7人の英雄
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「オリンポスの神々と7人の英雄」の記事における「7人の英雄」の解説
ジェイソン・グレイス (Jason Grace) 金髪に青い目。背は高く、典型的な美男子で、いわゆるイケメン。腕には鷲と10本以上の線のタトゥーが入っている。口元には幼い頃ホチキスを食べようとして付けた傷がある。常に冷静であり、4巻ではアルゴⅡ号のリーダー的役割をしている。5巻では、アスクレピオスの診療所を訪れた際に近視であることが分かり、眼鏡をかけ始める。天空の神ユピテルの息子。そのため、空中を飛行でき、雷や風を操ることができる。現在16歳で、ユピテル訓練所のプラエトルだった。しかし、4巻の『ハデスの館』ではプラエトルの座をフランク・チャンに譲る。ローマのユピテル訓練所のやり方に疑問を抱いていて、ガイアとの戦いが終わったら、ハーフ訓練所にパイパー、リオと戻ることを望んでいる。普段はコインの姿をしているが弾くと剣になる魔法の武器を使っていたが、1巻の『消えた英雄』で巨人との戦いで破壊される。ゼウスの娘であるタレイアとは姉弟関係にある。3巻の『アテナの印』で、レイナに恋愛感情は持っていないとパイパーに伝える。パイパー・マクリーンのボーイフレンド。 パイパー・マクリーン (Piper McLean) チョコレート色の髪に、光の加減によって色が変わって見える万華鏡のような目をしている。現在15歳。愛と美の女神アフロディテの娘で美人。第1話にてドルー・タナカよりも冒険の数が多いことからアフロディテコテージのリーダーに就任。目立つことが苦手なためか、いつも地味な恰好をしている。アフロディテの子であるため、「愛の言語」ことフランス語を生まれつき話すことができる。また、話術で他人を説得し思い通りにする力を持つ。話術の能力はアフロディテの子供の中でもまれな能力である。第5話では手先の器用さも描写されている。武器は、トロイア戦争のヘレネが使用していたナイフ、カトプトリス。この刃には未来の出来事が映し出されることがある。父は有名な役者でチェロキー族のトリスタン・マクリーン。幼少期のトラウマにより、ベジタリアンである。ジェイソンの気持ちがレイナに傾いているのではないかと恐れていた。ジェイソン・グレイスのガールフレンド。 リオ・バルデス (Leo Valdez) カールの掛かった黒髪に茶褐色の目。耳は尖っていて、いたずらっぽい笑みが特徴的。お調子者でユーモアのセンスが抜群。幼少期にガイアの企みにより母エスペランサを無くす。その後は里親や親戚の元を転々としていた。現在15歳でヘパイストスの息子。そのため手先が器用で、ヘパイストスの子供にはまれであるが炎を操る力を持つ。アルゴⅡ号の設計者。ある程度制限はあるが、たいてい何でも取り出すことのできる魔法の工具ベルトを身につけている。3巻『アテナの印』では、ヘイゼルの元恋人サミー・バルデスの子孫であることが判明。4巻『ハデスの館』では、出会ったカリュプソと恋に落ち、カリュプソの元を去る際、必ず戻って来て外の世界に連れ出すと、ステュクスの川に誓う。5巻でガイアを倒すために自ら犠牲となるが医者の薬をフェスタスに注射されたことにより蘇り、カリュプソと再会する。 パーシー・ジャクソン (Percy Jackson) 前シリーズの主人公。癖のある黒髪に海色の目。海神ポセイドンの息子。ハンサムな美男子でかっこいい。パイパー・マクリーンからは今時の男子でやんちゃなタイプと評価されている。魅力的だ、と神々からもいわれており、モテる。笑顔は悪戯っぽく、ユーモアのセンスが抜群。直感が鋭く、頭の回転が早い。現在16歳で、ハーフ訓練所のリーダーであり、2巻『海神の息子』では、記憶をなくした状態でユピテル訓練所に送り込まれるが、ヘイゼル・レベックやフランク・チャンと共に訓練所を危機から救った功績を認められ、ユピテル訓練所のプラエトルに就任。3巻末にてアナベス・チェイスと共にタルタロスに落ちるが、4巻『ハデスの館』で脱出、プラエトルの座をフランクに譲ることに同意する。最も強力なハーフだ、とニコに言われている。剣の達人。8月18日生まれ。水を自在に操る力を持つ。水以外でも、液体状の物は操ることが可能。4巻『ハデスの館』では、毒を自在に操る姿が見られる。水中でも呼吸可能で、水圧に耐性がある。自分の意思でない限り、水に濡れることはない。馬や海の生き物と会話できる能力を持つ。ペガサスのブラックジャックとは長い付き合い。大人になったハーフが大学へ行き、家族を持ち、平和に暮らせるユピテル訓練所を見て、アナベスと共にここで暮らしたいと思うようになる。武器は、使用しないときはボールペンの姿の剣、アナクルーズモス。ペンのキャップを取ると、剣になる。4巻『ハデスの館』では、取ったキャップをペンの尻に差すとボールペンとして使用できることが明らかになる。アナベス・チェイスのボーイフレンド。 ヘイゼル・レベック (Hazel Levesque) カールの掛かった茶髪に、黄金色の目。小柄では可愛らしい顔立ちをしている。死者の神プルトの娘で、現在13歳。大人っぽく、落ち着いている。貴金属を思い通りに操る力を持つ。船酔いしやすい体質。一度ガイアの罠にはまり、母と共に死ぬが、ハデスの息子のニコ・ディ・アンジェロの手により、現代に蘇る。3巻『アテナの印』では昔好きだったサミー・バルデスの面影を残すリオに複雑な感情を抱く。愛馬は2巻『海神の息子』で手なずけたアリオン。4巻『ハデスの館』ではミストを操る力を習得する。第5巻では第5コホルスの隊長になったことを伺わせるような描写があった。フランク・チャンのガールフレンド。 フランク・チャン (Frank Zhang) 短い黒髪に茶色の目。アジア系カナダ人。マルスの息子。がっしりとした体型に似合わず、幼い顔立ちをしている。しかし、4巻『ハデスの館』では、彼の戦いに感心したマルスの祝福により、背がより高く、顔つきも大人びた。第2巻にて、隊長に就任、死神タナトスを解放した。母は戦死し、祖母も同巻にて死亡が伺える。難読症やADHDを患っていない数少ないハーフ。現在16歳。戦の神マルスの息子だが、母方にポセイドンの血も引いているため、『賜物』と呼ばれ一族に伝わっている変身能力がある(物語の中では、ゾウや熊、ドラゴンなど様々な動物に変身している)。その能力は冒険の旅の中で、大変重宝されている。弓の名手。生まれたときに与えられた薪は、彼の命と深く結びついていて、薪が燃えると彼も死んでしまう。2巻『海神の息子』では、その薪をヘイゼル・レベックーに預けた。しかし、4巻『ハデスの館』で、リオに耐火性の布を作ってもらい、それに薪を入れて自分で持ち歩く。4巻でユピテル訓練所のプラエトルに就任し、5巻ではヘイゼル、レイナと共にユピテル訓練所へ戻る。ヘイゼル・レベックのボーイフレンド。 アナベス・チェイス (Annabeth Chase) 毛先がカールした金髪に嵐のような灰色の目。背は高い。知と戦術の女神アテナの娘で容姿端麗。シリーズ中では尊敬の対象として描かれている。7月12日生まれで、現在17歳。頭脳明晰で戦略に長けている。努力家で、ずば抜けた運動神経を持っている。建築が好き。訓練所で一番頭がよく、アテナの子供の中で一番賢い。パーシーからは完璧なハーフ、と言われている。クモ恐怖症。3巻の『アテナの印』でパーシーと再会した際、パーシーに柔道の技をかけたことから、武道にたしなんでいることがうかがわれる。3巻にて長年行方が不明だったアテナ像をアテナとそのこどもたちの最大の敵であるアラクネから取り戻すものの、直後にパーシーと共にタルタロスに落ちる。4巻『ハデスの館』でタルタロスに落ちた時に愛用だった武器で昔の想い人ルーク・キャステランから貰ったナイフ、ダイダロスのパソコンをなくすがギガンテスのダマセンからドラゴンの骨でできた剣をもらう。持っている魔法のアイテム、かぶると姿が消える隠れ帽は、母アテナからもらった贈り物。3巻『アテナの印』では、母アテナと口論したことにより、その魔法の効果は消えてしまっている。オリンポス山がクロノスの攻撃により破壊されてから、オリンポス山の修復・再建築のリーダーに任命されている。アルゴⅡ号でのリーダー的存在。パーシー・ジャクソンのガールフレンド。
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