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れんきんじゅつ 3 【錬金術】

黄金をつくり出す技術追究中心とし、不老長寿霊薬調合重なり合う中で、広く物質化学的変化対象とするに至った古代中世における一種自然学中国・インド・アラビア・西欧など、それぞれに宗教・哲学結びつき固有の内容をもつ。中世ヨーロッパでは、アラビア体系化されたものが精緻化され、種々の金属の精製蒸留昇華法など化学的知識蓄積を見、近代化学の前史段階をなした。
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錬金術(れんきんじゅつ)

鉄・銅などの卑金属から金・銀などの貴金属をつくること。古代ギリシア自然科学プトレマイオス王朝時代紀元前305~前30年)のエジプト移り、その技術融合して錬金術が生まれアレクサンドリア中心発達した。641年イスラム軍によるアレクサンドリア占領後、錬金術はアラビア人の手によりジブラルタル海峡越えスペインまで運ばれ、紀元八世紀初頭にはコルドバが錬金術研究中心地となり、これを経由して西欧諸国伝えられた。錬金術師たちの黄金をつくる夢はかなえられなかったが、彼らの蒸留技術東洋および西洋各地蒸留酒を生んだ。


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錬金術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/28 00:46 UTC 版)

ウィリアム・ダグラス作 『錬金術師』

錬金術(れんきんじゅつ、: alchemy)とは、最も狭義には、化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に)を精錬しようとする試みのこと。

広義では、金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成する試みを指す。錬金術の試行の過程で、硫酸硝酸塩酸など、現在の化学薬品の発見が多くなされており[1]実験道具が発明された。その成果は現在の化学 (Chemistry) にも引き継がれている[2][3][4]。歴史学者フランシス・イェイツは16世紀の錬金術が17世紀の自然科学を生み出した、と指摘した。


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  1. ^ クリエイティブ・スイート & 澤井 2008, p. 117
  2. ^ a b c 時田 et al. 2002, §2.2 中世アラビアの錬金術
  3. ^ a b 松本浩一 (2006), 中国人の宗教・道教とは何か, PHP研究所, p. 55, ISBN 9784569657714, "西洋錬金術が現代の化学の先駆けになった" 
  4. ^ a b 小山田了三 (2001), 材料技術史概論, 東京電機大学, p. 137, ISBN 9784501618605, "錬金術が多くの実験事実を提供したことも、化学の発展に寄与した" 
  5. ^ Partridge E Staff; Partridge, Eric (1977), Origins: Etymol Dict Mod Englsh (改訂4版), Routledge, pp. 484-485, ISBN 9780203421147 
  6. ^ Ferrario, Gabriele (2007), “Al-Kimiya: Notes on Arabic Alchemy”, Chemical Heritage (Chemical Heritage Foundation) 25 (3), ISSN 0736-4555, http://chemheritage.org/pubs/ch-v25n3-articles/feature_al-kimiya_p1.html 2009年7月19日閲覧。 
  7. ^ 羽仁礼 (2001), 超常現象大事典: 永久保存版, 成甲書房 (2001-04発行), p. 113, ISBN 9784880861159 
  8. ^ クリエイティブ・スイート & 澤井 2008, p. 61
  9. ^ a b c クリエイティブ・スイート & 澤井 2008, p. 62
  10. ^ a b c d 時田 et al. 2002, §2.1 古代エジプトの錬金術
  11. ^ 吉田光邦 『錬金術 仙術と科学の間』 中央公論社〈中公新書〉、1963年、132頁。ISBN 4121000099
  12. ^ Al-Hassan, Ahmad Y. (n.d.), The Arabic Origin of Liber de compositione alchimiae, http://www.history-science-technology.com/Articles/articles%201.htm 2009年7月18日閲覧。 
  13. ^ 前田正史 (2005), 研究課題「循環型社会における問題物質群の環境対応処理技術と社会的解決」研究実施終了報告書, 社会技術研究開発事業・公募型プログラム 研究領域「循環型社会」, 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター, p. 8, http://www.ristex.jst.go.jp/result/circulation/pdf/env01.pdf 2009年7月18日閲覧。 
  14. ^ 山下一也 (2007), 医療放射線技術学概論講義: 放射線医療を学ぶ道標, 日本放射線技師会出版会, p. 70, ISBN 9784861570315 
  15. ^ 吉本秀之. “ニュートンの錬金術年表” (日本語). 2009年(平成21年)7月23日閲覧。
  16. ^ 吉本秀之. “ニュートン錬金術に関する邦語文献” (日本語). 2009年(平成21年)7月23日閲覧。
  17. ^ a b 高藤聡一郎 (1992), 仙道錬金術房中の法, 学習研究社, ISBN 4054000479 
  18. ^ 祢宜田久男 (1983), “物質間の愛憎: 親和力の概念形成”, 広島経済大学研究論集 6 (1): 3, ISSN 0387-1444, http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/handle/harp/3079 2009年10月25日閲覧。 
  19. ^ a b 田中和明 (2006), 図解入門よくわかる最新金属の基本と仕組み, 秀和システム, p. 62, ISBN 9784798014869, "ニュートン…は、最後の錬金術師でした" 
  20. ^ 松岡正剛の書評より
  21. ^ 呉善花 (2009), 日本の曖昧(あいまい)力: 融合する文化が世界を動かす, PHP研究所, p. 107, ISBN 9784569708294 
  22. ^ 伊藤建彦 (2002), 危機管理から企業防衛の時代へ: 渦巻くグローバリズムの奔流の中で, 文芸社, p. 251, ISBN 9784835540832 
  23. ^ 石田太郎 (2003), 知は力か, 文芸社, p. 197, ISBN 9784835556529 
  24. ^ 当時は硫酸塩ということなど知る由もない
  25. ^ マイクロソフト (2009), “硫酸”, MSN エンカルタ百科事典 ダイジェスト, http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_761566936/content.html 2009年7月18日閲覧。 
  26. ^ Sherr, R.; Bainbridge, K. T.; Anderson, H. H. (1941), “Transmutation of Mercury by Fast Neutrons”, Physical Review (American Physical Society) 60 (7): 473-479, doi:10.1103/PhysRev.60.473 






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