イージスシステム
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イージスシステム(英語: Aegis System)は、アメリカ海軍によって、防空戦闘を重視して開発された艦載武器システム。正式名称はイージス武器システムMk.7(AEGIS Weapon System Mk.7)であり、頭文字をとってAWSと通称される[1]。防衛省ではイージス・システム、イージスシステムの両方の表記を使用している[2][3]。
注釈
- ^ タイコンデロガ級では、18個の目標と同時に交戦できるといわれている。
- ^ 独・蘭・西(後に脱退)共同開発のタレス対空戦システムと、英・仏・伊共同開発のPAAMS。
- ^ なお、RCA社は1986年にGEエアロスペース(ゼネラル・エレクトリックの航空宇宙部門)に買収されたが、GEエアロスペースは1992年にマーティン・マリエッタに売却された。1995年以降はマーティン・マリエッタとロッキードが合併して誕生したロッキード・マーティンが権利を有している[12]。
- ^ キース・ダグラス『ハルマゲドン・モード』、かわぐちかいじ『ジパング』など。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Friedman 1997, pp. 116–119.
- ^ 解説 イージス・システム搭載護衛艦派遣の意義
- ^ 2 イージスシステムに係る特別防衛秘密流出事案
- ^ a b c d e f g 藤木 2006.
- ^ 大熊 2006, pp. 323–329.
- ^ 野木 2010.
- ^ a b Friedman 2004, pp. 219–224.
- ^ a b c 大熊 2006, pp. 41–44.
- ^ a b Friedman 2004, pp. 224–225.
- ^ a b c 大熊 2006, pp. 46–57.
- ^ a b Flanagan & Sweet 1981.
- ^ a b 野木 2007.
- ^ 大熊 2006, pp. 76–83.
- ^ 大熊 2006, pp. 58–61.
- ^ a b 野木 2008.
- ^ Friedman 1997, pp. 374–375.
- ^ a b c d e ロッキード・マーチン 2010.
- ^ DOT&E 2016.
- ^ 「日米韓BMD海上部隊の全容」『世界の艦船』第874号、海人社、2018年2月、21-39頁。
- ^ 野木 2011.
- ^ a b 大熊 2006, pp. 36–41.
- ^ 池田 2020.
- ^ 海人社 2021, p. 23.
- ^ 山崎 2016.
- ^ a b c d e f g h 岡部 2006.
- ^ a b c Wertheim 2013, pp. 848–849.
- ^ a b Edward J. Walsh (2013年2月). “Naval Systems - Planning Firms Up for Aegis Baselines” (英語). 2013年6月9日閲覧。
- ^ 「まるごと分かる!イージス艦最新事情」『J Ships』第52号、イカロス出版、2013年6月、12-42頁。
- ^ Bill Bray (2011年4月11日). “Surface Navy Combat System Development Update” (PDF) (英語). 2013年6月9日閲覧。
- ^ Integrated Combat Systems (IWS 1.0) (2011年). “NDIA 2011 Integrated Warfare Systems Conference” (PDF). 2013年7月16日閲覧。
- ^ a b 香田 2018.
- ^ a b c 野木 2009.
- ^ a b 山崎 2010.
- ^ a b c d Rourke 2016, p. 4.
- 1 イージスシステムとは
- 2 イージスシステムの概要
- 3 バージョン
- 4 ミサイル防衛
- 5 参考文献
- 6 関連項目
イージス戦闘システム (ACS)
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「イージス艦」の記事における「イージス戦闘システム (ACS)」の解説
イージス艦においては、防空用のAWSを中核として、対潜戦・対水上戦・対地火力投射などの各種戦に対応できる様々なシステムが接続され、ひとつの高度なシステム艦として構築されている。このことから、イージス艦が搭載する戦闘システム全体を指してイージス戦闘システム(AEGIS Combat System, ACS)と総称する。このような高度なシステム構築が実現した背景には、イージス計画のプログラム・マネージャーであったウェイン・E・マイヤー大佐(計画途中で少将に昇進)がそのまま建艦計画の権限を握るという、リーダーシップの一貫性があった。 AWSの核心であるSPY-1レーダーの多機能性と、ACSの要であるVLSの複合戦対応性とがあわさることで、ACSは複合機能・複合戦闘システムと称するべきものとなった。アメリカ海軍のイージス艦の場合、防御用のAWSとともに、攻撃用のトマホーク武器システム(TWS)が搭載され、戦闘力の二本柱となっている。 この結果、(AWSが得意とする)防空以外の各種戦についても特に弱体ということはなく、例えばAN/SQQ-89統合対潜戦システムと哨戒ヘリコプターを兼ね備えたアーレイ・バーク級フライトIIAについては、2010年代の時点で世界最高の対潜艦であると評されている。
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