ヤマハ・YZF-R
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/12 03:09 UTC 版)

YZF-R(ワイゼットエフ‐アール)は、ヤマハ発動機が日本国内外で製造販売するオートバイの車種のシリーズ名である。
Rシリーズとも呼ばれ、ヤマハ発動機のスーパースポーツもしくはメガスポーツタイプのオートバイである。フラッグシップモデルの「YZF-R1」を筆頭に、ロードレース世界選手権(MotoGP)やスーパーバイク世界選手権(SBK)で培ったレーシング技術を投入するモデルである。
YZF-Rシリーズのバイクの名称の「YZF-Rxx」のxx部は、排気量を表している。
現行車種
画像 | 車種名 | 排気量 | エンジン | 発売年 | 製造国 | 開発コンセプト | 関連車種 |
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751cc~1000cc | |||||||
YZF-R1M /YZF-R1 | 997cc | 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列4気筒 |
1998年 | ![]() |
High tech armed pure sport[1] | MT-10(派生車種) FZ1(姉妹車種) |
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YZF-R9 | 890cc | 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列3気筒 |
2025年 | ![]() |
Re-DNAed Supersport[2] | MT-09(派生車種) XSR900(派生車種) |
401~750cc | |||||||
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YZF-R7 | 688cc | 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列2気筒 |
1999年 | ![]() |
「かっこよくて、ちょうどいい」 | MT-07(派生車種) XSR700(派生車種) |
400ccクラス以下 | |||||||
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YZF-R3 | 320cc | 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列2気筒 |
2015年 | ![]() |
Ride the“R”Anytime | MT-3(派生車種) |
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YZF-R25 | 249cc | 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列2気筒 |
2015年 | ![]() |
「毎日乗れるスーパースポーツ」 | MT-25(派生車種) |
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YZF-R15 | 155cc | 4ストローク 水冷OHC4バルブ単気筒 |
2018年 | ![]() ![]() |
MT-15(派生車種) XSR155(派生車種) |
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YZF-R125 | 124cc | 4ストローク 水冷SOHC4バルブ単気筒 |
2008年 | ![]() |
「いつもが、いつもじゃなくなった」 | MT-125(派生車種) XSR125(派生車種) |
生産終了車種
画像 | 車種名 | 排気量 | エンジン | 発売年 | 製造国 | 関連車種 | 備考 |
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YZF-R6 | 599cc | 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列4気筒 |
1999年-2024年 | ![]() |
YZF-R9に継承。 |
関連車種

- ヤマハ・YZR-M1(2002年-、1000cc) - ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦するために開発された競技用車両。MotoGPではライダーズチャンピオンを8回獲得、直列4気筒エンジンを搭載する唯一のマシンである。
過去には、バレンティーノ・ロッシやホルヘ・ロレンソらと共にチームズタイトルを獲得している。
M1のMとは、英単語のMissionの頭文字であり、「開発技術を市販車開発へ」と「MotoGPのチャンピオンマシン」という二つの使命を表している。
脚注
- ^ YZF-R1M/YZF-R1 - YAMAHA MOTOR、2023年08月01日
- ^ “YZF-R6からR9へ!! 来シーズンのワールドスーパースポーツ選手権、ヤマハは3気筒レーサーを投入 - ForR”. ForR (2024年11月21日). 2025年4月26日閲覧。
外部リンク
- ヤマハ・YZF-Rのページへのリンク