うた‐うたい〔‐うたひ〕【歌歌い/歌▽唄い/歌謡い】
ウタウタイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 08:44 UTC 版)
「ドラッグオンドラグーン3」の記事における「ウタウタイ」の解説
「ウタヒメ」とも呼ばれる特殊能力者たち。ゼロを含めた6姉妹だとされている。ゼロの右目に咲く「花」の力によって生まれた彼女のコピーだが、外見や有している性格・記憶などは各自で異なる。「花」の力の代償として性欲が人一倍強いことに加え、身体の一部が異常発達しているという特徴がある。かつては圧政を強いる領主を討伐せんと世界各地を旅していたが、それが終わった現在はそれぞれが海・山・森・砂漠の国と教会都市を治めている。 ワン 声 - 田中理恵 額にⅠの痣がある赤い瞳の少女。その容姿は『DOD1』に登場した少女「マナ」に酷似している。ウタウタイ姉妹の次女で教会都市を治めている。真面目で正義感が強く、また理知的で思慮深い性格。それ故に姉妹の中で唯一、ウタウタイという存在に対して疑念を持っていた。また基礎を身に付けることで応用も自由にこなす万能の天才でもあり、トウからは「料理の腕前は姉妹一」と絶賛されていた。自身の欲求を解消するためだけの存在とすら言える「使徒」を従えることに対してあまり肯定的ではなく、そのためウタウタイの中で唯一使徒を持っていない。ただ代わりとして自身の分身となる弟を生み出しており、彼が使徒の役割を担っているようだった。 「花」の力の影響で異常発達しているのは五感。生活に支障が出てしまうレベルであり、教会地下の図書館のような静かで人気の無い所で過ごしていることが多い。 従える天使は対ドラゴン用に魔獣化させた黒いドラゴン「ガブリエル」。分岐によっては「歌え」の号令の下、ゴーレムに似た天使「アブディエル」を操る。 トウ 声 - 斎藤千和 額にⅡの痣がある青い瞳の少女。ウタウタイ姉妹の三女で砂の国を治めている。 明るく快活で誰ともすぐに打ち解けられるムードメーカーで心優しい少女。自国にいる多数の孤児たちの面倒を率先して見ており、彼らから懐かれていると同時に彼女も彼らをとても大切にしていた。ウタウタイの中で唯一使徒と良好な関係が結べており、自身の使徒であるセントとは相思相愛の仲。また姉妹の中では特に料理好きであり、モンスターを食材として加工することもできる。 「花」の力の影響で異常発達しているのは筋力。その華奢な体格からは想像もできないほどの力が出せてしまい、何かに触れるときは壊してしまわないよう細心の注意を払っている。 従える天使は「踊れ」の号令で召喚される青く輝く二体の巨人「エグリゴリ」。分岐によっては「祝福せよ」の号令の下、ドラゴンすら死に至らしめる毒を放つ蜘蛛型天使「ラファエル」を召喚する。 なおゲーム本編ではプロローグを除くと全ての場面で既に精神を壊してしまっており、上記したような彼女本来の姿は前日譚を描いた作品(公式小説や追加シナリオなど)でしか見ることができない。 スリイ 声 - 能登麻美子 額にⅢの痣がある紫の瞳の少女。ウタウタイ姉妹の四女で森の国を統治している。常に無気力かつ気怠げで、興味の無いことにはとことん無関心。他の姉妹のことはもちろん、森の国の統治にすら関心が無いという様子を見せている。その一方で興味があることには異常なまでの探究心と執着心を見せる粘着質な性分も持ち、興味のある対象の事を語るときのみ饒舌かつ早口になる。現在は人体や魔物を使用しての人形作りに執心しており、これはオクタが離反する原因にもなった。 「花」の力の影響で異常発達しているのは毛髪。非常に早く伸びるため頻繁に切る必要があり、常に持ち歩いている鋏を使い好きな場所で切っては放置している。なおきちんとした処理や手入れは使徒であるオクタに任せきりだった様子。 従える天使は「侵せ」の号令で召喚される無数の球体関節人形の姿をした「アルミサエル」。別の分岐では「贖え」の号令の下、エンシェントドラゴン「イズライール」を召喚する。 フォウ 声 - 竹達彩奈 額にⅣの痣がある碧の瞳の少女。ウタウタイ姉妹の五女で山の国を治めている。個性が強い姉妹たちの中では真面目で頭も良い常識的な優等生。しかしその内面には自身に対する激しい劣等感と周囲に対する嫉妬や憎悪を抱いているという、非常に歪んだ性格をしている。他の姉妹のことも尊敬すると同時に羨み妬んでおり、フォウの劣等感を直接煽ってくるファイブとは犬猿の仲。さらに不測の事態に弱く、かつ自己を正当化をしようとする意識が強い。そのため問題が起きると自分の都合のいいように物事を解釈して切り抜けようとしたり、自分の殻に閉じこもったりする。 他のウタウタイ同様に性欲は旺盛だが、抑圧された性格のせいで性行為に及ぶ事が出来ていない。そのため姉妹の中で唯一処女である。使徒であるデカートとは、その性癖を知ってからは目も合わさないという没交渉状態。さらに、それを放置プレイだとしてデカートが喜んでいることに腹を立てている。 「花」の力の影響で異常発達しているのは爪の伸び。これも彼女のコンプレックスの一つとなっており、格闘装具を使うのも爪を隠すためである。 従える天使は「防御(とじ)ろ」の号令で召喚される宙に浮かぶ巨大な城「アルマロス」。別の分岐では「おいで」の号令の下、魔獣化させたドラゴン「ゾフィエル」を召喚する。 ファイブ 声 - 伊藤静 額にⅤの痣がある金色の瞳の女性。ウタウタイ姉妹の六女で海の国を治めている。自信家かつ強欲。何でも欲しがるものの、手に入れた途端に興味をなくしてしまう。しかし交易が盛んな海の国ではそれが功を奏し、彼女が飽きたものを売って新しい物を買うという売買が成立している。また呆れるほど性力旺盛であり、その欲情をゼロに向けることも。しかし不感症であり、テクニックはまるで無い。なお性欲以外に食欲も旺盛で、ゲテモノ料理なども臆さず食べる。 物事に貴賎なく取り組むという気質の持ち主であり、例え質が低いものでも手を加えればよくなるかもしれない、と考えている。飽きっぽい性格と合わせて、主に過程を楽しむタイプといえる。一方で自分を悪く評さないため、ディトからは「問題の理由を外に求めている」と評される。 「花」の力の影響で異常発達しているのは胸。一般女性より成長が早く、それが未だ続いている。豊満な肉体は彼女にとって自慢であると同時に、フォウから嫉妬され蔑視される要因ともなっている。 従える天使は「いでよ」の号令で召喚される巨大なカニの姿をした「ファヌエル」。別の分岐では「蠢け」の号令の下、無数のゾンビ型の天使「ガルガリエル」を召喚する。 ワン(弟) 声 - 井口祐一 ワンの肋骨から生み出されたもう一人のワン。その存在は秘匿されており、ゼロはもちろん他のウタウタイたちも感知していなかった。ワンと瓜二つの外見をしており、生みの親であるワンのことを「姉さん」と呼んでとても慕っている。なおワンからは「弟(キミ)」と呼ばれており、明確な名前は与えられていなかったようである。ワンの死亡後、「ワン」を名乗るようになる。 A分岐にのみ登場し、他の分岐では生死はもとより存在していたかも定かではない。ただ、ワンがワン(弟)を生み出したのはゼロによる教会都市襲撃の前であること、そしてD分岐において「『花』の脅威は去った」ということが語られていることから、存在はしていたが何某かの要因で死亡している、という可能性が高い。 ゼロを殺害した後に姉と姉が好いていたドラゴン「ガブリエラ」を讃えるための組織、「天使の教会」を興し、初代宗主となる。後に追放されるがそこで子を儲けており、この血筋が後の宗主たちや、『DOD1』に登場した双子、「セエレ」と「マナ」へと続く。なお彼の血族は赤目の病に感染せず、逆に彼らを操ることができる。 『死ニ至ル赤』の主人公でもあり、こちらでは「天使の教会」を追放された後の彼の物語が描かれている。
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