エル特急「ホワイトアロー」「スーパーホワイトアロー」
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「カムイ (列車)」の記事における「エル特急「ホワイトアロー」「スーパーホワイトアロー」」の解説
エル特急「ホワイトアロー」は1986年(昭和61年)3月3日に千歳空港駅(現在の南千歳駅)・札幌駅 - 旭川駅間で運転を開始した。当初は千歳空港駅 - 札幌駅間に1往復、千歳空港駅 - 札幌駅 - 旭川駅間に1往復、札幌駅 - 旭川駅間に1往復の計3往復だった。千歳空港駅 - 旭川駅間の2・3号の途中停車駅は札幌駅のみ、その他は途中無停車であった。1986年(昭和61年)11月1日にはエル特急に指定され、大半の列車が苫小牧発着となった。途中の停車駅は千歳空港駅・札幌駅のみとされた。 1990年(平成2年)9月1日には785系電車が導入され、最高運転速度の引き上げによるさらなる速達性や、居住性・快適性の向上を実現した。同時に、列車名が「スーパーホワイトアロー」に、運転区間が札幌駅 - 旭川駅間にそれぞれ変更された(13往復)。2007年(平成19年)10月1日のダイヤ改正でエル特急「ライラック」とともに「スーパーカムイ」に統合され、廃止された。 廃止時点では、札幌駅 - 旭川駅間に1日17往復が運転され、朝晩を除く11往復は札幌駅から快速「エアポート」として新千歳空港駅まで直通運転を行っていた。停車駅は現在の「カムイ」・「ライラック」と同一であった。 列車名は、「白い矢」を意味する英語「ホワイトアロー (White Arrow)」が由来で、ノンストップ・直行便を示す矢を意味する英語の「Arrow」と雪の白色を表す「White」を組み合わせた造語である。「スーパーホワイトアロー」は特急列車の名称としてスーパーを冠した道内最初の例となった。 スーパーホワイトアロー(2002年10月4日 江別駅 - 豊幌駅間) 781系の代走による「スーパーホワイトアロー」(2004年6月 旭川駅)
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