そのほかの人物など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:50 UTC 版)
「3月のライオン」の記事における「そのほかの人物など」の解説
花岡(はなおか) 声 - 上田燿司 / 演 - 綾田俊樹 勤続45年の二海堂家の執事で穏やかな物腰の老紳士である。二海堂が子供のころから献身的に世話をしており、常に彼の体調や対局の結果を気に掛けている。二海堂に対して非常に甘く、二海堂に気づかれないようGPSで常に行動を監視するなどいささかやりすぎな面もある。好物は三日月堂の名物菓子・三日月焼き。 甘麻井戸誠二郎(あまいど せいじろう) 演 - 伊勢谷友介 あかり・ひなた・モモの実父。 身勝手で無責任な性格であり、口が回ることからその場しのぎで話を盛り、相手を絡めとる話術を得意とする。自身の浮気が理由で美香子と離婚し、川本家とは絶縁状態となっていた。相米二が入院した直後に川本家を訪れ、新しい家族との同居を提案する。あかりたちの情に訴えかけ川本家を振り回すが、零に度々阻止され、最終的にあかりとひなたから拒絶されると「関係ない人」呼ばわりをして立ち去った。 林田や野口がネットで調べた(誠二郎本人や妻がSNSなどで自己発信していた情報をつなぎ合わせた)情報によれば、同居を提案した理由は勤務先の中古車販売店で新たな不倫騒動を起こし解雇され、家族寮の退出期限が迫っていたため。また、現在の妻が病気である一方で別の女性との不倫関係がまだ続いており、病気の妻とその間にできた娘の世話を押し付ける意図があったとされる。調べた野口や林田からは「妻子捨男(さいしすてお)」と呼ばれる。 離婚に至るときも川本家と浮気相手の家庭に対して異なる内容を伝えており、あかりからは、話を盛り続けることでそれが真実だと自分自身で思い込んでしまう人物だと言われている。美咲の語りによると、最初は優しく真面目な人柄だったが一度躓くと精神的に脆く、塾講師として働いていたが保護者と揉めて突然退職を決め、その後は三日月堂の手伝いをするが続かず外に出ていくようになり、最終的に浮気に至ったとされる。 甘麻井戸の娘 誠二郎が現在の妻との間に儲けた、3姉妹の異母妹。 ミケ、クロ、シロ 声 - 花澤香菜(ミケ)、茅野愛衣(クロ)、久野美咲(シロ) 川本家で飼っている三匹のネコたち。ネコの本能の赴くまま四六時中食べ物を欲している。心の声は漫画でも日本語で記載、アニメでも川本家の面々の声を当てている声優たちが声を当てている。 フクちゃん 川本家の三軒先の大工の家で飼われている猫。日中居ない飼い主に代わり、川本家が餌やりを頼まれている。白い体毛でフクロウのような模様があり、登場する際は誰かをジーッと見つめている。夜中に赤ん坊のような声で鳴く。鳴き声は「ホギャアア」。フルネームは「フクタロウ」だが、略称して「フクロウ」「フクちゃん」と呼ばれている。 トラ 川本家で飼っているトラ模様の猫。あまり登場しない。撫でられるのが大好き。 将棋ニャー(しょうぎニャー) 声 - 野中藍(歩ニャー・と金ニャー・金将ニャー)、阿澄佳奈(香車ニャー・飛車ニャー)、井口裕香(桂馬ニャー・角ニャー)、白石涼子(銀将ニャー・王将ニャー) 劇中で将棋シーンが登場した際、将棋をあまり知らない読者(視聴者)のため、将棋の駒とその役割を擬人化ならぬ擬ネコ化し分かりやすくコミカルに説明するためのキャラクター。二海堂が将棋普及のために描いた絵本の登場人物である。 エリザベス 二海堂晴信の愛犬。ミニチュアダックスフンドに似た外見をしている。11歳(人間でいう65歳相当)。犬だが二海堂家、特に晴信に仕えている自覚が強く、晴信のことを(心の声で)「坊ちゃま」と呼び、身の回りの世話が役目(一日穏やかに過ごせるようにすること)。晴信を何より大切にしており、零に対し犯罪に近いような行動をしても「ご友人想い」と賞賛するなど、晴信に対してはかなり甘い。遊びに来た大型犬たちが晴信の将棋の研究を邪魔しないよう追い払ったり、晴信の甥っ子が来た時は晴信が寝込まないよう、自分が無理をしてでも気を引こうとしたりと、献身的に接している。晴信曰く「世界一愛らしい犬に違いないんじゃないだろうか」。 がんちゃん 声 - 中尾隆聖 柳原の友人。長年カメラマンを勤めていたが、棋匠戦が行われる前にリストラに遭った。 スピンオフ作品『灼熱の時代』にも登場。 マニー 三月町商店街の看板猫。初代〜三代がいる。初代は薬屋(くすりのマツダ)の裏に捨てられていた仔猫を拾った店主であるおばあちゃんに、招き猫と同じ柄だからとマニーと名付けられた。それ以来、柄や名前負けしない商売繁盛のご利益を生み、三月町商店街の看板猫となる。また、二代目マニーもマツダさんが引退して引っ越した先の息子宅のリフォーム屋を大繁盛させる。その後、二代目マニーは八百屋に引き取られ、八百屋ももれなく商売繁盛となる。そして三代目マニーのころには、三月町では幸運の猫として確たる地位を築き、倍率が32倍となった引き取り手抽選会で化粧品店が三代目マニーを勝ち取り、化粧品店もご利益を授かる。マニーのご利益には、開運・招福・金運・千客万来に女子力アップが追加された。 よし乃(よしの) 単行本16巻から登場。宗谷名人の祖母。京都で宗谷名人と同居している。夫はすでに他界している。かつてはピアノの先生だった。 年老いていく自身の身を案じたこともあり、女手ひとつでの子育てに行き詰っていた元教え子のたまこを、息子ともども自宅に招き入れた(他人と距離を置きたがる宗谷名人は反対したが、押し切った)。 西園たまこ(にしぞの たまこ) 単行本16巻から登場。よし乃の元教え子で、彼女や宗谷名人と同居している女性。ふくよかな外見をしている。よし乃は「たまちゃん」、宗谷名人は「たまさん」と呼んでいる。宗谷宅で、ピアノ教室を開いている。ひびきという息子がいる。 少女時代からピアノが得意で、音大入学を経てヨーロッパへ留学していたが、現地で妊娠した状態で帰国したため、勘当同然で家を追われた。その後、女手ひとつでの子育てに行き詰っていたところを、よし乃に助け出された。その後、レッスン料を折半する、家事を分担する、などの条件で宗谷宅に同居するようになった。
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