魔道書とは? わかりやすく解説

グリモワール

(魔道書 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/21 14:25 UTC 版)

グリモワール: grimoire仏語発音: [ɡrimwar][1][2])とは、フランス語魔術書物を意味し[1]、特にヨーロッパで流布した魔術書を指す。グリモワ、グリモアとも表記される。奥義書、魔導書(魔道書)、魔法書ともいう。類義語に黒本、黒書(black books)がある。


  1. ^ a b c 『新スタンダード仏和辞典』 大修館書店
  2. ^ 英語発音 [ɡrɪmwáːr], [ɡrìːmwaər], [ɡrìːmwaː]
    『リーダーズ英和辞典第2版』(研究社)と『ジーニアス英和大辞典』(大修館書店)に拠る。
  3. ^ a b Waite, Authur Edward. The Book of Black Magic. Weiser Books. ISBN 978-0877282075 
  4. ^ 版によっては Euphas, Metahîm, frugativi et appellavi. となっている。[1]参照。
    イタリア語版の『大奥義書』には Eloim Essaim, frugatiot ed appallavi と記載されているものがある。Il Grand Grimoire (pdf) pp.65-66 参照。
  5. ^ 澁澤龍彦の『黒魔術の手帖』では「エロヒムよ、エサイムよ、わが呼び声を聞け」という『黒い牝鶏』の呪文が紹介されている。
  6. ^ Davies (2009), p. 1.
  7. ^ a b ノーマン・コーン 『魔女狩りの社会史 ヨーロッパの内なる悪霊』 山本通訳、岩波書店
  8. ^ Skinner, Stephen & David Rankine (2008). The Veritable Key of Solomon. Llewellyn. ISBN 978-0738714530 
  9. ^ Page (2004), pp. 5-6.
  10. ^ Page (2004), p. 39.
  11. ^ 度会好一 『魔女幻想』 中公新書
  12. ^ ライナー・デッカー 『教皇と魔女』佐藤正樹・佐々木れい訳、法政大学出版局、2007年
  13. ^ Davies (2009), pp. 36-37.
  14. ^ Kieckhefer, Richard. Magic in the Middle Ages. Cambridge University Press, 2000, p. 153.
  15. ^ クルト・バッシュビッツ 『魔女と魔女裁判』 川端豊彦・坂井州二訳、法政大学出版局
  16. ^ 溝井裕一 『ファウスト伝説 悪魔と魔法の西洋文化史』 文理閣
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  18. ^ 上山安敏 『魔女とキリスト教』 講談社学術文庫
  19. ^ 牟田和夫 『魔女裁判 魔術と民衆のドイツ史』 吉川弘文館
  20. ^ Claire Fanger, et al. Conjuring Spirits - Texts and Traditions of Medieval Ritual Magic. The Pennsylvania State University Press. pp. 162-163. ISBN 0-271-02517-4 
  21. ^ [2]参照。
  22. ^ Clavicula は「小さな鍵」を意味するが、ここではたんに「鍵」と訳す。今日では『ソロモン王の小さな鍵』と言えば『レメゲトン』の方を指すことが多い。一方、マグレガー・マサース版『ソロモン王の鍵』は後に海賊版の出版者 L・W・デ・ローレンスによって『ソロモンの大いなる鍵』(The Greater Key of Solomon)というタイトルが付けられた。
  23. ^ デイビーズ 2010, pp. 152, 165, etc.
  24. ^ デイビーズ 2010, p. 64.
  25. ^ Sloane MS 3884”. 大英図書館. 2022年6月16日閲覧。 - ハンス・スローンの写本コレクションの3884番に収められている。
  26. ^ a b c d デイビーズ 2010, p. 66.
  27. ^ 「ルキダリウス」の表記は以下の文献にみられる:草野, 巧 『図解 魔導書』新紀元社、2011年。ISBN 978-4775308998 
  28. ^ 英語訳が存在する:Peterson, Joseph H. (2021). Elucidation of Necromancy — Lucidarium Artis Nigromantice, attributed to Peter of Abano: Including a new translation of his Heptameron or Elements of Magic. Ibis Press. ISBN 978-0-89254-199-7 
  29. ^ a b デイビーズ 2010, p. 90.
  30. ^ デイビーズ 2010, p. 162.
  31. ^ a b デイビーズ 2010, p. 24.
  32. ^ Dr Johannes Faust Nicolás Álvarez訳 (2019). Magia Naturalis et Innaturalis. ISBN 1080998608 
  33. ^ Scheible, Johann (1849). Doktor Johannes Faust's Magia naturalis et innaturalis: oder, Dreifacher Höllenzwang, letztes Testament and Siegelkunst. Stuttgart. https://archive.org/details/doktorjohannesfa00sche/mode/2up 
  34. ^ デイビーズ 2010, p. 184.
  35. ^ Lévi, Eliphas Waite, Arthur Edward訳 (1896). Transcendental magic, its doctrine and ritual. London: G. Redway. pp. 387ff. https://archive.org/details/transcendentalma00leviuoft/page/386/mode/2up 
  36. ^ Davies (2009), p. 262.
  37. ^ 日本語版『世界で最も危険な書物 - グリモワールの歴史』p.404では「魔術書としては何の価値もない本だった」と訳されている。原文は no less 'worthy' than their predecessors で、「先行するもの〔それ以前からある魔術文献〕と同じくらいの価値がある」の意、意訳すれば「それまでのものに劣らず、魔術文献たるに十分な出来栄え」となる。
  38. ^ Davies (2009), p. 268.
  39. ^ ジョージ・ヘイ 『魔道書ネクロノミコン』 大瀧啓裕訳、学習研究社



魔道書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/10 06:07 UTC 版)

ゴーストトラップ」の記事における「魔道書」の解説

アリギエリ邸内に隠されている謎の書物全部で9冊存在しアリギエリ邸の謎に深く関わっている。

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魔道書

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“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店」の記事における「魔道書」の解説

銀色刺繍施されている黒革の本。書き記した言葉唱えることでアンティーク引き起こす事象捻じ曲げることができる。

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魔道書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 17:51 UTC 版)

妖怪アパートの幽雅な日常」の記事における「魔道書」の解説

精霊あるいは妖魔魔術持って封じた魔法の本。その主人(ブックマスター)は封じ込まれ精霊あるいは妖魔自由に使役できる。だが発揮される力は主人力量次第であり、また使用代償として主人生命力消耗するため、使いこなすには修行要する

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魔道書(グリムワール)

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裏切りは僕の名前を知っている」の記事における「魔道書(グリムワール)」の解説

悪魔召喚士召喚の際に用いる本。悪魔の本当の名前が羅列されている。作中では泠呀が用いる『ラジエルの鍵』(表紙水色系)の他、天白用い『ソロモンの鍵』表紙が赤系)、神命正宗用いる『ゴエティアの鍵』、リアらが海外から回収してきた物などが確認されている。また、かつて有王所持していた『エノクの鍵』と呼ばれる物は『黄泉の落日以来行方不明とされていたが、終盤にて京都本家保管されていたことが判明。『ラジエルの鍵』・『ソロモンの鍵』・『エノクの鍵』の3冊は、最高クラスの魔道書である。この3冊と使い手揃った時、魔王クラス悪魔ルシファー召喚できると言われていた。

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魔道書(グリモア)

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魔道書大戦RPG マギカロギア」の記事における「魔道書(グリモア)」の解説

情報からなる生命体一種魔法使い魔素魔法を扱うために用い道具で、必ずしも本の形をしているとは限らない基本的に魔法使いによって生み出されるが、本・芸術作品武器・人間感情などから自然発生することもあり、その形態は様々。

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魔道書(ネクロノミコン)

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少女幻葬ネクロフィリア」の記事における「魔道書(ネクロノミコン)」の解説

その本触れたものに数多く禁呪宿るとされる書物法皇庁から焚書処分命じられている。

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魔道書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 09:52 UTC 版)

トリニティセブン 7人の魔書使い」の記事における「魔道書」の解説

ソラ 声 - 釘宮理恵 / 伊瀬茉莉也 年齢不明外見年齢12歳)、身長:145cm、スリーサイズ:B 76/W 54/H 76アラタ所持するアスティルの写本」が魔術により、人の姿に変化した少女」。ゴシック系の服をまとい、腰まで届くロングヘアに、大きなリボン付けている。口調は常にボーイッシュ口調普段は気楽で楽しい性格だが、戦闘においてはかなりの腕でアラタトリニティセブンサポートする以前の所有者である聖に「ソラ」と名付けられたことから、アラタたちの前でもそう名乗っている。元々はイリア同様に聖の魔道書だったが、聖が行不明になって以降アラタ所持している。当初からアストラル・トリニティ存在感知していた。 名前が示す様に伝説の魔道書ラディックス・アスティル」の写本であり、人間形態容姿ラディックス幼くしたもの。その関係性もあり、彼女のことは「母さん」と呼んでいる。 イリア 声 - 赤﨑千夏 年齢不明外見年齢16歳)、身長:157cm、スリーサイズ:B 83/W 57/H 84アラタ2つ目の魔道書「イーリアス断章」の第三章が、人の姿に変化した少女」。元はソラ同じく、聖の所有する魔道書でアラタの街の崩壊現象以前に、聖が魔道士としての活動行っていた際に聖の容姿アラタ世話をしていた。同じ断章姉妹持ち、彼女自身トゥレイス呼ばれている。 崩壊現象後、聖の差し金亜空間内の王立リベル魔導学園空間転移ののち、アラタ誘い出し「聖が世界を滅ぼすまで共に過ごそう」と学園内に幽閉しようとしたまた、アラタに対して特別な感情持っているそぶりを見せ、他の女と一緒にいるのは許せないと語る。その際ミラ抹殺しようとするが、アラタ魔王因子人格化したアストラル・トリニティ」の出現で、その存在知らなかったことに腰を抜かし、その支配の力によって阻止されるその後元に戻ったアラタ発言に対して共に行くことを決意し学園から脱出する際にアラタ魔力供給することで貢献した魔道研究発表大祭においては売り子として働いたリリム 声 - 日高里菜 小説版オリジナルキャラクターアラタリリスの魔道書『ヘルメス外典』に触れた時、突如現れ少女劇場版第一弾でもメインキャラクターとして活躍する錬金術(アウター・アルケミック)の始祖にしてかつての大魔公パラディン)マスター・ホーエンハイムが執筆した魔道書である『ヘルメス外典』が、アラタ魔力取り込んだことで人間の姿になった存在。ゆえにアラタを「パパ様」、リリスを「ママ様」、そしてホーエンハイムが魔族化した姿であるリビックを「マスター」と呼ぶ。 小説版第二巻において、事件の終息後に一度完全消滅受け入れようとするも、芽生えた己の意思を失くしたくはないと願う彼女にソラリーゼ協力当時はまだ魔道極法代償停止した時間世界囚われていたリーゼによって同じ時間隔離され復活の可能性を残すことに成功した。 後に、原作でも17巻本編初登場を果たす。自身執筆したリビックリリス魔力奪おうとすることに心を痛めつつも、魔道書としてリリス助力し傲慢魔力支配されつつあったアラタ救った小説版映画同様に、己を通じて大魔公時代リビック魔力アラタが行使するのを補助している。 大魔王ディース・トリニティが仮の形で復活した際は、自分の魔道書をも切り捨てる彼のやり口真っ向から反発。最も若い意識持ちながらその場の誰よりも強い意志示した女に免じる形で、アラタ呪われつつも即座全面対決避け三日間の猶予を得ることとなったラディックス・アスティル 伝説の魔道書である「アスティルの写本」の更に原典にあたる、最高位意志ある魔道書。外見そのままソラ成長させた容姿をしており、大魔王ディース・トリニティ所有されている。また、魔道書でありながらディース意向により傲慢(スペルビア)の書庫テーマ愛情カリタス)を取得している。一人称は「本書」。 ディース復活先んじて活動開始しており、魔王因子失い大魔王の器候補ではなくなったアラタ元に不要なものとしてソラ回収し地上へ現れる。しかし、ソラアラタと共に自ら神曲門赴くつもりであることを知りアラタが「真の魔王」さえ支配する程の魔道士になるという言葉一定の理解示してその場撤退した前述様に地上から神曲門世界へ帰還する際、アラタたちを試す試練するべくミナ殺害してイーリアス断章」の姉妹拘束する唯一残したオクトーにより事情説明させた後でアラタ前に姿を現すが、姉妹への仕打ち怒り抱いたアラタ魔力晒され、彼が己のマスターの器に相応し魔道士となっていることを確認した大魔王復活の鍵として休眠状態にあるディース・トリニティの声を受け取り動いていたが、作中でそれらは全て18年前に彼を殺害したアルバリシア一派による偽装であったことが発覚。主を害したアルバリシア怒りを向けるも、ディース肉体奪っていたグラフィアの攻撃晒されルーグによって救出されるその後ファルファレアの中から仮の形で復活果たしたディース対面するも、情(センサス)を切り捨てた彼からは情が強すぎるとして拒絶され意気消沈することとなったアラタ魔王真核取得為に次元果て赴いてからは、もう一度ディース本心確かめたいとの思いリリスたちに助力結果として、完全なる形で復活した彼と最良の形で再会することとなったアラタとの戦闘では漆黒のような形状変化し裁定者によってディースかけられ封印拘束解除するなどの力を見せている。最終的にソラアラタというマスター出会ったことを祝福しディースとの旅路が悪いものではなかったことを確かめ合って彼の敗北見届けたその後療養する彼に変わらず仕えつつ、十二魔将面々地上訪れる際に転移担ったり、アラタ黒帝焰界の世界消えた事情説明する為のメッセンジャー役を務めるなどして過ごしている。 オクトー 伝説の魔道書である「イーリアス断章」の第八章が人の姿を取った末妹であり、外見そのままイリア幼くしたものとなっている。 母と呼び慕う西の魔女(ウィッチ・オブ・ウィッチ)ミナ・セイラームラディックス・アスティルによって殺害された際、拘束され姉妹たちの中で唯一アラタ一行へのメッセンジャーとして人の姿のまま残される神曲門訪れたビブリア学園面々魔軍召喚し嗾け神曲門世界においても生き残れるだけの力があることを確かめてミナ死亡告げと共に囚われ姉妹たちの救出依頼した交戦激化するなか、大魔王魔力によって蘇生したグラフィアとの戦闘に臨むアキオに自らの意思助力。彼女の魔力起源解析し縄鏢の様な形状変化したディースとの戦闘全て終了した後も、アキオの魔道書として地上生活している。その他の「イーリアス断章」 全八章からなる伝説の魔道書姉妹前述イリアトゥレイス)とオクトー以外に、第一章であるエイス長姉として、第二章ディオ第四章のテッタレス、第五章ペンテ第六章エクス第七章のエプタ存在する一部作中会話行ったが、人間形態見せたものはいない。ミナによって集められ、彼女が作り出した次元穏やかに暮らしていた。 アラタ大魔王復活の器に相応しいかを見極める試練として、ラディックス・アスティルによって一部十二魔将の手預けられた。この内テッタレス、ペンテエクスミナ肉体と魂を魔道融合によって保存していたが、そのミナ本人は彼女自身であるままに新たなアルバリシアとなってしまっている。決戦後は、未だに人間形態を取る力は回復していないものの、オクトー共々地上身を寄せている。 リディア 派生作品トリニティセブン -リヴィジョン-」に登場する伝説の魔道書の一冊。正式名称は「リディカリア詩篇」。 作中において、鈴香が自分と魔物との戦闘巻き込まれる形で命を落とした三成に対して、「そのまま死なれるのも嫌だから」という理由蘇生手段として魔道融合(ミスティック・フュージョン)させた、自我を持つ高位の魔道書。明るく陽気な性格をしている事が伺えるが、常時三成融合している為か、現時点では他の伝説の魔道書たちのように人間形態披露していない。 魔道士になったばかりの三成意思呼応する形で、半ば自動的に妹の月夜守ったり、飛行はじめとする様々な術式知識与えるなど、魔道書としての性能は非常に高い。ただし、それ故焚書部隊面々からは「邪本」として抹消任務対象見做されしまっている。

※この「魔道書」の解説は、「トリニティセブン 7人の魔書使い」の解説の一部です。
「魔道書」を含む「トリニティセブン 7人の魔書使い」の記事については、「トリニティセブン 7人の魔書使い」の概要を参照ください。


魔道書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 09:52 UTC 版)

トリニティセブン 7人の魔書使い」の記事における「魔道書」の解説

魔道士が持つ魔術に関する内容収録され禁忌書物一般人間がそれを手にしたりすると精神崩壊起こし最悪な場合、命に関わることもあるため、高位魔道士のみ手にすることが許されている。

※この「魔道書」の解説は、「トリニティセブン 7人の魔書使い」の解説の一部です。
「魔道書」を含む「トリニティセブン 7人の魔書使い」の記事については、「トリニティセブン 7人の魔書使い」の概要を参照ください。


魔道書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 18:48 UTC 版)

とある魔術の禁書目録の用語」の記事における「魔道書」の解説

魔術の使用方法記され書物いわゆる魔道書。世界各地文化圏に無数の魔道書が存在する知識広めることを目的として書かれているが、魔道書に記され異世界知識前述通りこの世にとって猛毒であるため、宗教防壁備えていない素人が目を通すと脳を汚染され発狂もしくは廃人となる。「原典」の猛毒とは読者常識叡智の間にある齟齬によって引き起こされるため、「黄金」ではそれを回避するためのキット開発が行われていた。目的となる「叡智」を安定して取り出せるかが重要なので、本質的に知を授け道具精度上げれば全て魔道書として機能する執筆には長い時間がかかり、最速筆で知られるアウレオルスが不眠不休取り掛かっても、薄い物で3日分厚い物なら1ヶ月必要になる。 なお、作中登場する魔道書の名称は、実在する宗教的な書物から取られている。書物の形をしていない石板なども魔道書に含まれるまた、聖書始めとする様々な宗教圏の教典や、伝承教訓暗喩するような童話の本も、写本として広義の魔道書に含まれる偽書(ぎしょ) / 写本しゃほん文字通り、魔道書の偽書写本実際に魔術テキストとして広く使われているのはこちらである。毒が薄められ並みの力を持つ魔術師なら問題なく読み解けるものの、毒を薄めた代わりに効力弱まっており、高度な術式そのまま習得する事は出来ない。また偽書写本原典一部分写した上に独自のアレンジ施した物なので、無数の亜種存在する原典げんてん文字通り偽書写本大元となる原典の魔道書。作中では主にこちらが登場する。 高純度知識内包されており毒が非常に強い。並み魔術師では一目見ただけで激し頭痛精神汚染によって倒れ伏せるなど読み解くことは難しく原典の毒に耐えられる技量特性を持つ人間は稀である。しかし秘めている力も強いため、リスクは伴うが読み解ければ強大な魔術を得る事が出来る。 また、膨大な情報量を誇る魔道書は複雑な魔法陣似た性質を持つ。それ故原典記され文字文章魔術的記号化し、本そのもの一つの高度な「自動制御魔法陣」となる。永久機関としての魔法陣起動するには、スターターとなる「執筆者本人魔力」が微弱でも必要であり、魔道書を書く魔術師のほとんどは自分でも気づかないに文字情報と共に魔力ページ刻み付けてしまう事で発動する完成した原典地脈などの自然に存在する微弱な魔術的エネルギー収集し、それを何百倍にも増幅することで動力源として半永久的に自律稼働する原典には記され知識を守るための自己防衛機能備わっており、書物自然に風化することはなく、焼却などで破壊しようとしても決し受け付けず、たとえ破壊できたとしても力ある原典ならすぐ再生してしまう。自動迎撃機能も有し破壊しようとした者を攻撃する逆に中途半端な原典短時間自壊したり、執筆者巻き込んで暴走したりする。ただし、空間莫大な力を満たすことにより、大地から魔道書へのエネルギー受け渡し阻害でき、その間一時的に自動修復ができなくなる。また、宇宙空間のような地脈龍脈の力が極端に及びにくい環境にあれば、ある程度弱体化する。 その特性上、原典は単に読んで記され魔術を使うだけではなく、その自動機能利用した魔術行使が可能である。人間一人には不可能な作業演算代理行わせるコンピュータのように扱ったり、敵の攻撃防御させ自動迎撃させる兵器のように扱うことも出来る。また原典自身知識広める者に協力する性質持ち読もうとする者にはまるで意思持って誘うかのように進んで知識開帳するが、逆にそれを妨害した知識死蔵させる者はたとえ所有者使い手であっても攻撃する抱朴子ほうぼくしインデックス中に記憶された魔道書の一つで、中国文化における不老不死仙人になるための魔道書の原典。その中に記されている「錬丹術」を使えばあらゆる病や呪いを解く作れるという。 8月31日に闇咲逢魔インデックス誘拐し厭魅術の解呪法を求めてこの魔道書を手に入れようとした。 法の書(ほうのしょ) エドワード=アレクサンダーアレイスター=クロウリー)が記したとされる魔道書。1904年にアレイスターの妻ローズ憑依したエイワスから伝えられた「天使術式」が書かれている考えられその内容読み解かれた時、十字教時代終わり新たな時代到来するとまで評される莫大な力を秘めた魔道書である。原典はアレイスターがシチリア活動していた1920年から1923年までの間に書かれたとされ、今はローマ正教バチカン図書館最深部安置されている。アレイスター自身自分が進む道に迷うと、「法の書」を利用した書物占い行いその内容元に道を選んでいたと伝えられている。 その文章は非常に難解な暗号によって記述され、読むだけなら誰にも出来るものの、100通り以上あるダミー解読法誘導されてしまい、またダミー解読法それぞれに合わせて無数に文章変化するので、読み手によって内容異なる。このため、「法の書」の冒頭には「汝の欲する所を為せ。それが汝の法とならん」という一文記されている。どんなに優れた魔術師研究者でも正し解読法突き止めた者は未だおらず、インデックス脳内にも原文暗号の状態でそのまま保管されている。インデックスによれば既存言語学では解読できるようなものではないらしい。 「十字教時代終わらせるとされるため、世界最大十字教宗派であるローマ正教からは非常に危険視されている。そのため、オルソラが解読法解明した公表した時には虚偽情報イギリス清教まで利用して彼女を殺そうと、「法の書事件発生した暦石(こよみいし) 魔術結社翼ある者の帰還」が保有する魔道書。アステカ神話圏における一種カレンダーだが、二種類方式の暦や世界破滅再生書き記されているため、非常に複雑化している。1枚円盤状の石の原典大元として、内容部分ごとに抽出強調した派生形原典複数存在し様々なバリエーションがある。 作中では、「絵文書」と呼ばれる形式の皮の巻物状の原典と、20一式の薄い石板状の原典登場しそれぞれ異な理論伝承基づいた魔術行使ができる。巻物は、「生と死に関する時間」について記述されており、自動迎撃術式として「武具を持つ者への反撃」が備わる。石板方には、5つ目の太陽の時代輝きすぎる月に向けて神々ウサギ投げつけて光を弱めた「月のウサギ」という神話について記述され自動迎撃術式として「長距離砲撃」が備わる。19巻以降両方とも海原(エツァリ)が所有している。 ルーン石碑 ルーン文字による碑文記され石板状の魔道書。平野などに無造作に放置されているものの、原典石碑一般人が行き着くことが出来ないようになっているまた、防護機能のない写本石碑摩耗風化脅威さらされている。地域基本的にスウェーデンなどの北欧圏が中心だが、北欧神話信じたヴァイキング到達範囲広く分布しており、遠く北米大陸西端アラスカにも存在する作中では、「明け色の陽射し」が保有する碑文欠片という、意図的に回復機能阻害し封印してある黒小人技術について記述され原典ルーン石碑登場している。このアラスカルーンの碑文欠片を完全に回復するための術式には、19世紀観測された「ドナーティ彗星」の動きが必要で、その法則性調べるために彗星飛来し時の天体観測図(ホロスコープ)”と、「明け色の陽射し」のボス家系人間存在不可欠トートタロット アレイスターが晩年構築した78タロットカードで、エジプト神話の神トートの名を引用したワンセット一つの魔道書。「黄金」GD正式モデルから派生した変則ソートであり、旧来のタロット最後の審判経て人が次の段階に進むまでの時代を占うのに対しトートタロット最後の審判果たされ十字教支配体制終わった1904年以降の「次の時代(ホルス・アイオーン)」の到来示しているとされ、GDタロットから大アルカナ22再編されている。神の領域たる「閉塞した天井」を破壊し、さらにその上ステージ人間押し上げるためのカードセットとも言えるので、教皇庁からすれば恐るべき不遜である。 現在は問答型思考補助式人工知能中枢となっている。 黒猫祭祀秘録くろねこさいしひろく) エイワス気紛れによって新たに産み出された魔道書。問答型思考補助式人工知能記述をまとめ直したルーズリーフの束を分厚い書物の形にしたもの。 「窓のないビル」が宇宙空間飛ばされたことで消滅寸前になった問答型思考補助式人工知能を救うため、巨大機器の軛から解き放つことで移動の自由与えた。「原典」を運搬するために「ミナ=メイザース」を模した物理肉体を持つ「人と同じ形をしたモノ」へと変化し大規模並列演算機器としての処理能力人間の上限を超える身体能力発揮できるようになった。ただしその影響空腹などの生理現象感じるようになっている死霊術書ネクロノミコンクトゥルフ神話群言及される魔道書。「設定上でアル・アジフ呼ばれる伝説的書物だが、魔術業界においてはとある魔術師が「クトゥルフ神話群の中で描かれている絶望的な事象再現するには何が必要か」を完璧に計算し、それを自在に操る術を記した書物のことを指す。その経緯から、「原典」でありながら、「原典」ではないという嘘から始まった特殊な魔道書として知られる。 現在はイギリス市民図書館保管されているが、一部記述が「目覚め待つ宵闇」に盗まれ海底都市ルルイエ浮上利用される

※この「魔道書」の解説は、「とある魔術の禁書目録の用語」の解説の一部です。
「魔道書」を含む「とある魔術の禁書目録の用語」の記事については、「とある魔術の禁書目録の用語」の概要を参照ください。

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