焚書とは? わかりやすく解説

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ふん‐しょ【×焚書】

読み方:ふんしょ

学問・思想権力によって弾圧するための手段として、書物焼き捨てること。


ふんしょ【焚書】

読み方:ふんしょ

中国明末思想家李贄(りし)の著書6巻1590年刊。人間にとって最も本来的なものとして童心主張し特異な人間肯定論を展開。


焚書

読み方:フンショ(funsho)

書物焼きすてること


ふんしょ 【焚書】

明末儒者李贄主著。六巻。童心説などで伝統的な名教権威批判儒教反逆する異端の書として禁圧。『続焚書』もある。

焚書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 08:50 UTC 版)

旧東ドイツ
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中国
日本


注釈

  1. ^ 当時は、紙が発明されていなかったので、もっぱら木簡や竹簡に文章が書かれていた。そのため、壁に埋めて、上から塗りこめても書物が劣化する可能性は低かった。
  2. ^ Das war ein Vorspiel nur, dort wo man Bücher verbrennt, verbrennt man auch am Ende Menschen.

出典

  1. ^ Jonathan Zittrain: 'Digital books are under the control of distributors rather than readers'”. 2013年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月29日閲覧。


「焚書」の続きの解説一覧

焚書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:24 UTC 版)

悪書追放運動」の記事における「焚書」の解説

ここで再び登場するのが中青協である。中青協この年5月を「青少年育成保護月間」と定め、中青協東京母の会連合会日本子どもを守る会東京防犯協会連合会などが活発に活動した。母の会連合会東京防犯協会連合会事実上警察運動仕切っていた団体であることが知られており、特に東京母の会連合会5月から活動を更に活発化させ、家庭から性を扱った雑誌一掃する称して見ない読まない買わない」の「三ない運動」を展開した東京母の会連合会運動過激化させ、最終的に子供向けマンガ雑誌の焚書にまで発展した。 「三ない運動」を始めたのは、赤坂少年母の会(東京母の会連合会の1支部)で5月のことである。エロ・グロ雑誌追放主張した運動で、「見ない買わない読まない」という意味から「三ない運動」と名付けられた。これが、以後続く焚書の直接きっかけになった。ただし、その運動の当初理由若干複雑で、当時住宅事情から、大人買った「性雑誌」がどの家にも置いてあり、それを子供持ち出して友達同士回し読みするので困る、ということあったようである。 同会の会長黒川博子で、黒川武雄(元厚生大臣)の妻である。最初は、身の回りにある問題雑誌問題書籍なくそう主張して35冊を焚書した。当初、母の会が問題にしたのは、カストリ雑誌大人向け赤本ゾッキ本で、焚書した冊数わずかなのだったが、数ヶ月運動大規模化し、運動による焚書の冊数巨大なものになっていった。 この運動は裏で警察操っていたことが知られている。実際に、焚書事件からかなり後の1963年(昭和38年)に神崎清(日本子供を守る会副会長)が書いた文章によると、「婦人会中心とする運動」は「常に警察権力結合している」と述べており、さらに「お膳立て全部警察の方でして、その筋書きに従っているだけで自主性がないわけです」と内情語っている。 警察関連動きに関してより具体的に言うと、「三ない運動」が始まる数ヶ月前から警察の側で奇妙な動き見られた。養老絢雄(警視庁防犯部長当時)が新聞登場して、「不良出版物」を取り締まれ、という論を展開した2月17日朝日新聞では、「世論支持さえあれば、いつでもビシビシ取り締まる用意がある」と発言3月2日朝日新聞の「論壇では、出版の自由は「その性格十九世紀的な、いわば国家先行する純粋に個人的な自然の権利であるとは、到底考えられないと書き、その自由は制限されて当然という見解披瀝している。更に、「憲法に保障された自由を主張できる本来の出版物ラチ外にあるものとすら考えたい」とも書き出版の自由表現の自由保障されない表現物があっても問題ないとの考え述べている。 当時朝日新聞報道によると、2ヵ月後の7月には、同運動参加した3千人会員続々供出し、約五百冊が焚書された、という。その後も焚書は続き、母の会連合会は「悪書追放大会」を開いてエプロンかっぽう着姿で約6冊の雑誌マンガを焚書するまでになった

※この「焚書」の解説は、「悪書追放運動」の解説の一部です。
「焚書」を含む「悪書追放運動」の記事については、「悪書追放運動」の概要を参照ください。


焚書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 18:46 UTC 版)

始皇帝」の記事における「焚書」の解説

始皇34年(前213年)、胡の討伐成功裏終わり開かれた祝賀の席が、焚書の引き金となった臣下博士らが祝辞述べる中、博士一人であった淳于越が意見述べたその内容は、古代手本郡県制改め封建制に戻すべしというものだった始皇帝はこれを群臣諮問にかけた が、郡県制推進した李斯再反論し、始皇帝もそれを認可したその内容は、農学医学占星学占術・秦の歴史を除く全ての書物を、博士官にあるものを除き焼き捨て従わぬ者は顔面刺青入れ労役に出す。政権への不満を論じる者は族誅するという建策行い認められた。特に『詩経』と『書経』所有は、博士官の蔵書除き 厳しく罰せられた。 始皇帝信奉した韓非子』「五蠹」には「優れた王は不変の手ではなく時々に対応する古代の例にただ倣うことは、切り株の番をするようなものだ」と論じられている。こういった統治者生きる時代背景応じた政治重視する考えを「後王思想」と言い、特に儒家主張にある先王模範とすべしという考え対立するのだった始皇帝自身がこの思想持っていたことは、巡遊中の各刻石文言からも読み取れる。 すでに郡県制施行されてから8年経過した中、淳于越がこのような意見述べ、さらに審議され背景には、先王尊重思想を持つ集団依然として発言力持っていた可能性指摘される。しかし始皇帝淳于越らの意見却下した。『韓非子』「姦劫弑臣」には「愚かな学者らは古い本を持ち出してはわめき合うだけで、目前政治の邪魔をする」とある。この焚書は、旧書体廃止し篆書体統一する政策促進にも役立った

※この「焚書」の解説は、「始皇帝」の解説の一部です。
「焚書」を含む「始皇帝」の記事については、「始皇帝」の概要を参照ください。

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焚書

出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 11:08 UTC 版)

この単語漢字
ふん
人名
しょ
第二学年
音読み 音読み

発音

ふ↗んしょ

名詞

(ふんしょ)

  1. 特定学問思想などを弾圧するために書物焼却すること。

翻訳




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