動員とは? わかりやすく解説

どう‐いん〔‐ヰン〕【動員】

読み方:どういん

[名](スル)

軍隊平時編制から戦時編制切り替えること。また、そのため兵士召集すること。「—されて戦地赴く

戦争遂行のために、国内資源工場人員などを政府管理下におくこと。「学徒—」

ある目的のために、多くの人や物を集めること。「観客を—する」


動員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 02:45 UTC 版)

動員(どういん)とは通常何らかの目的の為に物資・人員を集中することをいう。現代では、例えば映画イベントなどにおける集客数の意味でも「動員数」という言葉が使用されている。しかし、元々は軍事用語からの転用であり、この項目では軍事用語としての「動員」を解説する。


  1. ^ 高嶋航「近代中国における女性兵士の創出 武漢中央軍事政治学校女生隊」『京都大学人文學報』、2004年90号、p80.
  2. ^ 別宮暖朗[1]


「動員」の続きの解説一覧

動員(軍夫の大規模雇用)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 05:03 UTC 版)

日清戦争」の記事における「動員(軍夫大規模雇用)」の解説

1893年明治26年)、陸軍戦時編制改め翌年度から新編成適用された。その1894年度動員計画では、野戦七箇師団兵站部守備部隊北海道屯田兵団を含む)など、人員220,580人、馬47,221頭、野戦砲294門を動員できる態勢であった。なお、動員計画上、戦時一箇師団は、18,500人と馬5,600頭で編制されることになっていた。 実際の動員(充員召集)は、6月5日第五師団歩兵第九旅団から始まり7月12日残り歩兵第十旅団続いた朝鮮半島地形等が考慮され野戦砲兵連隊装備野砲から山砲変更)。7月24日第六師団が、8月4日第三師団が、8月30日第一師団が動員に入り、また10月上旬第二師団が動員を終えた近衛師団10月8日戦闘部隊の動員が終わったものの、派兵が決まらなかったため、兵站部などを含めた動員の完了翌年2月16日となった第四師団12月4日戦闘部隊の動員が終わり翌年3月上旬に動員が完了したその後遼河平原での作戦完了すると(1895年3月9日田荘台を攻略)、第二期作戦直隷決戦)の準備始まった3月16日参謀総長小松宮彰仁親王陸軍大将が征清大総督任じられ直隷決戦先陣務め近衛師団第四師団広島から遼東半島向かった最終的に計画上回る240,616人が動員され、うち174,017人 (72.3%) が国外出征した。ただし第四師団など、実戦経験しないまま帰国した部隊もある。また、文官など6,495人、主に国外で運搬従事する民間人軍夫10万人以上(153,974人という数字もある)の非戦闘員動員した10年後の日露戦争では、軍夫民間人)の雇用代わり兵役経験のない未教育者補助輸卒として多数動員)。なお、20-32歳の兵役年齢層について戦闘員動員率5.7%(国外動員率4.1%)と推計される。 近代陸軍モデルである仏独陸軍は、鉄道運河使えない所で物資輸送を馬に頼っており、また日本陸軍ドイツ陸軍手本兵站輸送計画立てていたにもかかわらず物資の運搬を人(背負子しょいこ)と一輪車大八車)に頼った主因は、馬と馬糧制約にあった。特に馬の制約は、最初に出動した第五師団強かった。同師団は、徴馬管区内の馬が少なかったこともあり、乗馬669頭と駄馬789頭の動員にとどまった上記通り装備から野砲外したため、砲兵用の輓馬0頭)。しかも徒歩車輌大八車)を用意せず、現地徴発朝鮮人人夫と馬がしばしば逃亡したため、兵站部所属軍夫1,022人(戦闘部隊所属を含む軍夫総計5,191人)が駄馬を引き、背負子物資運搬するだけで足りず、ときに戦闘員兵站部物資運搬従事した

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動員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 03:43 UTC 版)

クライング フリー セックス」の記事における「動員」の解説

K's cinemaでは1日に昼と夕の2回、1週間で計14の上が行われたが、9月8日昼、9日昼、14日昼の回が満席84席)となり、累計868人の動員を記録したシネマスコーレでは2週間で計14の上が行われ、累計272人の動員を記録しており、通算で1千人上の動員を記録したことになる。シネマ・ジャック&ベティでの公開以後動員数公表されていない

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動員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 15:02 UTC 版)

労農赤衛隊」の記事における「動員」の解説

現在、18歳から60歳までの全ての成人男女地方軍及び家庭主婦大学生除外)を網羅する労農赤衛隊は、労働党中央委員会民防衛部の計画指示従い定期的に動員訓練受けている。訓練綱領命令は、党中央委員会民防衛部から下達し、各道、市、郡(区域民防衛部では、労農赤衛隊訓練所常設単位訓練執行する労農赤衛隊訓練所は、郡(区域別に設置し計画従い大隊別に訓練召集実施する労農赤衛隊定期訓練は、年間15日で年1回実施する訓練執行は、各郡(区域)党委員会民防衛部が責任負って実施する。各郡(区域)党委員会民防衛部は、年間訓練計画を各機関企業所、里赤衛隊長通報し各級単位赤衛隊長は、年間訓練計画従い成員訓練所入所させる。これは、党的統制のために、誰も背くことができず、万一、これに背けば、党軍事政策背いた罪に該当する処罰を受ける。労農赤衛隊訓練所入所通知受けた労農赤衛隊員は、個人準備物持参して訓練所入所なければならない

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「動員」を含む「労農赤衛隊」の記事については、「労農赤衛隊」の概要を参照ください。

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動員

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 08:44 UTC 版)

名詞

どういん

  1. ある目的のために人や物を駆り集めること。
  2. 映画などの興行観客集めること。またその観客数
  3. 軍隊平時編制から戦時編制切り替えること。
  4. 戦争遂行のために国内工場資源人員などを政府管理下に置くこと。

関連語

発音(?)

ど↗ーいん

動詞

活用

サ行変格活用
動員-する

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