ばら組
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「クレヨンしんちゃんの登場人物一覧」の記事における「ばら組」の解説
これ以外にも、大会などの際に1回限りの園児(とくにソフトボール大会やサッカー大会など、特定のイベントに特化した能力を持つ園児)が登場する事が多い。 河村 やすお(かわむら やすお) 声 - 大塚智子(第21話Cパート~)(1992年9月21日~) いわゆるガキ大将であだ名は「チーター(河村)」。他の園児とは異なり青のスモックを着用せず、常にヒョウ柄のランニングシャツを着ている(運動会の騎馬戦では帽子までヒョウ柄であった)。 サッカーやマラソン等、全般的に運動能力に優れているが、しんのすけの強運には勝てず(大抵はしんのすけのマイペースに呑まれることがほとんどである)、ひまわり組との対決ではほぼ負けている。自ら勝負を仕掛ける割には、結局散々たる結末になることがほとんどである。基本的に横暴な性格だが、卑怯な手は用いずに勝負を挑むタイプ。アニメでは実は寂しがり屋という設定もある。まつざか先生の影響によりひまわり組を馬鹿にする発言が多いが、特段嫌っているわけではない為ひまわり組と一緒に行動することも多い。体育祭の徒競走ではしんのすけに負けていたが、しんのすけが勝利を捨てて転んだマサオを助けに向かった時には、逆転勝利を捨てて一緒に駆け寄り介抱して皆で一緒にゴールしたり、ふたば幼稚園の園庭を独占しようとするサッカーチームと対戦する時はひまわり組のメンバーと協力して試合に臨むなど、ひまわり組とは完全な不仲ではない。また、しんのすけの勝負強さも認めている。ひまわり組とバラ組とクラス単位の対戦となる際(コートの取り合い等)で、しんのすけがラスボス的存在となる際に『先生』(例:形氷杉夫(かたこりすぎお))に「こいつ(=しんのすけ)は要注意ですよ。」(=侮らない方が良いを意味)と耳打ちするほどである。 当初の登場シーンではまつざかのテーマBGMと同じBGMが流れていた。当初しんのすけからは「チーターさん」と呼ばれていたが、現在は通称を間違えられたり(「ターキー井上」「セーター」「ヒーター」「モーター」「ヘリコプター」「バンカー」「シーサー」など)、存在そのものを忘れられたりしている。さらには、しんのすけと運動会の組対抗リレーで知り合った当初は「カバムラくん」と本名ですらも間違えられている。その他、ひまわり組の部屋に入った際にしんのすけに「新入生だ」と忘れられた存在として扱われた事も。 登場回数は多くないが、アニメ初期から登場しており劇場版にも登場した。家族は母親と犬の「ジャクソン(アニメではクリントン)」が登場している。また原作初期(単行本未収録回)には「中学で陸上部に所属している兄がいる」という発言もあった。 アニメではひとし、てるのぶと一緒に登場することが多い。同じ組のかなに惚れており、向こうも惚れていると思い込んでいたが、実は動物好きなだけでヒョウ柄のシャツに興味を示されていただけであり、後にヒョウのコスプレをさせられてマサオにまで笑われるという結果となった。 ひとし 声 - 志乃宮風子(第19話Bパート)→横山智佐(第65話Cパート〜)→天田有希子(2007年)→永澤菜教(2009年~) 原作では3巻、アニメでは「決闘しちゃうゾ」(1992年9月7日放送)から登場。刈り上げ(ツーブロック気味)の髪型をしたいじめっ子で、よくコンビのてるのぶと共にマサオをいじめている。故意ではないものの頻繁にしんのすけに泣かされている。同じばら組の園児である河村と一緒に登場する時もある。小学校時代を描いた『エンピツしんちゃん』でも登場するが、幼稚園時代とは変わって意地目鯛太郎にいじめられている。 てるのぶ 声 - 白石文子(第19話Bパート)→白鳥由里(第65話Cパート〜)→山口眞弓(2007年)→瀧本富士子(2009年~) 原作では3巻、アニメでは「決闘しちゃうゾ」(1992年9月7日放送)から登場。太ったいじめっ子で、コンビのひとしと共にマサオをよくいじめていた。ひとし同様河村と一緒に登場する時もある。限定販売されたもえPのハンカチを持っていたため、風間からとても興味を持たれた事がある。 メグミ 声 - こおろぎさとみ(第82話Bパート~)(1994年1月24日~) マサオが惚れているピンクのリボンをした女の子。5歳。血液型はA型。じゅんこ(声 - 麻見順子)という友達がいる。 原作では7巻、アニメでは「マサオくんの恋だゾ」(1994年1月24日放送)で初登場。 マサオが一目惚れしラブレターを書いた相手。その際、恥ずかしさのあまり代わりにしんのすけに届けさせたが、しんのすけは名前が同一で別人の「メグミ」にラブレターを渡してしまい、恋は実らなかった。アニメ版ではラブレターに差出人の名前が書かれておらず、しんのすけもマサオからのラブレターである事を伝えなかったため、しんのすけが書いた物だと勘違いされ、しんのすけと一緒にシーソーに乗ってしまう。それを見ていたマサオは「お名前書いとけばよかった」と悔やんでいた。 その後も「ナンパの道はきびしいゾ」など、初期のエピソードではたびたび登場している。 ミホ 声 - 阪口あや 惚れやすい性格で、しんのすけにラブレターを渡しデートする(アニメでは最終的にしんのすけは好意を抱く節を見せていた)が、しんのすけのデリカシーのなさに呆れ振ってしまう。翌日にはボーちゃんにもラブレターを渡していた。別の話ではマサオや園長にも惚れていたが、その翌日にはしんのすけに惚れ、再びラブレターを渡そうとする。しかし風間にはラブレターが来ないため「なんで僕には来ないんだ」と嘆いていた。メグミ同様、初期のエピソードに度々登場している。 宇集院 魔朱麿(うじゅういん ましゅまろ) 声 - 森田チアキ(現:森田樹優) 宇集院家の御曹司。大金持ちの温室育ちのため、非常に我儘でキザな性格。母親も高飛車であり、その影響を受けている様子。登場頻度は低いが、初期から現在の『新クレヨンしんちゃん』まで登場している。 初登場時にはネネに毛虫を突き付けて嫌がらせをし、しんのすけにも同じ行為をするも、逆に犬の糞を突き付けられた(アニメ版では突き付けた毛虫がしんのすけの頭に乗っかっても物怖じしなかったことに驚いて逃げ出した)際に転倒し、膝をすりむく。この後、野原親子は宇集院家に謝罪に赴くも、母の態度にみさえが激怒したことで母親同士のケンカに発展。一方で魔朱麿はしんのすけと仲直りしていた。アニメ版では魔朱麿がしんのすけに謝るシーンが追加され、2人が仲直りしたことで、みさえが宇集院に対し「子供のケンカに親が出る必要はありませんね」と嫌味を言う追加シーンも描かれている。 英会話教室の体験入学でしんのすけと再会したが忘れられており、名前を言うと「宇宙人アルマジロ」と呼ばれた。なお、それぞれの母親も同席していたが、しんのすけと魔朱麿は仲良しであるものの、魔朱麿の母親がみさえに嫌味を言ったことで舌戦となり、母親同士は不仲である様子(魔朱麿の母親がみさえに(しんのすけに英会話させるのは)「豚に真珠」としんのすけを暗に貶し、しんのすけが魔朱麿の母親に「おばさんにダイヤ」と言い返したことで舌戦は終息)。 「野原刑事の事件簿」では、お小遣い欲しさにチンピラ風の男と組んで誘拐をでっちあげ、母親から身代金をせしめようとした(男からも「とんでもないガキ」と呼ばれた)。その際、犯罪者たちの取引現場に出くわしてしまい殺されそうになるが、しんのすけの登場によって救われる。その後、真実を知った母親からお仕置きを受けた。名前は宇集院魔朱麿だったが、顔は前述のひとしになっていた。 『新クレヨンしんちゃん』では、しんのすけに対抗意識を燃やすという面も見られた。 秋風 舞(あきかぜ まい) 声 - 浦和めぐみ アニメ初期に登場。しんのすけ同様下膨れ気味の顔に太い眉毛が特徴。神経衰弱が得意で「天才トランプ少女」としてテレビに出演しており、その翌日にばら組に転入してきた。品のある女性を意識して「〜とう存じます」と独特の口調で話す。ひまわり組と神経衰弱で対戦したが、しんのすけのマイペースに振り回された挙句、ボーちゃんに負け号泣した。以後も初期のエピソードではたびたび登場していた。 水戸アナ(みとアナ) 『新クレヨンしんちゃん』vol.84にて登場。重い病気のお姉さんを元気付けようとしんのすけとお笑いをした。 高飛車 ちさ子(たかびしゃ ちさこ) 『新クレヨンしんちゃん』vol.178にて登場。児童部門最高峰のバイオリニスト。高飛車な性格で、音楽会の演奏でバイオリンがない事が分かった際はチーターの胸倉を掴んでいた。音楽会当日はバイオリンではなくトライアングルを演奏していた。
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