クリスマス島攻略作戦とは? わかりやすく解説

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クリスマス島攻略作戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 06:42 UTC 版)

那珂 (軽巡洋艦)」の記事における「クリスマス島攻略作戦」の解説

詳細は「日本軍のクリスマス島占領」を参照 3月末から4月初めにかけて那珂はクリスマス島攻略作戦に参加した3月15日第十六戦隊司令官原顕三郎少将3月10日まで第五水雷戦隊司令官)を指揮官とするクリスマス島攻略部隊正式に編成され3月31日攻略目指した。主隊/第十六戦隊名取長良)、警戒隊(司令官西村祥治少将第四水雷戦隊那珂、第9駆逐隊第1小隊峯雲夏雲》、哨戒艇2隻、球磨川丸、君島丸)、第24特別根拠地隊分遣隊補給部隊あけぼの丸)、さらに第16駆逐隊天津風という兵力部署であった攻略作戦中の3月31日早朝軽巡3隻(名取長良那珂)は水上偵察機投入して偵察哨戒対地支援攻撃行い、また那珂艦砲射撃おこなった午前8時、クリスマス島守備隊白旗掲げ警戒隊・輸送船は入泊して陸戦隊揚陸開始する20時30分天津風到着して対潜哨戒加わった日本の船団はアメリカ潜水艦サーモン発見され、その情報潜水艦シーウルフへと伝えられた。シーウルフ3月31日那珂に対して4本、4月1日名取に対して3本魚雷発射したが、これらは命中しなかった。シーウルフ4月1日には那珂に対して2度目雷撃行い残っていた魚雷2本を発射して1本を命中させた。4月1日18時4分、那珂第九駆逐隊第一小隊とともにクリスマス島北方海面哨戒中に雷撃を受け、右舷中央部缶室に魚雷命中一時航行不能となり2隻(天津風哨戒艇34号)が護衛した那珂名取曳航され、第九駆逐隊第一小隊天津風護衛バンタム湾へ向かった途中で那珂自力航行可能となり、4月3日昼過ぎバンタム湾に到着したクリスマス島攻略部隊4月3日名取バンタム到着をもって解散那珂夏雲峯雲4月2日附で除かれる)、四水戦那珂夏雲峯雲)は4月6日バンタム湾を経ちシンガポールへと移動した4月10日着後、西村司令官那珂工作艦朝日に托し、第四水雷戦隊旗艦駆逐艦夏雲変更して内地向かった。また艦隊の再編により第24駆逐隊海風江風山風涼風)は第一水雷戦隊転出第8駆逐隊朝潮荒潮、《大潮満潮5月15日除籍)が第四水雷戦隊編入された。那珂修理中の5月9日軽巡洋艦由良第四水雷戦隊編入された。5月20日、四水戦旗艦夏雲から由良変更される一方那珂6月3日シンガポール出発台湾馬公市経由して12日横須賀帰着15日附で第四水雷戦隊から除かれた。6月21日舞鶴市到着舞鶴海軍工廠での修理入った当時舞鶴海軍工廠は、秋月型駆逐艦2隻(秋月初月)、夕雲型駆逐艦複数隻、島風駆逐艦島風建造軽巡洋艦駆逐艦複数隻(薄雲大潮8月13日舞鶴着》、不知火9月3日舞鶴着》、初春11月6日舞鶴到着》。)等の修理整備工事抱えており、那珂修理改造その中でおこなわれた近代化改装にあたっては、5番主砲撤去され5番主砲位置には12.7cm連装高角砲1基が搭載された。小発動艇を4隻搭載中甲板以下の舷窓閉塞するなど、輸送作戦対空戦闘対応する改修実施して、その訓練従事する1943年昭和18年3月31日修理完成

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クリスマス島攻略作戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 06:06 UTC 版)

日本軍のクリスマス島占領」の記事における「クリスマス島攻略作戦」の解説

3月15日第十六戦隊司令官原顕三郎少将3月10日まで第五水雷戦隊司令官)を総指揮官とするクリスマス島攻略部隊制式編成され3月31日攻略目指した。主隊/第十六戦隊(同戦隊司令官少将名取長良)、警戒隊(第四水雷戦隊司令官西村祥治少将旗艦那珂〉、第9駆逐隊第1小隊夏雲峯雲〉、哨戒艇34号、哨戒艇36号球磨川丸、君島丸)、陸戦部隊〈第24特別根拠地隊分遣隊450名、第21特別根拠地隊砲員200名・12cm砲4・8cm高角砲4、第102建設部隊200名〉、補給部隊あけぼの丸)、さらに陽炎型駆逐艦天津風第二水雷戦隊、第16駆逐隊)という兵力部署であった。なお、再編され第十六戦隊には軽巡洋艦3隻(名取長良鬼怒)が所属していた。当初ニューギニア攻略部隊所属していた軽巡長良」は、軽巡鬼怒」(当時蘭印ニューギニア方面行動中)と入れ替わる形でクリスマス島攻略部隊編入される。これは「長良」が新編制される第十戦隊空母機動部隊警戒部隊旗艦内定しており、長期作戦計画には従事させられなかったからである。また第22駆逐隊皐月水無月文月長月)は陸軍第十六軍ジャワ第二次輸送任務終了後、主隊(第十六戦隊)への合流命じられた。 3月29日17時、第9駆逐隊夏雲峯雲)はジャワ島パンタム湾を出撃して対潜掃蕩実施19時に主隊(名取長良)と警戒隊は出撃した。日本軍攻略部隊は米潜水艦サーモン発見され位置通報されていたという。3月31日日本軍船団は0700にクリスマス島北方15浬に到達した。ところが同島に潜水艦1隻が存在していることが判明し軽巡3隻(名取長良那珂)はそれぞれ水上偵察機射出して対潜警戒にあたらせる同時に陸上施設爆撃させた。「那珂」も艦砲射撃おこなった。この時、潜水艦シーウルフ」 (USS Seawolf, SS-197) は、艦長フレデリック・B・ウォーダー少佐指揮下でクリスマス島沖合哨戒していた。 クリスマス島攻略そのものは、順調に進んだ日本軍抵抗受けずフライング・フィッシュ・コーブ上陸した午前8時、クリスマス島守備隊白旗掲げ警戒隊・輸送船は入泊して陸戦隊揚陸開始する捕虜中には2月27日撃沈された水上機母艦ラングレー運用長も含まれていた。9時49分、「那珂」は距離1000mから発射され魚雷3本回避し爆雷6個を投下して撃沈確実を報告したシーウルフは「将旗掲げた名取巡洋艦」に魚雷4本を発射し、1本命中と判断した実際命中せず)。シーウルフ爆雷攻撃に耐えながら、次の襲撃機会をうかがった20時30分駆逐艦天津風」(駆逐艦長原為一中佐)が到着して対潜哨戒加わった4月1日午前6時、「名取」(第16戦隊旗艦)は泊地北方20浬で跡1本を確認爆雷攻撃おこなった効果不明であったシーウルフからは名取(原少将将旗)と那珂西村少将将旗)の区別がつかず「昨日目標那珂)と目の前目標名取)が同一なのか」「損傷艦から健在艦へ将官移乗したのか」「日本人にもエイプリルフール風習があるのか」と混乱していた。シーウルフ魚雷3本発射魚雷1本命中と判断した実際命中せず)。18時4分、「那珂」及び第9駆逐隊夏雲峯雲)はクリスマス島北方海面之字運動行いながら哨戒していた。シーウルフはふたたび「那珂」を雷撃する。「那珂」より右70度距離700m地点から発射され魚雷1本(シーウルフは2本発射)が右舷中央部命中、「那珂」は一時航行不能となった。「天津風」と哨戒艇34号が「那珂」を護衛した1920分、「那珂」は右舷後方約6kmに浮上潜水艦発見してこれに発砲駆逐艦達が爆雷攻撃実施その後第36号哨戒艇20時30分撃沈確実を報告したシーウルフ猛烈な爆雷攻撃晒され、緊急浮上した際に駆逐艦艦名不明)と衝突しかけたという。 一方西村司令官は「那珂」の曳航第十六戦隊旗艦名取」に依頼する2130分、「那珂」は「名取」に曳航され、各艦(天津風峯雲夏雲)に護衛されてパンタム湾への退避開始した。また主隊と輸送船荷揚げ打ち切って退避開始した2230分、「球磨川丸」は第36号哨戒艇護衛され燐鉱袋詰42トン積んだ君島丸」は第34哨戒艇護衛されそれぞれ泊地出発した。「那珂」は「名取」に曳航されてジャワ島バンタム湾へ退避したが、途中で自力航行可能となった。この時、蘭印部隊指揮官高橋伊望中将バンタム湾に停泊していた救難船「静波丸」と第22駆逐隊第2小隊長月水無月)に「那珂救援命じていたが、「那珂自力航行可能により「静波丸」の随伴取りやめ、2小隊長月水無月)のみ合流した4月3日午後1時40分、「那珂」はパンタム湾に到着した。またクリスマス島攻略部隊4月3日午前9時30分の名取バンタム到着をもって解散するシンガポール応急修理したのち日本本土回航された「那珂」は、舞鶴海軍工廠本格的に修理することになった。「那珂」は6月15日附で第四水雷戦隊から除かれ、同戦隊旗艦長良型軽巡由良」が務めることになった

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