FZ-1とは? わかりやすく解説

FZ1

FZ1
FZ1

認定型式

EBL-RN21J

車体打刻型式

RN21J

エンジン型式

N518E

全長全幅全高

2,140mm/770mm/1,060mm

軸間距離

1,460mm

シート高最低地上高

815mm/135mm

車両重量

219kg

燃費・定地走行テスト値

21.0km/L(60km/h)

最小回転半径

3.0m

エンジン種類

水冷4ストロークDOHC5バルブ

気筒数配列/総排気量

並列4気筒/998cm3

内径×行程

77.0mm×53.6mm

圧縮比

10.5 : 1

最高出力

69kW(94PS)/9,000r/min

最大トルク

80N・m(8.2kgf・m)/7,500r/min

始動方式

セル

潤滑方式

強制圧送ウェットサンプ

エンジンオイル容量

3.8L

燃料タンク容量

18L

燃料供給

燃料噴射

点火方式

T.C.I.式

バッテリー容量/型式

12V-11.2Ah(10h)/YTZ14S

1次減速機構/減速比

ギア/1.511(65/43)

2次減速機構/減速比

チェーン/2.647(45/17)

クラッチ形式

湿式多板コイルスプリング

変速機形式

リターン式6段

変速比

2.533/2.062/1.761/1.521/1.350/1.208

フレーム形式

ダイヤモンド

キャスタートレール

25°00′/109mm

タイヤサイズ 前・後

120/70 ZR17 M/C (58W)・190/50 ZR17 M/C (73W)(前後チューブレス

制動装置 前・後

油圧式ダブルディスク油圧式シングルディスク

ヘッドライト

ハロゲンバルブ(60W/55W)

乗車定員

2名

※都合により製品の仕様を予告なく変更する場合あります

(注:この情報は2008年8月現在のものです)

ヤマハ・FZ1

(FZ-1 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/12 00:04 UTC 版)

FZ1及びFZS1000FAZERは、2001年よりヤマハ発動機が製造販売していた1000 ccクラスのオートバイ大型自動二輪車)である。

欧州、南アフリカ、オセアニア向けに販売されており、第1世代2005年迄のモデルは、FZS1000FAZER(エフゼットエス1000フェザー)の車名を、北米向けのみ、FZ1(エフゼットワン)の車名を用いていた。第2世代へ全面刷新された2006年モデルより、北米向けと同じFZ1に統一された。新たに加えられたネイキッド仕様は、FZ1の車名を、ハーフカウル付き仕様はFZ1 Fazer(エフゼットワン フェザー)と名称を改められた。

概要

FZS1000(初代のみ北米モデルだけFZ-1を呼称)は、《The Ultimate Strong FAZER》をキーワードに開発された。パイプフレームにマウントされたアッパーフェアリング付きではあるが、車体種別ではネイキッドタイプに分類される。エンジンは、5弁の4XV型YZF-R1をベースにし、クランクマス(質量)を10 %増量して中低速重視に改良されたコンパクトな998 cc/DOHC/5弁/水冷直列4気筒エンジンを採用している。また、YZF-R1同様に“EXUP”(エクザップ)を採用しており、フラットなトルクを引き出している。車体は、極太の鋼管ダブルクレードルフレームの採用で高剛性かつしなやかであり、ロングストロークのサスペンションと相まってしなやかな足回りとなっている(2001年 - 2005年モデル)。

2006年モデルは2005年の東京モーターショーにて発表された。日本を含め、主要市場に展開されているグローバルモデルである。新型では、5弁の5VY型YZF-R1のエンジンをベースに一新され、インジェクションを搭載した。さらにYZF-R1に対してマス40 %増のクランクを搭載、カムプロフィール、ギアレシオが変更されており実用域における後輪駆動能力は、YZF-R1を凌ぐ特性になっている。フレーム設計も新しいものとなり、FZ6からのフィードバックを受けて設計された新しいフレームは非常に高い剛性を持ち、YZR-M1にて実績を持つ左右独立分担減衰力発生方式の倒立フロントフォーク、強化メンバーを持つ同社製品現行車種では最大の大きさを持つCFダイキャストスイングアームとあわせて、従来のパイプフレームにくらべるとしなやかさがなく、よりスーパースポーツ系に近い性質を持つようになった。

USモデルは、灯火類レギュレーションでフロントフォークと車輌後方にリフレクターを装備、ポジションランプが廃止されて、前部ウインカーがポジションランプを兼ねている。速度計がUSとUKモデルはmph表記で、その他のモデルはkm/h表記となる。 2007年モデルを最後に、日本国内における並行輸入販社であるプレストコーポレーションの取扱いカタログより削除されたが、2008年2月28日よりカウル付き・ノンカウル両モデルの日本国内仕様が発売されている。尚、プレストコーポレーションを頼らず、独自の流通ルートを持つYSPのディーラーGrやレッドバロンでは、各々の販売網にてフルパワーモデルを並行輸入して販売している。

なお全モデルとも日本仕様は2016年にラインアップから外されている。

モデル一覧

FZS1000・FZ1(2001年-2005年)

FZS1000FAZER
FZS1000SFAZER
Yamaha Fazer 1000S (2002)
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
車体型式 5LV1
エンジン 998 cm3 4ストローク
水冷DOHC5バルブ並列4気筒
内径×行程 / 圧縮比 74.0 mm × 58.0 mm / 11.4:1
最高出力 105.2 kW(143 PS)/ 10,000 rpm
最大トルク 105.9 N·m(10.8 kgf·m)/7,500 rpm
乾燥重量 208 kg
車両重量 231 kg
テンプレートを表示
  • 2001年・2002年モデル - シリーズ最初のモデルである。北米向けモデルネームはFZ1、それ以外はFZS1000FAZER。
  • 2003年モデル - カラーリングの変更、マイナーチェンジが行われた(ヘッドライトスイッチ廃止など)。モデルネームは、グレードにより、FZS1000/FZS1000Sとされた。
  • 2004年モデル - カラーリングの変更が行われた。
  • 2005年モデル - パイプフレームを持つFZS1000/FZ1の最終モデルである。マイナーチェンジとしてマフラー内部に触媒を搭載した。

FZ1(2006年 - )

FZ1 Fazer
(FZ1)
2007 Tokyo Motor Show
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
エンジン N518E型 998 cm3 4ストローク
水冷DOHC5バルブ並列4気筒
内径×行程 / 圧縮比 77.0 mm × 53.6 mm / 11.5:1
最高出力 110.3 kW(150 PS)/ 11,000 rpm
最大トルク 106 N·m(10.8 kgf·m)/ 8,000 rpm
乾燥重量 199(FZ1-194) kg
2008年日本国内仕様
  • 最高出力 69 kW(94 PS)/ 9,000 rpm
  • 最大トルク 80 N·m(8.2 kgf·m)/ 7,500 rpm
  • 乾燥重量 205 kg(FZ1-199)
テンプレートを表示
  • 2006年モデル - 車種名をFZ1に統一。新たにハーフカウルを装備しない車種が追加された(カウル付きの車種の名前はFZ1 FAZER)。また2006年モデルとして大幅な仕様変更が行われた[3]
  • 2008年モデル - 2008年1月9日にノンカウル版共々日本国内仕様が発表され、同年2月28日より販売が開始された[4]。名称は変わらず。最高馬力、最大トルクとも日本国内の環境規制に対応させるためリセッティングされている。
  • 2011年モデル - 2011年3月18日ワイズギア製のオプション品を装着したフルカウル仕様の FZ1 FAZER GT(エフゼットワン フェザー ジーティー) を発表した。当初は期間限定受注で5月10日に発売する予定であったが、発表直前に発生したの東日本大震災の影響から発売が延期となり、9月9日より改めて通常発売された[5]。その後は通常仕様にオプション装備を追加した「アクセサリーパッケージ」としての位置づけで販売されている。

脚注

注釈

出典

外部リンク


FZ1(2006年 - )

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 22:30 UTC 版)

ヤマハ・FZ1」の記事における「FZ1(2006年 - )」の解説

FZ1 Fazer (FZ1) 2007 Tokyo Motor Show 基本情報排気量クラス大型自動二輪車 エンジンN518E型 998 cm3 4ストローク水冷DOHC5バルブ並列4気筒 内径×行程 / 圧縮比77.0 mm × 53.6 mm / 11.5:1 最高出力110.3 kW150 PS)/ 11,000 rpm 最大トルク106 N·m(10.8 kgf·m)/ 8,000 rpm 乾燥重量199(FZ1-194) kg 詳細情報 製造日本 製造期間 2006年- タイプ ロードスポーツ 設計統括 デザイン フレーム ダイヤモンド 全長×全幅×全高 2140 mm × 770 mm × 1205(FZ1-1060) mm ホイールベース 1460 mm 最低地上高 135 mm シート高 815 mm 燃料供給装置 燃料噴射装置 始動方式 セルフ潤滑方式 ウェットサンプ 駆動方式 チェーンドライブ 変速機 常時噛合式6段リターン サスペンション 前 ⌀43 倒立テレスコピック式 後 スイングアーム式 キャスター / トレール 25.0° / 109 mm ブレーキ 前 ⌀320 油圧式ダブルディスク 後 ⌀245 油圧式シングルディスク タイヤサイズ 前 120/70 ZR17(58W) 後 190/50 ZR17(73W) 最高速度 乗車定員 2人 燃料タンク容量 18 L 燃費 カラーバリエーションシルバー3 █ダークパープリッシュブルーメタリックU 以下FZ1 █シルバー3 █ブラックメタリックX █ライトレディッシュイエローソリッド1 本体価格 998,000円(税別備考 スペック2006年輸出仕様 先代 ヤマハFZS1000 後継 姉妹車 / OEMクラスの車 ホンダ・CB1000R スズキ・バンディット1250 カワサキ・Z1000 カワサキ・ニンジャ1000 ドゥカティ・ストリートファイター KTM・990スーパーデューク 2008年日本国内仕様 最高出力 69 kW94 PS)/ 9,000 rpm 最大トルク 80 N·m(8.2 kgf·m)/ 7,500 rpm 乾燥重量 205 kg(FZ1-199) テンプレート表示 2006年モデル - 車種名をFZ1に統一新たにハーフカウル装備しない車種追加された(カウル付き車種の名前はFZ1 FAZER)。また2006年モデルとして大幅な仕様変更が行われた。 2008年モデル - 2008年1月9日にノンカウル版共々日本国内仕様発表され同年2月28日より販売開始された。名称は変わらず。最高馬力、最大トルクとも日本国内環境規制対応させるためリセッティングされている。 2011年モデル - 2011年3月18日ワイズギア製のオプション品装着したフルカウル仕様FZ1 FAZER GT(エフゼットワン フェザー ジーティー) を発表した当初期間限定受注5月10日発売する予定であったが、発表直前発生した東日本大震災の影響から発売延期となり、9月9日より改め通常発売された。その後通常仕様オプション装備追加した「アクセサリーパッケージ」としての位置づけ販売されている。 Yamaha Fazer 1000-EXUP (2003) Yamaha FZ1 ABS (2008)

※この「FZ1(2006年 - )」の解説は、「ヤマハ・FZ1」の解説の一部です。
「FZ1(2006年 - )」を含む「ヤマハ・FZ1」の記事については、「ヤマハ・FZ1」の概要を参照ください。

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