てつがくとは? わかりやすく解説

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哲学

読み方:てつがく

哲学とは、人間存在宇宙道徳知識真理などについて深く考察する学問である。その起源古代ギリシャ遡りソクラテス、プラトン、アリストテレスといった哲学者活躍した。哲学は、論理的思考批判的思考を養うための手ともされている。 哲学は大きく分けて形而上学認識論倫理学美学論理学などの分野存在する形而上学宇宙存在そのもの本質について考え分野であり、認識論知識真理性質について研究する倫理学道徳や行動の規範について、美学は美や芸術について、論理学論理的な思考推論方法についてそれぞれ考察する。 哲学は、科学宗教芸術など他の学問分野とも深く関連しており、それらの基礎形成する役割果たしている。また、哲学的思考日常生活においても、自己理解意思決定問題解決の手助けとなる。

哲学

読み方:てつがく

哲学(てつがく)とは、語弊恐れずわかりやすく言えば真理探究する知的営み」のことです。世界根源本質見極めるための知的探究的な取組み、および、その知的探究方法的進めるための学問です。

ただし、この「哲学は真理探究する知的営みである」という見解は、ある程度は妥当としても、決定的な定義ではありません。「哲学とは何か」という問い対す回答は、哲学的立場によっても微妙に異なり統一的見解見出せない、その意味では極めて哲学的な話題です。

哲学は、一般的には、《感覚的経験超越した形而上」の世界対象とし、概念論理とに依拠する時代文化などに左右されない普遍的な真理への到達目指す学問》として理解されます。あるいは、《世界あらゆる事象論理的に説明すること》である、ともいえるでしょう

哲学は英語では philosophyフィロソフィー)といいます。この語源ギリシア語の φιλοσοφία (philosophía)であり、もともとは「知を愛する」(loving knowledge)という意味の言葉です。このため、「哲学とは何か」という問いに対して今日でも「哲学とは知を愛す営みのことである」といった回答多く採用されています。はぐらかしのような趣もありますが、なにしろ「哲学とは?」の問いに対して確定的に言えることがこの語源だけなので致し方ありません。

哲学の「哲」の字は「明らか」「賢い」「聡い」といった字義あります。「哲学」という言葉明治初頭碩学西周が、《 philosophy =知を愛す学問=希哲学 → 略して「哲学」》 という流れ考案し定着した訳語として知られています。

学問としての哲学は、もっぱら思弁」によって、あくまでも論理性重視し誤謬臆見慎重に排除しつつ、物事本質迫ろうとする知的営みです。主な研究対象は「精神「神」「真理」といった、感覚的経験通じて直接的に捉えることのできない(=形而上の)対象です。その意味で哲学は、ほぼ「形而上学と言い換え可能です。とはいえ世界一切がっさい物質的な形而下の)存在として捉える哲学的立場もあり、一概に「哲学=形而上学と言い切ってしまうこともできません。

日常通俗的な場面では「人生哲学」や「経営哲学のような言い方で「哲学」の語が用いられます。こうした文脈用いられる「哲学」は、多分に個人組織長きわたって探究続けた末に到達した物の見方考え方」といったニュアンス込められ用いられています。人生哲学は、素朴に人生観と言い換えしまえる場合も多いとはいえその人見出したその人なりの真理であり、叡智であり、世界正しく認識するための思考体系ですから、やはり人生哲学も「真理探究する営み」であるといえるでしょう

てつ‐がく【哲学】

読み方:てつがく

philosophy訳語ギリシャ語philosophia由来し、「sophia(智)をphilein(愛する)」という意。西周(にしあまね)が賢哲愛し希求する意味で「希哲学」の訳語造語したが、のち「哲学」に改めた

世界・人生などの根本原理追求する学問古代ギリシャでは学問一般として自然を含む多く対象包括していたが、のち諸学分化独立することによって、その対象領域限定されていった。しかし、知識体系としての諸学根底をなすという性格は常に失われない認識論論理学存在論倫理学美学などの領域を含む。

各人経験に基づく人生観世界観また、物事統一的に把握する理念。「仕事に対しての—をもつ」「人生—」


てつがく 【哲学】

philosophy英)語源ギリシア語で「愛智」の意。西周が、賢哲希求する意味の周茂叔の文に基づき希哲学と訳し、それから哲学の語が定着したあらゆるものの根本原理究める学問紀元前〇〇年頃ギリシアに始まる。ヘレニズム・ローマ時代後期には宗教的傾向強くなり、超越的な神を求め、神による救い見出そうとするようになる中世にはキリスト教基調したものになり、教父哲学栄えた。だが中世後期にはキリスト教教義知識的に基礎づけられ得ないということ認められることになる。ルネサンス期になると、神は超越的なものではなく人間自身や自然のうちにも存在するとの考え出てくる。近代になるとカント道徳論や、実存哲学唯物論などが出てくる。東洋にはインドバラモン教仏教ヒンドゥー教などがそれぞれの哲学をもち、中国には儒学老荘思想が示す哲学があり、それらは日本にも伝来されて日本化した。なお日本現代には仏教哲学見るべきものがある。



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