすぐなアザが1本あり、位置移動を固有魔法に持つ。内部進学生と編入生を同室にするというルールのためマッシュと相部屋となり、当初は感情や行動が読めない彼と距離を置こうとするが、逆にマッシュからは「いい人」と思われ、ロイドによるいじめ(嫌がらせ)の一件を通して、初めての友達となる。基本的に作中におけるツッコミ役で、マッシュを始めとして他の奇抜な仲間たちにもツッコミを入れていく一方で、振り回されもする。ホウキによる競争を筋力ひとつで解決したマッシュのやり口を見抜いたり、ランスの面倒見の良さにいち早く気づくなど、観察力が高い(本人は自覚していないが)。 マッシュのルームメイトとして登場し、上記の通り、最初は彼と距離を置こうとする。マッシュが問題人物であるロイドの不興を買ったことで、ロイドに命じられてマッシュいじめに加担するが、なおも彼が自分を友人扱いしてくれることに良心の呵責に堪えられず、勇気を出して拒絶する。そのためロイドからリンチを受けていたところに現れたマッシュに真実を告白し、理不尽な理由で虐げるロイドに怒りを燃やしたマッシュによって救われ、互いに親友となった。 神覚者になった兄レインがおり、自身が魔法使いとしては凡庸であることに強い劣等感を持つ。また、マッシュと出会うまでは孤独に苛まれた経験がトラウマになっており、彼との交流を得て築いた友好関係を大事にしている。 作者がツッコミ役として登場させたキャラクターであり、親近感が湧くキャラクターだという。 ランス・クラウン クールで水色がかった銀髪のイケメンな少年。アドラ寮1年生。編入生。初登場は第7話。 右眼の下にまっすぐなアザが2本ある。「超名門」と評される名家であるクラウン家の長男。重力魔法を得意とし、アザ2本にふさわしく、編入試験1位合格、学業成績トップクラスという優等生。頭の回転が早く、学内の情報にも秀でる。一方、自他ともに認める重度のシスコンであり、妹アンナを溺愛しているため、「妹の写真を収めたペンダントを肌身離さず持つ」「妹のブロマイドを土産にする」などの奇行を見せる。本編開始前にアンナが魔力を失う不治の病を患い、このままでは処分されてしまうことを防ぐため、神覚者になり、魔法局に入って社会を変えることを目標としている。初登場時はマッシュの敵対者として登場し、レモンらを人質にとってマッシュに無理やり戦いを挑むなど悪役のように振る舞うが、上記の通り、すべては妹のためであり、本来は不器用ながらも人間味のある優しい性格の持ち主。同じ寮の仲間たちを「劣等生」「寮のイメージを下げる」などと言い放つ厳しい態度とは裏腹に、学業を手助けするなど、面倒見の良さを見せる。 級硬貨を集めるべく、レモン・フィン・トムの3人を人質にしてマッシュに戦いを挑む。しかし、その戦いの中でマッシュに事実上敗北した上に「悪い奴じゃない」と評され、「しらけた」という理由で負けを認める。その後、マッシュとは親友の間柄となり、「ライバル」と言いつつもマッシュ(およびフィン)を手助けをするようになった。また、マッシュの腐れ縁の友人トッドとも親交関係を築いている。 この作品のイケメンライバルとして創作したと言い、主人公と同じくらいの強さのキャラだと少年漫画っぽいと作者は述べている。 ドット・バレット 逆立った赤髪のバンダナの少年。アドラ寮1年生。編入生。初登場は第10話。 左眼下に折れた直線的なアザが1本ある。爆発魔法の使い手。直情的で騒がしい性質の持ち主で、自分のことを「この世の主人公」と呼び、自分を中心に世界は回っていると公言するほど自己中心的な性格をしている。決して不細工な容姿ではないが、いわゆる喪男でもあるため、イケメンを敵視し、度を越えて彼女を欲しがる。基本的に自分が馬鹿正直だと自覚している上で、なお愚直に敵に挑もうとする。見かけに反してハーブティーを好物にしており、紅茶を淹れるのも上手く、それを手土産とするなど、フィンから「実は育ちが良いのではないか」と推測されている。 郊外授業の森サソリ狩りで登場し、一方的にマッシュに敵愾心を抱く。しかし、偶然からマッシュと行動を共にしたところを、シルバの襲撃を受け、上記の性格もあってあえてシルバの挑発に乗ったために重傷を負うが、マッシュに助けられたことを機に彼の腐れ縁の友人になった。また、この際に自分の傷を心配してくれたレモンに惚れており、後に彼女への好意を告白するがフラれてしまったため、マッシュへの敵愾心を込めた嫌がらせを行う一方、心底では彼のことを認めている。 実は感情の高まりが一定ラインを超えると莫大な魔力を解放する「自戒人(イーラ・クロイツ)」という戦闘魔族の末裔で、その能力を発現すると額に十字のアザが浮かび上がる。この時は2本アザ相手でも圧倒するほどの魔力量を見せる。 原型は一番最初に書いた読み切りの主人公であり、当初はこのキャラクターで連載するつもりだったが、前担当者・現担当者双方から反対されたという。
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