神曲門(ダンテズゲート)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 09:52 UTC 版)
「トリニティセブン 7人の魔書使い」の記事における「神曲門(ダンテズゲート)」の解説
ディース・トリニティ 年齢不明。専門術式は黒皇術(アストラル・ルーラー)。「書庫」は傲慢で、テーマは愛(アマーレ)。前述の魔道書ラディックス・アスティルを所有している。 一般的に語られる地獄に近似する異界である神曲門世界の最下層に座す「真の魔王」であり、あらゆる世界、あらゆる時空に存在する魔王の頂点に立つ「大魔王」にして「紫銀の魔王」その人。魔力体を含め複数の容姿を持つが、本体は幼い少年の様な姿を取る。元々は愛情(カリタス)のテーマを取得していたが、より強大な力を手に入れる為に計画的な自己の死によって情(センサス)の因子を切り捨て、神々と同等の単一テーマである愛(アマーレ)を獲得した。この時切り捨てられた情の因子が宿った魔王こそがアラタであり、彼を「我が息子」と呼んでいる。 かつては天界で傲慢の裁定者ルシフェルとして存在していたが、愛情に最も遠いが故に最も正しく慈悲深い者として他の裁定者に反旗を翻し、結果として地上に堕とされることとなった。それでも尚再び天に挑む為に地上で戦いを繰り広げたのが後に大魔道大戦と呼ばれる戦いだが、この際も「神」の召喚を行ってさえ当時の地上において魔道を極めた七人の王達に敗北し、神曲門の地の底に封じられた経緯を持つ。その後、様々な思惑から己の下に集った強大な魔道士たちを後述の十二魔将(マレブランケ)として従え、長い雌伏の時を過ごしてきた。 神曲門編開始当初は深い眠りに就く傍らでラディックスを通じて指示を出していたと思われていたが、後にそれが偽装であり、本人は本編から18年前の時点で十二魔将の半数によって弑逆されていたことが発覚。この際に肉体と魔力、そして彼が大魔王たる所以でもある魔王真核に分割されており、世界の最果てへと飛ばされてしまった魔王真核以外は十二魔将に奪われている。 物語中盤、自身の魔力を簒奪していたファルファレアを内側から食い破る形で、魔力体のみの仮の姿で復活。その力に圧倒されたアラタに己の死がより大きな力を手に入れる為の計画であったことと、アラタ自身がその副産物である事実を語った。その後、それでも尚立ち塞がったアラタと彼の背を押したリリムに免じて呪いを掛けるに留め、数日の猶予を与えることになる。 魔王城への帰還後、死亡していた者さえ完全に蘇生させつつ十二魔将を招集。再び肉体と合一化する準備を進めていたが、英雄候補として覚醒を果たしたミラにより呆気なく消滅させられる。しかし、この時点で既に“大魔王の肉体”を手にしたグラフィアに“大魔王の魔力”を宿していたことから、彼の内より完全体として復活。トリニティセブンの面々や彼らの側に立った十二魔将の一部を軽々と相手取り、最終的には帰還を果たしたアラタと真っ向から激突することになった。裁定者としての姿である堕天王ルシフェル・トリニティ、大魔王としての姿である黎明王ルーシェ・トリニティという二種類の魔力体に本体を加えた三位一体(トリニティ)となって戦いを繰り広げるも、最終的には十二魔将をさえ支配して見せたアラタの一撃に敗北。彼に新しい彼だけの魔術として七皇術を授け、長い旅が悪いものではなかったことを認めて倒れ伏した。以降は大魔王の座をアラタに譲り、傷を癒しつつ魔王城で過ごしている。 他者の魔道を己のものとする黒皇術を修めているだけでなく、視線だけで無限多重詠唱を行う魔王真眼(ルシフェルゲイズ)、かつて神々の手によって大魔王を滅ぼす為に造られた対魔王兵器ダンテクロス、配下である十二魔将の魔術をそのまま十二の竜頭に宿した専用アーティファクト魔王図書館(=魔王城)など、大魔王の名に相応しい絶対的な手札と実力を持つ。加えて神々と同列の単一テーマの獲得に至っているため、大魔王の所以である魔王真核を失いながらも、寧ろその力は死亡前よりも強大化しているとされる。
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世界樹のシステム下において、ただ一つしか存在しない特別な世界の一つ。世界の何処かに存在する巨大な門と、それを越えた先に在る世界を纏めた呼称であり、神曲で語られる地獄に近似した九つの世界(≒次元)による連結構造となっている。
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