クルスニク一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 08:34 UTC 版)
「テイルズ オブ エクシリア2」の記事における「クルスニク一族」の解説
初めてマクスウェルを召喚し、断界殻(シェル)生成に関わったとされる創世の賢者ミラ・クルスニクと、そのまわりに集った13人の者たちの末裔。主にエレンピオス側の子孫のことを指す。
※この「クルスニク一族」の解説は、「テイルズ オブ エクシリア2」の解説の一部です。
「クルスニク一族」を含む「テイルズ オブ エクシリア2」の記事については、「テイルズ オブ エクシリア2」の概要を参照ください。
クルスニク一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 08:34 UTC 版)
「テイルズ オブ エクシリア2」の記事における「クルスニク一族」の解説
ヴィクトル (Victor) 声 - 近藤隆 男性 / 30歳 / 身長170cm / 武器:双剣、ハンマー、双銃、槍 / 戦闘タイプ:銃剣槌士 エルの父親。クランスピア社最強のエージェントの称号である「ヴィクトル」を名乗っている仮面の男。 ルドガーと同じ三種の武器を扱い、「フル骸殻」の発動も可能としている圧倒的な戦闘能力の持ち主。プロローグにて、謎の追っ手からエルを逃してからの行方は不明。非常に料理上手で、彼の作るスープはエルにとっての「一番」。エルの言葉からは、非常に親バカで娘に甘く、手編みの手袋などをプレゼントしたりしていたことが語られる。 本名は「ルドガー・ウィル・クルスニク」。分史世界No.F41DBの存在であった為に「カナンの地に辿りつくことができなかった」ルドガーであり、カナンの道標のひとつ「最強の骸殻能力者」。正史世界のルドガーと同じように20歳の時に、別の分史世界から来た菫色の瞳のエルと出会い、ジュードたちと共に分史世界を探索するも、何らかの選択によってカナンの道標「最強の骸殻能力者」と引き換えに彼女を失った(そのエルが最期にルドガーに向けた目は憎悪に満ちていたとのこと)。エルの犠牲によって全ての道標を集めたものの「カナンの地」は出現せず、自分たちの世界もまた分史世界であった事を悟り絶望。生きる気力を無くしクランスピア社のエージェントから退きジュードたちと疎遠になったが、ラル・メル・マータと出会った事で再び生きる意味を見出し、彼女と結婚し自分の娘であり正史世界のルドガーと行動を共にする「エル」を授かる。 しかし誕生した娘のエルが「クルスニクの鍵」であった事が発覚し、父ビズリーはその能力を利用しようとし、かつての仲間たちも自分達の世界を守るために赤ん坊の娘を正史世界への交渉材料に使おうとしていた。兄ユリウスだけは間に立ってくれてはいたが結局ルドガーの身を案じることを優先としていた為、最愛の妻が身を削ってまで生んでくれた愛娘を利用しようとするもの全てに怒りを露わにし、骸殻能力によって父・兄・仲間たちを虐殺した(ガイアスのみ辛うじて生き延びたが、重傷を負い立つこともままならない体となってしまった)。その後ビズリーから「ヴィクトル」の称号を継ぎ、クランスピア社の社長に就任したが、この頃から分史世界No.F41DBを構成する「時歪の因子」に憑依されている。 骸殻が大きく損傷したような外見なのは度重なる激戦によってできた傷であり、既に肉体は時歪の因子化が重度に進行してしまっている。そのため、「正史世界の人間としてエルとともに生まれ変わる」という目的を抱き、正史世界の自分と成り代わるために、エルを彼女の能力で正史世界に送り込み、正史世界のルドガーを自分のもとに連れてくるように仕向けた。 最後のカナンの道標を求めて分史世界No.F41DBのウプサーラ湖のエルの家に赴いたルドガー達と遂に対面し、彼らに食事を奢って歓迎するが、直後に自分の目的と自分が時歪の因子であると同時に最後のカナンの道標である事を告げ、ルドガー達に襲い掛かる。敗北後はルドガーに倒されあるいは自らルドガーの槍に貫かれ、ルドガーにエルを託し、証の歌を口ずさみながら絶命した。その最期はエルに取って大きな爪痕を残す事になり、エルに重大な選択をさせるきっかけとなった。また、彼女を正史世界に送り込む際に手渡した時計はルドガーの時計に反応して消えていたが、カナンの地でルドガーの時計がビズリーに壊された為に出現し、ルドガーにフル骸殻を発動させる逆転の一手を作る事になる。秘奥義はルドガー同様「祓砕斬・零水」と「マター・デストラクト」。 『ザ レイズ』ではプレイヤーキャラに昇格している。 ラル・メル・マータ 声 - 伊瀬茉莉也 女性 / 20歳 エルの母親。クルスニク一族に連なるマータ家の出身。リューゲン商会の代表を務める才女で、エルの外見は母親譲り。 ルドガー(ヴィクトル)とは、彼がカナンの地に辿り着くことが出来ず全てにおいて無気力になっていた時に出会い、ルドガーと惹かれあいやがて結婚。娘のエルが生まれるが出産の後に身体が弱くなってしまい、もう子どもが出来ない体となった。しかし幸せの最中に、娘が「クルスニクの鍵」であった事が判明したことで状況は一変。あらゆる者たちが正史世界への交渉材料のために赤ん坊のエルの引き渡しを要求し始め、そのことに怒りを露わにしたルドガー(ヴィクトル)が、痺れを切らしてエージェントたちを率いて襲撃してきた父と、最後の交渉のために別荘に泊まり込んでいた兄や仲間たちを殺害したのを目撃してしまった。そのことで精神を病んでしまい、エルが幼い頃に病没した。 正史世界ではルドガーエンディングにのみ登場。 マルクス・オルタ・クルスニク 男性 レイアが勤務しているデイリートリグラフの出資者。飼い猫のユリウス・ニャンスタンティン三世を溺愛している。 クルスニク一族の末裔のひとりで、ユリウスとルドガーの母方の祖父。かつてはバクー家の執事頭として娘たちと共に仕えており、孫のユリウスからは「じいや」と呼ばれている。ルドガーの母が死んだ後はユリウスに依頼されて戸籍を操作し、ユリウスとルドガーを表向きには養子として引き取ったことにしていたが、ルドガーとは面識はなかった。孫たちの身を案じている。 コーネリア・ウィ・バクー 女性 ビズリーの妻で、クルスニク一族の末裔。旧姓は「コーネリア・ウィ・クルスニク」。ユリウスの母にして、ルドガーの母方の伯母にあたる。かつては父マルクスや妹クラウディアと共にバクー家に仕えており、7歳年下のビズリーの家庭教師を務めていた。22歳の頃、15歳のビズリーとの間にユリウスが誕生し、ビズリーが20歳になりバクー家を継いだ時に正妻として迎えられた。 エルより先代の「クルスニクの鍵」であったが、21年前にビズリーとクロノスとの戦いでその力を使い果たし、死亡した。 クラウディア・イル・クルスニク 女性 ルドガーの母で、バクー家のメイドとしてビズリーに仕えていたクルスニク一族の末裔。ビズリーの妻コーネリアの妹で、ユリウスの母方の叔母にあたる。ビズリーとの間にルドガーを身ごもるも、胎内写真で赤ん坊が時計を持つ骸殻能力者であることがわかり、息子が姉のようにビズリーに利用されるのを防ぐ為にバクー家から失踪し、父マルクスが用意した隠棲所でルドガーを出産した。 その後ルドガーと共に暮らしていたが、ルドガーが5歳の頃に息子と一緒にいたところを偶然ユリウスに目撃されてしまい、ユリウスを追っ手と勘違いして襲い掛かる。その際に咄嗟に抵抗したユリウスに誤って殺されてしまった。ルドガーは目の前で母が殺されたショックで、幼少期の記憶を失ってしまっている。 ミラ・クルスニク 女性 クルスニク一族の祖であり、現マクスウェルであるミラ=マクスウェルのモデルとなった人物。リーゼ・マクシアにおいて「創世の賢者」として伝わる2000年前の人間で、その正体はマクスウェルの召喚にはじめて成功した「歌声の巫子」と呼ばれる女性。性格は精霊に対しても物怖じせずはっちゃけていたようで、分史世界のアスカに「あんな女二人といない」と言わしめた程。マクスウェルに愛され、彼女もまたマクスウェルに好意を抱いていたらしい。 彼女や彼女の周りに集まった13人の者たちが「クルスニク一族」となり、原初の三霊に「オリジンの審判」の契約した。しかし、審判の中にある「どんな願いも叶える」という欲に眩み、精霊を道具として利用しようとする者たちに虐げられるようになり、そのことで人間に失望し審判の攻略は不可能と察したマクスウェルに「リーゼ・マクシア」に共に来るように言われたが、エレンピオスの人間を見捨てることを良しとしなかった彼女はそれを拒み、結果マクスウェルと決別する事となってしまった。 その後はエレンピオス側に残った一族のひとりと結婚したようだが、殻骸能力を行使し続けた上に欲に目を眩んだ者たちに虐げられ、最終的に夫に裏切られ死の淵に追いやられた。死ぬ寸前に史上初の「時歪の因子」と化し、「始祖分史」と言われる分史世界No.1の世界を構成するようになった。その分史世界はルトガーたちの時代でも存在し続けており、偏差も深度も正史世界とは限界数値以上にズレており、深度が「クロノス域」より深く沈んでしまっているため、正史世界からの侵入及び破壊は不可能となっている。彼女の意識は「時歪の因子」と化してなお残り続けているが、長い時を得て様々なものに憑依を繰り返しながら、いつか正史世界の者たちが「カナンの地」に辿り着くのを待つだけの存在になっている。
※この「クルスニク一族」の解説は、「テイルズ オブ エクシリア2」の解説の一部です。
「クルスニク一族」を含む「テイルズ オブ エクシリア2」の記事については、「テイルズ オブ エクシリア2」の概要を参照ください。
- クルスニク一族のページへのリンク