大アルカナ
大アルカナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/06 22:45 UTC 版)
大アルカナ(だいアルカナ、major arcana)は、タロットの一組78枚のうち22枚を構成する寓意画が描かれたカードを指す。
- ^ この部分の出典は『トランプとタロット』(平凡社カラー新書1978林宏太郎)で同書には「アリエ」とあるがおそらく誤植で"aether"のカタカナ表記だったと思われる。
- ^ セフィロトの経路とカードの関係についてもその組み合わせは多くの説がある。
- ^ 入れ替えた理由は、占星術との関係からみてカードが12星座の順に並ぶように考慮したためであるが、アレイスター・クロウリーはその件について「良くないことだ」として非難している。
- ^ 誤った表現が散見されるが、8番と11番が入れ替わったものが全て「黄金の夜明け団」の系統というわけではなく、逆に「黄金の夜明け団」と関係したものでもマルセイユ版と同様の伝統的な順番になっているものもある。小アルカナの数札に付与された絵柄についても然り。これらの特徴は「黄金の夜明け団」の影響ではなく、「ウェイト版」の影響というのが実態に即して適切である。
- ^ エッティラは愚者のカードを大アルカナでも小アルカナでもない第三のカテゴリーと考えたか、あるいは大アルカナと小アルカナの区別を認めなかったのか、いずれかであるが、このような考えは以後のオカルチストらには踏襲されず、以下のほとんどの研究家たちは愚者のカードを大アルカナに含めている。
- ^ 「愚者」を「審判」と「世界」の間に置く並べ順は、各カードに対応させたヘブライ文字のアルファベット順に合わせたものである。
- ^ ウェイトは0番(愚者)を初めて20番と21番の間に置いたとの説があるがこれは誤りで、ウェイトは0番(愚者)を大アルカナの最初に置いた。初めて20番と21番の間に置いたのはパピュスである。
- ^ マルセイユ版などに基づく伝統的な解釈とは大きく食い違っている部分があるので注意が必要である。
- ^ 大雑把には7系統、細かい違いも数えれば22もの説がある。パピュスの説はカバラ文献の『形成の書』に基づくとの説があるが誤りで、エッティラの説を微修正したものである。また「黄金の夜明け団」の説の説では7惑星12星座が19枚の大アルカナに配当され、残る3枚が水火風の3元素に対応しているが、この3枚の元素カードに天海冥の3惑星を当てたのはポール・フォスター・ケースである。ほとんどが欧米人であるが日本では辛島宜夫とアレクサンドリア木星王の2大タロット師が有名である。辛島の説はメアリー・ベックウィズ・コーエンの説を独自に修正したもの、木星王はC・C・ザインの説を微修正して採用していた。日本では他にアビーネ藍、エトワール舟黎、弦エニシもそれぞれ独自説だが、ともに辛島の説を微修正したものである。アビーネ藍は二つの説を紹介しておりもう一つはスニー・イデルスの説を微修正したものである。
- 1 大アルカナとは
- 2 大アルカナの概要
- 3 概要
- 4 関連項目
大アルカナ(22枚)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 06:22 UTC 版)
ウィキメディア・コモンズには、タロットに関連するメディアおよびカテゴリがあります。 詳細については大アルカナを参照のこと。 0 愚者※1 I 魔術師 II 女教皇 III 女帝 IV 皇帝 V 教皇 VI 恋人 VII 戦車 VIII 正義※2 IX 隠者 X 運命の輪 XI 力※2 XII 吊された男 XIII 死神※3 XIV 節制 XV 悪魔 XVI 塔 XVII 星 XVIII 月 XIX 太陽 XX 審判 XXI 世界 ※ 1:「0」は番号無表示の場合もある。元々は番号が割り当てられていないか「22」であった。英国のウェイトが初めて愚者を0番としたとの説があるがこれは誤りで、正しくはジェブランである。 ※ 2:マルセイユ版など伝統的な物の場合。ウェイト版の影響をうけたタロットでは「VIII」と「XI」が逆になっている。 ※ 3:「XIII」13 (忌み数)は無記名の場合あり。
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大アルカナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 09:37 UTC 版)
構成員にはタロットカードの大アルカナの名称が与えられる。大アルカナへは「再生の儀」と呼ばれる儀式を乗り越えた者だけが昇進できる。 ジザベル・ディズレーリ 声:三木眞一郎 カードは「Death」。 本職は外科医で26歳。灰色の長髪が特徴。 デライラにおいて表向きはアレクシスの養子として存在していた。アンセル・アレンの偽名をもってカインに近づき、以降事あるごとにカインの精神を切り刻むがごとく振舞う。人間に対し一切の絶望を抱いているが、その反面動植物に対し惜しみの無い愛情を向けるなどの反比例した内面を持つ。他界した二人の姉がいた。 養子として扱われているが、その実はアレクシスが戯れに玩んだ女性との間に生まれた子であり、カインにとっては異母兄となる(9歳年上)。 カサンドラ・グラットストン カードは「The Hierophant」。 本職は慈善事業家の貴族。34,5歳。司祭長として「再生の儀」を執り行うなど、組織内で実質的なナンバー2の地位にいた。人の心を覗き見、また催眠術によって操ることが出来る能力を持つ。 セレス・ヘレーナ・オクタヴィア カードは「Justice」。 職業は不明だがドクターと呼ばれているため医学関係者と思われる。凶眼("evil eye")と呼ばれる眼力の持ち主で、常に目を隠していた。 アウル カードは「The fool」。誰の配下でもなく、事の成り行きを最後まで見守る役目を負う。 天才バイオリニスト。その白髪から「アウル(「白梟」の意)」と呼ばれた。 イダ カードは「The Moon」。 亜麻色の髪のジプシーとして街中で歌を歌っていた時にカインに会う。 『Tower』 カードは「The Tower」。 アレクシス直属であり、カインの動向を探る為普段は身を潜めている。 Dr.ゼノピア カードは「The Hermit」。 脳移植の研究をしている老医師。
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