エル特急「わかしお」設定後
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「わかしお (列車)」の記事における「エル特急「わかしお」設定後」の解説
1972年(昭和47年)7月15日:総武本線東京駅乗り入れ(総武快速線開業)と房総東線蘇我駅 - 安房鴨川駅間の電化により、以下のように変更。特急「わかしお」を東京駅 - 安房鴨川駅間で運転開始。総武本線・外房線経由とし、下り6本、上り5本(このほか季節列車3往復、そのうち1往復は新宿駅発着でこの年の夏ダイヤに限って八王子駅延長)設定。下り「わかしお」9号は安房鴨川駅到着後、翌朝の上り「わかしお」2号となるまで、夜間留置のために館山駅まで往復することとなったが、これを回送列車ではなく普通列車として使用した。これが特急用車両の普通列車運用の初めとなった。 「そと房」を廃止し、新たに急行列車4往復による循環運転を再開。先に内房線を走って外房線に入るもの(左回り)を「なぎさ」、先に外房線を走って内房線に入るもの(右回り)を「みさき」とする(館山駅 - 安房鴨川駅間は普通列車)。急行用車両には地下線乗り入れ用のATC機器が搭載されなかったため東京駅には乗り入れできず、新宿もしくは両国発着となった。なお、これに先立つ5月27日に大網駅のスイッチバックが解消されていたため、電化前とは違い循環運転後は前後が入れ替わることになった。 この年の房総夏ダイヤでは臨時特急「わかしお」(1往復)、113系による臨時急行「みさき」「なぎさ」・快速「白い砂」(9往復)を運転。 1973年(昭和48年):房総夏ダイヤでは臨時急行「みさき」「なぎさ」を冷房搭載の113系1000番台とし、この年落成したサロ113形を組み込んで運転。 1975年(昭和50年)3月10日:循環運転を再び廃止し、外房線を走る急行列車3往復は「外房」に変更。また、「わかしお」は全て東京駅発着となる。 1982年(昭和57年)房総夏ダイヤで「わかしお」1往復を大船駅発着とする。大船駅への延長運転は1985年夏ダイヤまで実施された。 11月15日:「外房」など房総地区の急行列車を廃止し、「わかしお」に統合。新宿行き・両国駅発着列車を設定。 1985年(昭和60年)3月14日:新宿行きおよび両国駅発着の「わかしお」を全廃。また、一部列車でグリーン車連結を取りやめ。 1991年(平成3年)3月16日:ダイヤ改正により、以下のように変更。3月19日の特急「成田エクスプレス」運行開始に先立ち、東京駅 - 蘇我駅間を京葉線経由に変更。蘇我駅にすべての特急が停車。 東京発上総一ノ宮行き普通車全車自由席の「ホームタウンわかしお」が運転開始。途中の停車駅は蘇我駅・誉田駅・大網駅・茂原駅。 1993年(平成5年)7月2日:255系を投入し、「ビューわかしお」として運転開始(2往復)。同時に「わかしお」の一部列車を、勝浦駅 - 安房鴨川間で普通列車として運転。 1994年(平成6年)12月3日:「ビューわかしお」を2往復から5往復に増発。すべての特急列車が大網駅停車となる。上総一ノ宮発東京行き普通車全車自由席の「おはようわかしお」を運行開始。途中停車駅は茂原駅・大網駅・誉田駅・蘇我駅。 1995年(平成7年)12月1日:東浪見駅 - 長者町駅間、前年の御宿駅 - 勝浦駅間複線化により、蘇我駅 - 勝浦駅間の最高速度を95km/hから120km/hに引き上げ。 1998年(平成10年):この年の夏をもって「房総夏ダイヤ」を終了。 1999年(平成11年)12月4日:一部の「おはようわかしお」が誉田駅通過になる。 2000年(平成12年)12月2日:「おはようわかしお」が土休日も運行されるようになり、毎日運転となる。一部の「わかしお」が海浜幕張駅に停車するようになる。 2001年(平成13年)9月1日:行川アイランド閉園に伴い、行川アイランド駅は通過になる。 2002年(平成14年)9月30日:土気駅に一部の特急が停車。 12月1日:上総一ノ宮駅と大原駅にすべての特急が停車するようになる。土気駅に停車する特急が増え、一部の「ホームタウンわかしお」が誉田駅通過となる。また、エル特急の呼称を廃止。 2004年(平成16年)10月16日:ダイヤ改正により、以下のように変更。E257系を投入して「わかしお」として運転開始。 255系による列車を「ビューわかしお」、E257系による列車を「わかしお」に統一。これにより183系での運転は基本的になくなったが、車両運用の都合で同車両による代走運行も残る。 「おはようわかしお」「ホームタウンわかしお」を廃止。 すべての上り列車が誉田駅通過になる。 2005年(平成17年)12月10日:ダイヤ改正により、以下のように変更。列車名を「わかしお」に統一して「ビューわかしお」を廃止。 すべての列車が誉田駅通過となる。 東京発18時以降のすべての特急列車が土気駅に停車するようになる。 すべての特急が安房小湊駅に停車するようになる。 日中に上総一ノ宮駅発着、夜間に東京発勝浦行き、安房鴨川発東京行きの列車を1本ずつ増発。 E257系10両編成列車を大幅増加し、255系の運用は大幅に減少。 すべての房総方面の特急列車を全車禁煙化。 2007年(平成19年)3月18日:「わかしお」の下り列車の海浜幕張駅停車時間帯を拡大。 2010年(平成22年)7月17日:「房総夏ダイヤ」以来の臨時快速「白い砂」が復活。8月8日まで土休日に運転。 12月4日:茂原発の上り1本と上総一ノ宮駅始発の上り1本、上総一ノ宮行きの下り2本を土休日運休とする。土休日の運転本数が13往復となる。 2013年(平成25年)3月16日:「わかしお」の全列車が御宿駅に停車するようになる。 2014年(平成26年)3月15日:上総一ノ宮駅発着の上りの12・16号と下りの9・17号が廃止され13往復となる。車内販売を廃止。 2015年(平成27年)3月14日:下りの11号と上りの14号が廃止され12往復となる。一部列車の発着駅・普通列車運転する列車の見直し実施。 2017年(平成29年)3月4日:下りの3号、11号、19号、上りの12号、20号は255系の運転に変更。 2018年(平成30年)3月17日:指定席車両を増強、通勤時間帯にも指定席を設定。指定席での車内改札が原則省略となった。 2022年(令和4年)3月12日:ダイヤ改正により、指定席車が拡大(5両編成中3両、9両または10両編成中5両)。
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