ベネズエラ期(1947 – 2020)
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「コラード・ガルツィオ」の記事における「ベネズエラ期(1947 – 2020)」の解説
1947年、ガルツィオはベネズエラに移住する。新しい国における先駆者としての最初の数年間は、熱気に満ちたものであった。マラカイボの音楽アカデミーで教鞭をとり、サンクリストバルでは州立音楽院の院長を務めた。カラカス滞在中、ガルツィオはコンサートや音楽関係者の国際的交流の場として、イタリア音楽院とモンテ・サクロ文化センターを設立した。世界で最も古い音楽機関の一つであるサンタ・チェチーリア・アカデミーの著名なイタリア人の仲間たちも、彼の呼びかけに対し協力した。彼らの協力による演奏によって音楽院は名声を得、これらの音楽家と共にコンサート活動に情熱を傾けた彼は、世界の舞台で活動するようになる。モンテ・サクロ文化センターは、現在もカラカス市立交響楽団の活動を主催している。 1952年、彼はラジオ番組「Temas con Variaciones」 を設立。テレビの出現とともに、最も影響力のある国営テレビチャンネルでも生放送されるようになった。Temas con Variacionesは全国に広まり、マエストロ・ガルツィオが指揮する様々な室内楽のライブコンサートを放送した。また、文化や時事問題に関して、ヨーロッパやアメリカの著名人に対するインタビューも紹介した。ラジオ・キャピタル・カラカスは、現在もTemas con Variacionesを放送しており、アンドレス・ベロ大学のアイナル・ゴヨ・ポンテ教授が編集を担当している。継続的な活動を行い続けた結果、この放送は、この国で最も古く有名な文化の一つとなっている。
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