AN/SPY-1
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 17:26 UTC 版)
AN/SPY-1は、アメリカ合衆国がイージスシステム用に開発したフェーズドアレイレーダー。八角形のパッシブ・フェーズドアレイ・アンテナを4面、固定式に設置して、多数の目標を捜索・捕捉・追尾するとともに、艦対空ミサイルの誘導にも関与する多機能レーダーである[1]。製造はロッキード・マーティン社(当初はRCA社)[2]。
注釈
- ^ フレドリク・S・ウィシントン少将は、海軍武器局 (BuOrd) の最後の局長を務めたのち、在日米海軍 (CNFJ) 司令官を経て1961年に退役していたが[6]、ポール・ニッツェ海軍長官の決断によって現役復帰し、グループリーダーに任ぜられた[5]。
- ^ この施設はハイウェイ(ニュージャージー・ターンパイクおよびI-295)から見えることもあって、「トウモロコシ畑の巡洋艦」(Cruiser in the cornfield)、「ランコカス号」 (USS Rancocas) などと通称されて、地元の名所となっている[8]。
- ^ a b アメリカ合衆国の国立暴風雨研究所 (NSSL) では、海軍の退役艦から撤去されたSPY-1Aのアンテナを流用した気象レーダーを製作し、2003年より運用している。これはアンテナ1面構成となっており、レドームに収容されている[13]。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k 大熊 2006, pp. 35–41.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Friedman 1997, pp. 374–375.
- ^ a b c d e f g h Streetly 2005, pp. 157–158.
- ^ a b c d 大熊 2006, pp. 41–44.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 大熊 2006, pp. 46–57.
- ^ U.S. Naval Institute. “Withington, Frederic S., Rear Adm., USN (Ret.)”. 2021年4月1日閲覧。
- ^ a b c d e 大熊 2006, pp. 69–84.
- ^ a b 野木 2007.
- ^ a b 木下 1991.
- ^ 山本 2003.
- ^ 井上 2020.
- ^ a b 池田 2020.
- ^ NSSL (2009年3月). “National Severe Storms Laboratory - Phased Array Radar Technology” (PPT) (英語). 2012年8月11日閲覧。
- ^ Polmar 2013, pp. 140–146.
- 1 AN/SPY-1とは
- 2 AN/SPY-1の概要
- 3 採用国と搭載艦
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