ヤマハ・RXとは? わかりやすく解説

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ヤマハ・RX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/26 09:58 UTC 版)

ヤマハ・RX50
基本情報
排気量クラス 原動機付自転車
メーカー ヤマハ発動機
車体型式 4U5/4U6
エンジン 49cm3 2サイクル
空冷ピストンリードバルブ・単気筒
内径x行程 / 圧縮比 40mm x 39.7mm / 7.4:1
最高出力 7.0ps/9,000rpm
最大トルク 0.57kgf・m/8,000rpm
乾燥重量 75kg
車両重量 84kg
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ヤマハ・RX(アールエックス)は、ヤマハ発動機が製造していたクルーザー(アメリカン)タイプのオートバイ50ccモデル(第一種原付)80ccモデル(第二種原付甲)がある。

1978年に発売されたXS650 Spacialをきっかけとして流行した「ホースバックライディング」すなわちアメリカンタイプのオートバイを、ヤマハは「スペシャル」タイプとして展開した[1]。ヤマハ・RXはこの流れを原付にまで広げたものである。

RX50スペシャル

50ccモデルはRX50 Spacialとして1980年に発売された[1]GT50系のエンジンをベースとし、同クラスとしてはハイパワーな7.0馬力に設定された空冷2ストローク単気筒49ccエンジンを搭載する[2]。原付クラスとしては大柄な車体にパワフルなエンジン、タンデムシート風のロングシート後部には小物入れを装備するなど高い実用性を備えるとともに[2]、キャストホイール仕様(4U5型)とスポークホイール仕様(4U6型)との2タイプがラインナップされた[2]。1982年にはカラーリングとグラフィックを変更したニューモデルが投入されている[3]

また、その他のバリエーションとして、車体外装を黒色で統一した特別仕様車の「RX50ミッドナイトスペシャル」が存在する[4]

RX80スペシャル

ヤマハ・RX80
画像募集中
基本情報
排気量クラス 小型自動二輪車
メーカー ヤマハ発動機
車体型式 5L6
エンジン 79cm3 2サイクル
空冷ピストンリードバルブ・単気筒
最高出力 8.1ps/7,500rpm
最大トルク 0.78kgf・m/7,000rpm
乾燥重量 81kg
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80ccモデルはRX80 Spacialとして1981年に発売された[5][4]GT80系のエンジンをベースとし、同クラスとしてはハイパワーな8.1馬力に設定された空冷2ストローク単気筒79ccエンジンを搭載する[4]。原付二種クラスとしては大柄な車体に、タンデム可能な段付きシートを装備しており[4]、キャストホイール仕様のみがラインナップされた。1982年にはカラーリングとグラフィックを変更したニューモデルが投入されている[3]

その他のRXシリーズ

Yamaha RX135

RX100RX135RX180は、RD90をベースとした輸出専用の国外仕様モデルである。

  • RX100
  • RX135
  • RX185

脚注

  1. ^ a b ヤマハニュース、1980年8月号、P.13
  2. ^ a b c 20世紀のアイアンホース達、P.192
  3. ^ a b ヤマハニュース、1982年3月号、P.23
  4. ^ a b c d 20世紀のアイアンホース達、P.197
  5. ^ ヤマハニュース、1981年3月号、P.15

参考文献

関連項目

外部リンク




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