マイメロディの家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 02:09 UTC 版)
「おねがいマイメロディの登場キャラクター・マリーランドの人々」の記事における「マイメロディの家族」の解説
マイメロディママ 声 - 中川里江 ピンクの洋服に水色のスカートにエプロンを着け、水色の頭巾をかぶる。王妃と仲が良い。 性格は極端にクール。恋愛論や身近な男性の評価などを語る際、マイメロには分からない、辛辣かつ現実味のあるコメントをする。彼女の一言はマイメロでさえも凍りつく事がある。 『くるくるシャッフル!』では“お助けキャラ”としても活躍。召喚時には、得意の毒舌じみた一言で敵味方のハートを突き刺すが、ドM相手だと攻撃が効かず、逆に喜ばれるという弱点もある。それでも弱点がある点を除けば、お助けキャラの実力は、ウサミミ仮面と並び、ほぼ最強の分類に属する。 昔は若者のアイドルで数多くのファンがいたが、“働く男の姿”に好意を持ち、「パパの作る野菜が好きだ」と畑へ通いつめていた。最終的に、ファン達の目の前でパパにハンカチを手渡し、求愛した。 結婚後は、マイメロに語った「パパは野菜を育て、ママはパパを育てている」という言葉に象徴される独自の夫婦関係哲学に基づき、パパを甘やかさず突き放さず絶妙にコントロールしている。 マリーランドのアイドルと言う地位を誰かに取られる事を危惧しており、マイメロにも自分と同じようになって欲しいと願う。 2006年9月にサンリオのマイメロディのサイトがリニューアルされた際、紹介文にそれまであった「優しい」という表記がカットされ、「手芸やお菓子作りが大好き」と改められた。 マイメロディパパ 声 - 置鮎龍太郎 やさしくて力持ち。家族想いで自称「平和主義」。鼻の下に髭を生やし、黄色の服にオーバーオールのジーンズを着て、麦藁帽子をかぶる。歌の父・雅彦とはお互いの苦労を慰めあう仲。 農業を営む傍ら、野菜の研究を行う。『おねがいマイメロディ』では「採れたてのトマトをマイメロにも食べさせたい」という想いから、家族全員で人間界を訪れた。 家庭の実権はママとおばあちゃんに握られているが、妙な所で頑固さを見せ、あるときサラダにマヨネーズがかかって無いことに憤慨し、思わず夢野家に家出したこともある。この際はママの巧みな誘導戦術によりことなきを得る。また、ママの意見に対抗することもあるようで、マイメロが回想する場面では、恋愛についてママの「先手必勝」という意見に対し、「将を討つには先ず馬を射よ」(杜甫の前出塞詩)という言葉で反論している。 『くるくるシャッフル!』では一応お助けキャラとして召喚されてはいるが、メロディ・マークを他人に渡し、活躍していない。 お酒に非常に弱く、匂いだけでも酔ってしまう。雅彦やバク父らとの宴会では、酔って普段は言えない不満を漏らした。 若い頃は野菜作りが嫌でビジュアル系バンドを結成したことがあり、マイメロママに振り向いてもらおうとしたがマイメロママの一言でバンドを辞めて復帰し、その後マイメロママと結ばれ婿養子になったようである。 マイメロディの祖母 声 - 杉山佳寿子 母方の祖母。のんきな性格で、とっても物知り。ママと似ているが顔にシワがあり(祖父も同様)、メガネをかけ明るい緑色のワンピースを着て、薄緑の頭巾をかぶる。 基本的には優しい。人間界に遊びに来たときに歌の父・雅彦へコーヒーを差し入れしたりする気配りも見せる。このとき、仕事に集中している雅彦の邪魔にならないように、部屋のドア前にコーヒーのトレイを置き、喜ぶ姿を期待しつつ隠れて覗いていたが、雅彦はトレイに躓き、つま先を火傷してしまう。その姿を見たおばあちゃんは「仕方ない。忘れましょ」と言い、そそくさと退散した。 マイメロが赤ずきんの話をバクに教える際に、以前「黒い森」に住んだ時期があったことが判明したが、マイメロが自分で作ったタルトを届けに来たとき、道の途中にある石が漬物石に適しているとマイメロに教えられ、それを拾い持ち帰っているが、実はダークパワーの精を封印する石とは知らなかった。そのため、拾い上げた直後にダークパワーの精が飛び去ってしまい、気にはなったが何か分からず、「忘れましょ」と無かったことのようにしている。 ダークパワーの精との最終決戦時に、マイメロの特訓を手伝うが、孫が苦労する姿を見るたびに甘やかすため、王妃たちに怒られた。『くるくるシャッフル!』でも一度お助けキャラとして召喚されたが、目立った活躍はしていない。 マイメロディの祖父 声 - 西村知道 母方の祖父。鼻下に雲形の白髭をたくわえ、メガネをかけ茶色のチョッキとズボンを着て緑色の帽子をかぶる。 冒険家で「ロマンに立ち向かうこと」がモットー。マリーランドではカニと戦えば右に出るものはいない。パパの一言を聞き家族で人間界に行く提案をした。リズムくんを連れて街を見物したが、知ったかぶりで間違ったことを教え、ミコたん・マコりん夫婦のことをマリーランドにはいないタイプの動物と説明し二人でしっかり観察した。 また冒険家らしく、マリーランドのこともよく知っている。人間の悪い夢で出来た「黒い森」の危険性や行き方をマイメロたちに教えているが、その理由は以前冒険のために、黒い森にわざわざ家を建て住んでいたと、マイメロが赤ずきんの話をバクに教える際に判明した。 自分の孫であるマイメロやリズムくんを可愛がり、マイメロがピンチのときにはどんな敵にも関係なく戦い、リズムくんを冒険に誘ったりもする。幼い頃のマイメロたちの面倒を見ていたようで、ご近所づきあいかクロミの面倒も見ておむつも取り替えたこともある。 リズムくん 声 - 本城雄太郎 マイメロの弟。耳にピンク色の部分が残る少年で、青色のチョッキを着る。弟想いのマイメロが人間界へ行き長らく離れて暮らしているが、姉弟関係は良好。マイメロのことを「メロディお姉ちゃん」と呼んでいる。ブーメランが得意で遠くの小さな的にも命中できる。必殺技は「必殺ひざかっくん」(全身をきりもみ回転し相手の膝へ突っ込む)。マイメロに似て空気が読めない。 人間界に来たとき、おじいちゃんと街の見物で見つけたゲームセンターのUFOキャッチャーをとても気に入り、家族を誘いみんなで機械の中に入り込み、自分たち自身を景品にして度胸試しをした。このとき、景品のUFOを勝手に持ち出し、ママにバレて叱られそうになるが巧みに話をそらし、将来大物になる予感を示した。 マイメロパパの好きなことが野菜に纏わる事ばかりだと知ったときは失望して家を飛び出したが、マイメロパパがビジュアル系だった過去を聞いて見直した。
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