紫州とは? わかりやすく解説

紫州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 17:24 UTC 版)

彩雲国物語の用語」の記事における「紫州」の解説

州府の長は王が兼ねる。不在時には王家血筋にある者が代理務める。『骸骨を乞う』ではリオウが紫州州牧になっている寒冷な気候で、冬にはが積もる。春が過ぎると大雨季節になる。貴族の大荘園点在しているものの、国試派には官給田を放置している者も多い。官給現金支払われる割合増えたことで、田畑崩壊進み自給率は6割を切っている。蝗害により4割は切り捨てることになる。 貴陽(きよう) 紫州州都王都。名は鬼妖からとられている。碁盤状に区画整理されている。非常時には羽林軍も出動する為、他の州都に比べて治安がいい。紫州饅頭名物で、紫州団子土産売られている。 結界張ってあるため、妖怪狐の類はほとんど存在しない呪術他の州比べ格段に効果がない。但し大巫女遠隔での暗示呪殺最高位術者現地での封印修復気候操作は有効である。地震もほぼ無縁だが、旺季派の数々神器破壊により群発地震が起こる。 公子争いの時は不作続きの上貴族下官買い占め起き人口流出餓死多発した彩七区(さいななく王城周辺7つ区分したもの。更に大貴族邸宅が並ぶ高級区画などに分かれる貴陽彩七家別宅がある地区で、彩七家関係者家名と同じ名の区に住む。紅邵可邸は紅南区棕庚の診療所は紅東区黄奇人邸は黄東区にある。別邸(らんけべってい邸とも。彩七区一の大邸宅で、区の一等地にある。何年にも亘って工匠庭師らに磨き抜かれ国宝級と謳われる。庭院には全国からの草花植えている。藍楸瑛勘当される迄、住んでいた。 紅家別邸(こうけべってい) 主に紅邸と呼ばれる小さな丸々入る広さ。庭院の片隅には紅家本邸別邸にしか根付かない薔薇植わっている。紅黎深天邪鬼為には1本も生えていない。家人は黎深に付き合え人格者揃い李絳攸別に自宅持っているが、正月切り盛りをするなど付き合いは深い。 紅邵可邸こうしょうかてい) 紅邵可が紅家に与えられた邸で、紅南区にある。黄奇人邸欧陽玉邸より広く維持だけで邵可の禄の半分以上消えている。毎夏、瓦が吹き飛ばされるのも家計少なくない打撃与えている。本編序盤では邸の大半廃墟になっていた。金500両を手にいれて一度雨漏り撲滅したものの、紅秀麗らが茶州赴任している間に逆戻りした。庭院には池もあるが、飢饉食べ尽くした樹木も根まで食べて花も咲かなくなったが、紫劉輝から紅黎深から植木贈られた。ひぐらし山山神与えた枝垂れ桜も後に花開いた黄奇人邸こうきじんてい) 黄奇人の邸で、黄東区にある。裏手の山には石斛生えている。 碧珀明邸(へきはくめいてい) 家主吏部所属の為、公休日でもまず留守門番の口は余り堅くない。碧歌一家宿泊第一候補欧陽玉邸おうようぎょくてい) 家主人柄を表すように、できうる限り彫り細工飾り施されジャラジャラしている。色彩感覚ばっちりで、築造伝統流行調和させ、庭の造り絶妙門番服装すら手を抜かず、金額にして秀麗達の半年生活費賄えるほど。碧歌一家宿泊第二候補茶家別邸(さけべってい茶鴛洵死去してからは放置されていた邸。克洵が当主として訪ねるも、荒れていた上、外交上の文が山と届いていた為、逃げ出した全商連貴陽支部ぜんしょうれんきようしぶ) 彩七区の外にある、全商連支部近くには良質な店が揃う。 姮娥楼(こうがろう) 貴陽でも一二を争う名妓格式高くチンピラ程度では近づくことも許されない。店のあちこち大旦那お眼鏡適った美術品骨董品飾られており、これも貴陽一と謳われる所以になっている1階中央一等地で、趣味人は必ず目を留め一流文人はここに自作飾って欲しいと切望する名前の由来嫦娥か。 松濤河しょうとうか) 貴陽流れる川。水門により、時間によって水かさ増減し放水貴陽名物のひとつ。西施(せいしきょう松濤河架かる紅邵可邸から姮娥楼までの間にある。蘇芳橋桁居て流された。 龍山りゅうざん晋が遭難した山。山菜薬草が豊富。中腹には墓が点在している。奥まったところに紅薔君の簡素な造り墓石がある。その周りには季節折々の木が植わり、見晴らし良い紅邵可邸より黄奇人邸の方が近い。 ひぐらし山 小さな山だが距離感あやふやになる。きのこはあってもはない筈だが、異空間枝垂れ桜がある。山神少年居て神隠し起きる。 砂恭さきょう崔里関塞の紫州側にある街。旅人商人らが一息つく場で、夜でも賑わっている。古書店器楽屋などが並ぶ。全商連紫州支部砂恭地区拠点は、無駄を排した数階建ての建物で、最上階には区長室だけがある区長加來五丞原ごじょうげん紅州接す平野八州通じ街道が8本ある。旺季の領地近く隠れ視認できる距離。毎年3月2日未の刻過ぎた辺り豪雨になる。モデル五丈原

※この「紫州」の解説は、「彩雲国物語の用語」の解説の一部です。
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