ボアコンストリクター(一般和名); ボア
ボアコンストリクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/09 04:09 UTC 版)
ボアコンストリクター | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ボアコンストリクター Boa constrictor
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ワシントン条約附属書II
B. c. occidentalis アルゼンチンボア
ワシントン条約附属書I |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Boa constrictor Linnaeus, 1758 |
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
アカオボア ボアコンストリクター |
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英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Red tailed Boa |
ボアコンストリクター(学名:Boa constrictor)は、ボア科ボア属に分類されるヘビ。本種のみでボア属を形成する(マダガスカルボア属の構成種とサンジニアボアをボア属に含める説もある)。特定動物。別名アカオボア、爬虫類愛好家の符牒的呼称でボアコン(亜種を含めれば数多くの別名がある)。
分布
メキシコ南部以南の北アメリカ大陸と南アメリカ大陸、小アンティル諸島
形態
最大全長430 cm。通常は最も大型になるとされる基亜種でも300 cm程。オスよりもメスの方が大型になる。もっとも流通量の多い亜種B. c. imperatorでは150-240 cm。B. c. imperatorでは最大でも200 cmに達しないクラウケイボアと呼ばれる地域個体群もいる。分布が広いためか体色や形態は亜種、地域、個体による変異が大きい。野生でも淡い白色を帯びるB. c. imperatorのホグアイランドボアと呼ばれる地域個体群もいる。
亜種
- Boa constrictor amarali (Stull, 1932)
- Boa constrictor constrictor Linnaeus, 1758
- Boa constrictor imperator Dawdin, 1803
- Boa constrictor longicauda Price & Russo, 1991
- Boa constrictor melanogaster Langhammer, 1983
- Boa constrictor nebulosa Lazel, 1964
- Boa constrictor occidentalis Philippi, 1873 アルゼンチンボア
- Boa constrictor orophias Linnaeus, 1758
- Boa constrictor ortonii Cope, 1788
- Boa constrictor sabogae (Barbour, 1906)
- Boa constrictor sigma
生態
熱帯雨林やサバンナ、農耕地や民家近くに生息する。幼体は樹上棲の傾向が強いが、成長に伴い地表棲になる。
地上生で、おもに夜に活動するが、大型の個体は日中でも見かける。
食性は動物食で、主に鳥類、哺乳類等の恒温動物を食べる。太い胴は待ち伏せからの素早い飛びつきに適している。胴で絞める力が強く、種小名のconstrictorは「絞め殺す者」の意。獲物に噛みついた後、胴体で獲物に巻き付いて絞め殺す。
繁殖形態は卵胎生で、一度に20-60匹程の幼体を産む。
人間との関係
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。最も流通するのはB. c. imperator。2020年の改正動物愛護法の施行により、本種の愛玩目的の飼育は禁止となった。展示施設等での飼育にあたっては、地方自治体の許可やマイクロチップの埋め込み等が必要になる。
本種の登場する映像作品
いかにも大蛇といったその形態から以下の映画にも登場している。
- ハリー・ポッターシリーズ第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 時計じかけのオレンジに主人公のペットとして登場する。
- 007 ムーンレイカーにて、アマゾン奥地に建設されたヒューゴ・ドラックスのシャトル基地で、潜入してきたジェームズ・ボンドを捕食しかけるが、毒針の仕込まれたペンで刺し殺される。
関連項目
- ボア科
- ゾリータ - ボアコンストリクターを用いたショーで有名なバーレスクパフォーマー
参考文献
- 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、97頁。
- 山田和久『爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ』、誠文堂新光社、2005年、10-12頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、116頁。
外部リンク
ボア・コンストリクター(暴亜火鬼総斗陸它)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/28 23:40 UTC 版)
「A.-D.O.G.S.」の記事における「ボア・コンストリクター(暴亜火鬼総斗陸它)」の解説
通称ボア・コン。犯罪者たちのカリスマと呼ばれる凶悪少年テロ組織で、この組織に加入できることは、少年犯罪者たちによっては名誉なことである。8名の幹部に率いられ、その構成員は300名(全員がR・A・T)。実は幹部メンバーの一部は元A.-D.O.G.S.のメンバーである。 コブラ 本名は古武雷矢(こたけ らいや)。R・A・T No.1。ボア・コンのリーダー。強い威圧感を持つ精悍な男で、死者984名、負傷者103名に上る「武道館大量虐殺事件」を引き起こしたほか、総計4834人の人間を殺害、その相手をすべて記憶している。殺人それ自体を目的として殺人を行い、復讐やメンツなどの意味を持っての殺しを軽蔑する。ナノプローブの能力は、強力な即効性の腐食毒を分泌する「ヴェノマ・トリック」で、これにより軼狼の右腕を奪った宿敵でもある。元A.-D.O.G.S.。7歳の頃、自らの能力によって家族を失ってから、絶えず孤独感を抱いていた。 コーン 本名は弧音真人(こおん まさと)。R・A・T No.32。死者143名、負傷者92名に上る「自衛隊朝霞基地撲殺事件」を引き起こした。矮躯だが身体能力は高く、子分とともに対立関係にあるカラーギャングを叩き、機動隊をたった一人で蹴散らすほどのケンカの天才。ナノプローブが発動するとさらに超人的な怪力を発揮する。特殊な金属バットを得物として相手を叩き潰し、自分より「チビにする」殺しを行う。元A.-D.O.G.S.。 ニシキ 本名不明。死者97名、負傷者80名に上る「私立白薔薇学園大量殺人事件」を引き起こした。可憐な美少女だが、いわゆるお嬢様口調と、粗暴かつ野卑な口調で話す二面性を持つ。ナノプローブの能力は薫りを媒介として自在に幻覚を操るもので、指を鳴らすことによりその解除も任意に行える。コブラの側近として常に行動を共にする。 クサリ 本名不明。死者764名、負傷者415名に上る「東京ドーム血の海事件」を引き起こした。様々な武具を駆使する。ナノプローブの能力は、記憶と勘に作用して、一度交戦しただけで敵の攻撃の間合いや技を覚える「イミティ・トリック」。しかし技を覚える間もなく軼狼に瞬殺された。パイソンと並ぶ打ち切り展開の犠牲者である。 サンゴ 本名不明。死者451名、負傷者268名に上る「渋谷センター街集団殺戮事件」を引き起こした。外見は姐御肌の美女に見えるが、実は男。ナノプローブの能力は、腹に風穴を開けられるほどの傷を負っても回復する超再生能力「リバイビ・トリック」。この能力を駆使し、身体に直接様々な凶器を埋め込んでおり、状況に応じて自ら身体を引き裂いて凶器を取り出し、戦闘を行う。 アナコンダ 本名不明。死者629名、負傷者378名、高層ビル一棟倒壊の「新宿高層ビル真っ二つ事件」を引き起こした。見上げるばかりの容貌魁偉な巨漢で、バスケットボールを好み、鋭利なワイヤーで作られたゴールに、ボールと見立てた人間を叩き込んで細切れの肉塊にする「アナコンダンク」を得手とする。ナノプローブの能力は、熱く煮えたぎった血しぶきを散弾のように撃ち出す「ファイトリック」。 シマ 本名不明。死者854名、負傷者117名に上る「銀座歩行者天国白昼の地獄事件」を引き起こした。インテリ風の外見で常に厚い本を持ち歩くが、その中身は札束である。コブラの毒を塗った長い毒針を武器としている。ジャッカルと同じ施設で幼い頃から傭兵として育成されたが、金のために仲間を裏切った。ナノプローブの能力は遅筋の発達と視覚の向上で、異常なスタミナと、暗所でも相手を視認可能な視力を持つ。 パイソン 本名不明。死者633名、負傷者481名、列車24両大破の「JR池袋駅山手線衝突事件」を引き起こした。端麗な容姿の男で、電気機器を自在に操る能力を持つ。他者とは異なる種類のナノプローブを有し、ボア・コン以外の謎の組織との繋がりを匂わせる設定があったものの、それらの情報は表に出ることなく作品は終了した。
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