装備・ビークル
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「キャプテン・アメリカ」の記事における「装備・ビークル」の解説
キャプテン・アメリカの盾 精鋭部隊“ハウリング・コマンドーズ”結成以降から現代まで長く愛用する、星条旗があしらわれたトレードマークの円形盾。ハワード・スタークによってヴィブラニウムを全て注ぎ込んで試作され、スティーブに気に入られて使う事になった。高い硬度を活かして、防具としてだけでなく打撃・投擲武器としても多用される。 ユニフォーム(Captain America's Uniform) 盾と同様に星条旗をモチーフにした、スティーブ専用の戦闘服とヘルメット。ヘルメットは額部分に“A”のアルファベットが、両脇には小さな羽がそれぞれ描かれており、口元以外の頭部を保護するマスクとして用いられ、戦闘服本体とは一体型ではない代わりに顎留めが付属している。ハワード・スターク製 スティーブの頼みで国債活動で着用していたコスチュームのイメージを取り入れてハワードが盾と共にスティーブの体格に合わせて作り上げた物だが、そのデザインは色長を抑えた軍服そのものとなった。材質はカーボンポリマーの重合体で、銃撃や刃物に対してある程度の耐性を持つ。上半身の難燃性ジャケットには盾を背負うためのユーティリティ・ベルト、右大腿部には拳銃用携行用ホルスター、腰回りには救急キットやトランスポンダがそれぞれ備え付けてある。ヘルメットはフィットしたデザインであるため、殴り合いを繰り広げても脱げない。 S.H.I.E.L.D.製 アベンジャーズ・ユニフォーム 現代に復活したスティーブのために作られた新戦闘服とヘルメット。スティーブ/キャップのファンであるフィル・コールソンの「古き良きヒーローを時代が求める」という持論から、スティーブの国債活動時代の全身タイツコスチュームに最も近くデザインされた。その素材はノメックスとケブラー繊維によって構成され、無線コミュニケータなどの最新装備も搭載されたため、戦時中のユニフォームより高い運用性を備える。また、上半身のユーティリティ・ベルトはオミットされているが、背中に盾を背負うことは可能である。 スティーブは“ミッドタウン高校”の教育実習ビデオに出演した際や、2012年のニューヨークにタイムトラベルした際にもこのユニフォームを着用している。 ステルス・ユニフォーム(Stealth Uniform) S.H.I.E.L.D.に加入したスティーブに用意された潜入任務仕様の戦闘服とヘルメット。紺色を基調に灰色のラインが配されたデザインで、右肩側面部にはS.H.I.E.L.D.のロゴが、左肩側面部にはアメリカの国旗と“Rogers”のIDが施され、パンツには補強のためのニーパッドが備わっている。スティーブが逃亡犯として指名手配されると脱ぎ捨てられる。 “デシメーション”から22日後に、惑星“ガーデン”に隠遁していたサノスを急襲する際にもこのユニフォームを着用する。 トニー・スターク製 トニーによって新開発され、赤・白・青の基本色が戻った戦闘服とヘルメット。1着目 “ソコヴィア”やソウルでの戦いで着用した戦闘服とヘルメット。ウルトロンのプラズマビームを数発受けても破損しないほど優れた防御力とフィット感を有し、両肩部には、アベンジャーズのロゴが腕章として付いている。また、グローブには投擲した盾を磁気素子で引き寄せる“マグネティック・エレメント”が新たに搭載された。 2着目 ラゴスでの戦いからアベンジャーズの内乱・“ワカンダ”での戦いにまで着用した戦闘服とヘルメット。トニーによって再新調され、以前のユニフォームよりも軽量で防御性が高い物質が埋め込まれたため、より優れた防御力とフィット感を有するものとなったが、マグネティック・エレメントはオミットされている。ポーチには“ウォロスキ 200 衛星コミュニケーター”が、幅広ポケットにはフィールド装備 やクインジェットアクセスカード が収められている。 トニーとの死闘で胸部が破れるも、スティーブはこのユニフォームで逃亡しながらの活動に明け暮れた。そのためか全体的に色調が黒ずみ、胸部のシンボルと両肩部のアベンジャーズのロゴも欠損しており、袖をめくり上げて着用している。 スケイル・ユニフォーム(Scale Uniform) タイム泥棒作戦の終盤からサノスの群勢との最終決戦・ムジョルニアと“6つのインフィニティ・ストーン”を返還するためのタイムトラベルにまで着用した戦闘服とヘルメット。基本イメージはそのままに、両肩と胸部には“スケイル”の名称のとおり鱗状のプロテクターがあしらわれ、ズボンにはエンボス加工が施されている。 方位磁針 ハウリング・コマンドーズ結成以降から所持するアイテム。スティーブはこのアイテムの蓋の内側に、愛するペギー・カーターが写った新聞の切り抜きを貼って常に所持しており、21世紀の現代にスティーブが発見された際、彼と共に回収され、それ以降もスティーブは肌身離さずこのアイテムを所持していた。 M1911A1 戦時中にサブウェポンとして愛用したハンドガン。 盗聴器 “レムリア・スター”での任務で使用したツールで、掌大の射出機から発射し、目標に貼り付いて起動する。スティーブはこれを用いて、バトロックらの会話を盗聴する。 ワイヤー射出機 トニー製ユニフォームのポーチに収めて傾向していたツール。シベリアでの死闘においてスティーブは、このツールから発射したワイヤーをトニーの首に巻きつけて彼を一時牽制する。 ハーレーダビッドソン WLA"リベレーター" スティーブがハウリング・コマンドーズのリーダーとなってから愛用するバイク。武装が豊富に搭載され、左ハンドルのスイッチ操作でフロントカウルの2門の砲口からミサイルを発射し、右ハンドルのスイッチ操作で、シート後部のワイヤー射出機や、火炎放射器、自爆装置をそれぞれ起動させる。また、ヘッドライトの真後ろには盾を挿し込むスロットが、前輪の右脇にはライフルもしくはショットガン用のホルスター が置かれている。 本車両でスティーブは多くの戦場を駆けてきたが、ヒドラの本部基地突入時に、特攻・自爆させた。 ハーレーダビッドソン・ストリート アレクサンダー・ピアースらに指名手配されて“トリスケリオン”から脱出する際と、ソコヴィアでヒドラとの戦闘で運用されたバイク。ソコヴィアでスティーブは、運転しながら捕まえた敵兵を引き摺り回したり、本車を敵の車両目掛けて遠心力を付けて投げつけるなど、豪快な戦法を披露する。 このほかにもスティーブは、強化直後にハインツ・クルーガーを追った際に盾代わりとして持ったタクシーのドア、“ヘリキャリア”での戦いでロキに操られた兵士たちが装備していた“ノベスキー N4・ディプロマット”、“マインド・ストーン”を内包した“セプター”、サノスの群勢との戦いでは“ワカンダの盾”や、ムジョルニア、“ストームブレイカー”も使用し、“インサイト計画”阻止のための戦闘では“レプリカ・ユニフォーム”も着用した。また、私用の車両としてハーレーダヴィッドソン ソフテイル・ブレイクアウトやアウディ・e-tron スポーツバックコンセプトを運転している。 ヒドラ・ストンパー・アーマー(HYDRA Stomper Armor) ハワードによって開発され、スキニー・スティーブに運用される大型パワードスーツ。命名者はダム・ダム・デューガン。その外観は、“アイアンモンガー”に近しく、カラーリングはモスグリーンで、左半身前部には乗降用の踏み段数本が、背面には2基のスラスターエンジンと、他者が捕まるためのハンドルがそれぞれ取り付けられており、“☆”(右胸)・“C-15”(左胸)・“☆ USA”(右大腿部)のマーキングが施され、後にスティーブに“HELLO FROM”(右前腕)“BROOKLYN”(左前腕)の英字もペイントされた。 頭部から胸部にかけての開閉ハッチから乗り込む形で運用し、胸部中央に搭載した“テッセラクト”を動力源とする。ヘルメット内にタコメーターが搭載され、砲弾や多数の爆薬でも原型を保ち、両掌で戦車砲を握り潰すほど装甲の強度と握力は高く、スラスターエンジンで長距離ジェット飛行も可能で、両前腕2門の砲口から放つエナジーブラストを武装とする。また、スティーブと共に捕縛されてテッセラクトを取り除かれた際には、ヒドラの本拠である“クラーケン城”の発電機から発した電力を充填して起動した。 スキニー・スティーブは、このアーマーを用いて大戦中の戦地でペギーを支えて共闘し、ヒドラからもキャプテン・カーターと並ぶ脅威として見做された。
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