長良型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 05:17 UTC 版)
「5500トン型軽巡洋艦」の記事における「長良型」の解説
魚雷を53cmより61cmに強化した型。航空兵装は木曾と同様の設備を有した。1929年(昭和4年)に五十鈴での一ヶ月の実験を終えた萱場式艦発促進装置は由良に移設され、1933年ごろまで試験を兼ねて使用された。また1930年(昭和5年)には鬼怒が火薬式カタパルトを実験目的で装備している。鬼怒での1年間の実験後1931年(昭和6年)に同装置は神通に移設された。装備位置はすべて艦橋前の滑走台上である。鬼怒~神通に装備されたカタパルトは後に実用化されるタイプの原型であった。呉式二号三型改一として実用化された火薬式カタパルトは1932年~34年にかけて各艦の5番主砲と6番主砲の間に装備され、艦橋前の滑走台は実験中の試作カタパルトとともに廃止された。由良はそれに先立つ1928年(大正15年)に水上偵察機1機を初めて搭載、1927年(昭和2年)度には潜水艦隊旗艦となり、軽巡洋艦として初めて水上機を常時搭載した。
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