ベネズエラ政府・軍
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「ジンキシリーズの登場人物」の記事における「ベネズエラ政府・軍」の解説
ベネズエラ政府首脳陣 人機による軍事大国化を望む12人のベネズエラ政府の官僚たち。秘密の会合で計画を進めている(テレビアニメ版では裏政府とも呼ばれる)。会合では素性を隠すため全員が動物の覆面を付けているが、互いに正体を知っているので全く意味がない。 現在判明しているのは国防長官(ミスタータイガー)、将軍(ミスターレオ)、大統領補佐官(名称不明、羊の覆面)。1991年(旧・エクステンド) アンヘルの代表者になった南に過去の八将陣およびキョムとの繋がりのことで脅されて多額の予算を請求されており、利用されているとはいえ、まだ自分たちの言うことを聞いてくれる分、静花の方がよかったと思っている。 広世(こうせ) 声 - 宮野真守(テレビアニメ版) 搭乗機:トウジャCX(下操主) 軍(恐らく静花)から人機の操主としてスカウトされた少年。モリビト2号破壊の命令を受けてトウジャCXで狙う。 青葉と交流を持ちながらも黒将の催眠術で操られ戦うことになるが、青葉の心からの説得で催眠が解かれ、黒将=モリビト1号に青葉たちと共に立ち向かった。孤児であり、施設で育った友人たちが自分を置いていなくなっていくことに疎外感を持っており、その感情を黒将と静花に利用されていた。 テレビアニメ版では静花に人機操主としての教育を受ける場面も存在する。 キョムのカラカスの侵攻に対する防衛戦では、ベネズエラ軍・アンヘル部隊に加わり再びトウジャ(乗り継いだ別機体)を駆って戦う。1991年(旧・エクステンド) 搭乗機:マサムネ 背も伸び青年らしく成長した。3年前と変わらず青葉に想いを寄せているが、同い年であるはずの彼女からは異性としての対象にあまり見られていない様子。トウジャを操った操主としての技術は健在で、格闘能力のないマサムネで青葉をサポートする。 勝世(しょうせ) 声 - 安藤宗二(ゲーム『Re:VISION』) 搭乗機:トウジャCX(上操主) 人機操主である青年。広世と同じくモリビト2号を破壊ターゲットとする命令を静花から受ける。 パートナーを組む広世の兄貴分で名前も似ているが血縁関係は無い(二人の名は静花が付けた)。本人は本当の兄でいたいとも思っている。催眠を受けてモリビト2号を倒すことに異常な執念を燃やす広世になお協力したが、青葉によって広世が正気に返ったことで共に対モリビト1号戦に参戦。以後はアンヘルに協力する。 プレイボーイを気取っており、「女は早いうちに手を付けておくのに限る」・「死ぬときは女の膝枕」というポリシーを持つ。 キョムのカラカス侵攻への防衛戦では再び広世と共にトウジャで戦う。1991年(旧・エクステンド) 南米を広世と青葉に任せ操主を辞め諜報員に転職した。友次の部下となるが本人曰く、ウリマン・アンヘルのパシリ。 アンヘルの新リーダーとなった両兵にアドバイスし、催眠術にかけられたさつきを助ける力となった。またJ・ハーン(マージャ:後述)に深手を負わされ、赤緒に模擬戦でも負け失意するメルJを励ますため両兵を焚き付け助言する。 リレイション ビッグナナツーに乗りこんでいる。女性陣の入浴を覗き見しようとするなど、女好きは相変わらずの様子。 Re:VISION 『旧・エクステンド』同様に友次の部下となっているが、今作では「高津勝世」と名乗って柊木台学園に潜入している。 顕や赤緒たちのクラスメイトになっているが、泉には「ファッション高校生」と言われてしまっているなど顕同様扱いが微妙に悪い。 やっぱり女好きは相変わらずで、顕がモテていることには時々暴言を吐く。 顕とは悪友のような関係で仲も良かったが、彼が黒将の影響で赤緒を暴行した時には躊躇なく銃を突きつけた。 ダビング・スール 搭乗機:ホワイト=ロンド(上操主) ベネズエラ軍所属。元アンヘル監視官。階級は中将。33歳。軍高官でありながら、何を考えているか分からない多少人とズレた雰囲気を持つ男。右目の下、両兵とは丁度逆の位置に傷痕を持つ。 青葉らがモリビト1号との最初の戦いでこれを撃退した後、兵を率いて現れアンヘル解散を宣言。軍へのアンヘルの人員・設備の接収を指揮し、血続としての訓練に応じたルイを施設に連れ帰る。その際、保護者として随伴することを要求した南の同行を“髪を伸ばすこと”を条件に応じた。また、慣れない軍服のスカートに抵抗を示す南に対し、穿くことを軍施設に留まる条件とするなど、立場を利用しては言うことを聞かせる。 黒将とは旧知の関係。そのことから催眠術を習っており、ルイを暗示に掛けたこともある。風貌は歳より若く見られ、南には年下に思われていたこともあって、ぞんざいな口を利かれている。 しかし、その実はベネズエラの未来を考えていた。カラカスの戦いで搭乗していたホワイト=ロンドを核爆弾の投下マーカー機とし単身バーゴイルの部隊に特攻。自らを囮に残存していたバーゴイルを核で一掃し、壮絶な最期を遂げる。南への想いも真実のものであり、カラカスの戦いが始まったとき求婚するも、それは自身の最後を覚悟してのことであった。 その死の間際、黒将との曰くが明かされる。過去ダビングは日野白矢と行き摺り、自身の大切な人について語りあった。一兵卒として過ごしていたころ、津崎静花が兵たちにレイプされる現場に出くわし、その経緯から白矢により顔に傷を刻まれる。白矢の目を見たダビングは、自国ベネズエラの行く末に不吉なものを直感した。 その事件を切っ掛けに、若くして中将の位地を手にした彼は、成長した静花、そして黒将と名を変えた白矢と再会し、軍部に近付いた彼らの「八将陣計画」に協力して八将陣設立を幇助する。しかしダビングにとってそれは本意ではなく、黒将の本質を知るが故に彼らのことは一貫して危険視しており、政府首脳陣に再三報告をしていた。 アンヘル監視の任も続けるダビングが、南とまだ幼かったルイの姿に安らぎを見出したのはそのころのことだった。Re:VISION 死後に命の河と一体化し、黒将に抗う顕のもとに現れ、その背中を押した。 アーケイド 搭乗機:トウジャCX(上操主) ベネズエラ軍所属。階級は少尉。トウジャの上操主を務める。女性。 軍規を至上とする徹底した冷酷なリアリスト。温情的なフィリプスとは馬が合わず、モリビト2号と対峙した時、操主・青葉に「上と下の息がバラバラ」と批判される。フィリプスとは最終的に完全に対立することとなる。Re:VISION 搭乗機:トウジャCX、ポーンズ どういう経緯をたどったのかは不明だが、セシル配下の最新型強化人間として登場。ストームの部下だが、反抗することも多い。 冷酷さと激情的な一面を併せ持ち、猪突猛進の戦闘を行う。相変わらず相手を見下した言動が目立つ。ルイ操るナナツーマイルドとの戦闘の際には自身の敗北を悟ると脱出し、トウジャをマイルドに組み付かせて自爆させた(結局、ナナツーマイルドを撃破することには失敗した)。 宇宙での戦闘ではポーンズに搭乗。トーキョーアンヘルと八将陣との戦闘に割って入り、キョムの母艦を目指す顕(黒将)操るモリビト1号と対峙。ここでもやはり旧式と侮り猛攻を加えるが、あえなく撃破され宇宙に散る。 フィリプス 搭乗機:トウジャCX(下操主) ベネズエラ軍所属。 アーケイドのパートナーとして下操主を務めるが、子供(広世)に銃を向け射殺することも厭わないアーケイドに不満を持つ。テーブルダストへと向かうモリビト2号・青葉のために上官であるアーケイドの命令を正面から否定し、銃を向けられるがエルニィに助けられ逆に取り押さえる。1991年(旧・エクステンド) 搭乗機:ナナツーウェイ(上操主) 幾人かの部下を引き連れ、南米を制圧した「キョム」に対してレジスタンス行動を取っている。「隊長」と呼ばれ、それなりの信頼もあるようだ。 28歳、彼女ナシだが、面倒見の良い兄貴分として広世らに接している。
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