ヤマハ・サリアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 05:52 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ヤマハ・サリアン (Salient) は、ヤマハ発動機が販売していたスクータータイプの原動機付自転車である。1982年1月発売、現在は既に生産を終了している。 サリアンはSalient(英語・セイリアント)をフランス語風に読んだもの。顕著な、目立つ、跳躍する、という意味を持つ。スクーター競合時代のリーディングモデルとなることを願って命名された[1]。
概要
CMキャラクターは宮崎美子。1981年2月に発売された「ベルーガ」に続くヤマハの本格スクーター第2弾、ベルーガより小型で、パッソーラの上という位置づけで、主に女性層をメインターゲットとして開発された。前後10インチサイズのタイヤを採用し、フロントサスペンションは乗り心地を重視してボトムリンク方式とした。車両重量は乾燥で55kg(デラックス)。また、セルスターターが全グレードに標準装備された。
搭載されるエンジンは、最高出力3.6psを発揮する空冷2サイクル単気筒。駆動方式はパッソル系のオイルバス式チェーンドライブではなくVベルトによるオートマチックを採用していた。 グレードは「デラックス」と「スーパーデラックス」の2種類。当時のメーカー希望小売価格は、デラックスが129,800円、スーパーデラックスが138,000円であった。
1984年1月にはニューサリアン(CA50ED)が発売される。レッグシールドとフロントフェンダーが一体化され、全体がプロテクトモールにより保護された。エンジンは最高出力 5.0PSになる。メーカー希望小売価格は、138,000円であった。
脚注
- ^ 「ジャスト・スクーター サリアン新発売」『ヤマハニュースNo.224』ヤマハ発動機株式会社、1982年2月1日
関連項目
外部リンク
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