relay

実用日本語表現辞典

relay

別表記：リレイ

「relay」とは、伝達する・引き継ぐ・情報や物資の交換・中継のことを意味する英語表現。

「relay」とは・「relay」の意味

「relay」とは、主に電気回路で使用される電子部品の一種で、制御信号や電力を別の回路に伝達する役割を持つ装置のことを指す。一般的に、入力信号に応じてスイッチを開閉することで出力信号を制御する。また「relay」は、動詞としても用いられ、「伝達する」や「引き継ぐ」という意味を持つ。例えば、情報や物資を次の担当者やチームに引き継ぐ場合などに使用される。このように、「relay」は電子部品としての意味と、動詞としての意味の両方を持つ単語である。

「relay」の発音・読み方

「relay」の発音記号は、「rɪˈleɪ」である。「r」は、日本語の「ら」に近い音で、舌を上に持ち上げて、口の中で振動させるように発音する。次に「ɪ」は、無声母音で、短い「い」音に近い発音である。そして「ˈleɪ」の部分は、強勢のある音節で、続く「leɪ」は、「レイ」という発音になる。この音は、日本語には存在しないため、音声で聞いて覚えるのが良く、舌を前に出して、口を広く開け、唇を少しとがらせて発音すると近い音になる。合わせると、「rɪˈleɪ」となり、注意点としては、最後の「y」はあくまで母音の一部であり、音節としては認められないため、発音しなくても良いという点である。

「relay」の語源・由来

「relay」の語源は、フランス語の「relais（ルレ）」に遡る。元々は、騎手を交代させるための馬の交換所を意味していた。後に、同じ役割を持つ人間の交代所や、メッセージや荷物を交換する場所を指すようになったとされている。この「relais」が英語に入り、特に鉄道業界では、列車を運転するために必要な機関士や運転士の交代を行う場所や、列車が荷物や乗客を転送するための停車場を「relay」と呼ぶようになった。

さらに、電気技術が進歩した現代においては、信号や電力を切り替えるための電子部品を指して「relay」と呼ぶようになった。このように、「relay」の語源は、元々は交換や交代を意味するフランス語に由来するもので、その後、様々な分野で使用されるようになったという経緯がある。

「relay（マッチングプラットフォーム）」とは

「relay（リレイ）」は、事業承継のためのマッチングプラットフォームであり、企業のオーナーが事業承継をするために、後継者を見つけることを支援するサービスである。従来の事業承継では、後継者を見つけることが難しく、多くの企業が存続できなくなってしまうことがあったが、「relay」を利用することで、後継者を見つけることができ、企業の存続を支援することができる。

「relay」では、オーナーと後継者のマッチングを支援するだけでなく、後継者の育成や支援も行っており、具体的には、後継者に対して事業承継に必要なスキルや知識を提供し、事業承継の成功を支援している。また、後継者は新たなビジネスチャンスを探すこともできるため、事業承継を考える企業と後継者双方にとって、大変有益なプラットフォームとなっている。

「relay」を含むその他の用語の解説

「Relay race」とは

「リレー競技」とも呼ばれ、複数の選手が順番に走り、バトンを手渡しながら最速でゴールを目指す競技。

「Relay station」とは

「中継所」とも呼ばれ、情報や物資を転送するための中継地点や施設のことを指す。例えば、ラジオ局やテレビ局で、信号を中継するための送信所や受信所を「relay station」と呼ぶことがある。

「Relay satellite」とは

「中継衛星」とも呼ばれ、通信や放送などの信号を地球上の別の場所に中継するために使用される人工衛星のことを指す。

「Relay team」とは

「リレーチーム」とも呼ばれ、複数の人が一つの目的を達成するために協力して行動するグループのことを指す。例えば、ビジネスで、一つのプロジェクトを複数の人が分担して進める場合に「relay team」と呼ぶことがある。

「Relay（プラグイン）」とは

「Relay」とは、FigmaとSketchなどのデザインツール用のプラグインである。このプラグインを使うことで、デザインカンプからコーディングまでの作業を効率化することができる。具体的には、デザイナーが作成したデザインカンプを「Relay」でエクスポートすることで、HTMLやCSSなどのコードに変換することが可能である。また、「Relay」には、さまざまなアセット（画像やアイコンなど）を簡単に管理できる機能もある。

このように、「Relay」を使用することで、デザイナーとデベロッパーの間のコミュニケーションをスムーズにし、作業の効率化を図ることができ、コードの品質を維持しながら素早くデザインから実装に移行することができるため、開発のスピードアップにもつながるといえる。

「relay」の使い方・例文

電子部品としての「relay」の使い方
・The circuit uses a relay to control the flow of electricity.（その回路は、電気の流れを制御するためにリレーを使用している。）
・The relay clicked and the motor turned on.（リレーがカチッと音を立て、モーターが動き始めた。）

動詞としての「relay」の使い方
・She relayed the message to her colleague.（彼女は同僚にメッセージを伝えた。）
・He relayed the instructions to the rest of the team.（彼は指示をチームの他のメンバーに伝えた。）

その他の使い方
・Our relay team won the race.（私たちのリレーチームはレースに勝った。）
・The relay station is located in a remote area.（中継所は、遠隔地にある。）
・The relay satellite is responsible for transmitting signals from one point to another.（中継衛星は、一箇所から別の箇所への信号の伝送を担当している。）
・I exported the design using the Relay plugin.（私はRelayプラグインを使用して、デザインをエクスポートした。）

これらの例文から、いくつかの異なる意味で「relay」を使用することができることがわかる。電子部品としてのリレー、メッセージを伝える動詞としてのリレー、リレー競技や中継所、中継衛星、デザインツールのプラグイン「Relay」など、さまざまな文脈で使用されることがある。

（2023年3月23日更新）

デジタル大辞泉

リレー【relay】

読み方：りれー

［名］(スル)

１ 順繰りに受け継いで次へと送り伝えて行くこと。中継。「バケツを—して消火にあたる」

２ ⇒リレーレース

３ 継電器。

実用空調関連用語

リレー relay

「継電器」ともいい、ある条件が与えられたとき、またはある条件の状態になったとき接点が動作し、それによって他の電気回路を開閉するスイッチ。つまりあらかじめ規定した電気量または物理量に応じて、電気回路を制御する機能を有する装置をいう。

けいでんき 継電器 relay

「リレー」ともいいある条件が与えられたとき、またはある条件の状態になったとき接点が動作し、それによって他の電気回路を開閉するスイッチ。つまりあらかじめ規定した電気量または物理量に応じて、電気回路を制御する機能を有する装置をいう。

ウィキペディア

リレー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/06/27 04:04 UTC 版)

リレー（英語：relay）