仏足石 日本における仏足石

仏足石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 16:23 UTC 版)

日本における仏足石

仏足石(国宝、薬師寺所蔵)
仏足石、足下二輪相、安楽寺、京都市左京区

日本には奈良時代を経て伝わった。

特に奈良薬師寺所蔵の仏足石(国宝)が有名で、これは753年(天平勝宝5年)、天武天皇の孫である智努王によってつくられたことを示す銘が刻まれた、日本最古の仏足石である。同じ薬師寺にはを礼賛した仏足石歌21首(「恭仏跡」17首・「呵責生死」4首)が刻まれた仏足跡歌碑がある。この仏足跡歌碑に刻まれた歌は、五・七・五・七・七・七の6句からなり、記録に残る歌でこの歌体による和歌は、この歌碑に刻まれたものがほとんどであることから仏足石歌体とよばれている。

薬師寺のものも世間的にはあまり著名ではない時代が続いたが、江戸時代に出版された書にその模写が載って知られるようになり、以降全国各地に模倣品が作られるようになった。現在存在するものはこの江戸から昭和初期に作られたもの、以降の時代に作られたもの、「インドの現地で新規に採録した」という触れ込みであるものなど、材質や大きさまで含めて多種多彩である。

関連項目

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、仏足石に関するカテゴリがあります。



「仏足石」の続きの解説一覧




仏足石と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「仏足石」の関連用語











仏足石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



仏足石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの仏足石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS