秘密結社ファイアフォックス
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「Deep-Blueシリーズ」の記事における「秘密結社ファイアフォックス」の解説
「FF」とも略される、工房士の集団で構成された組織。ライブラリ機関にも匹敵するほどの高度Eテクを保有している。元々は統一戦争中に存在した帝国軍兵器工廠の研究開発チームの名で、その当時はプロスペロ・フランカがリーダーだった。戦後、そこに所属していた工房士達の一部が、帝国によるEテク規制に反発し別組織として再結成した。帝国が隠匿しようとする高度Eテクを世界へ解放する事が目的で、帝国と敵対することもままある。だがその一方で、最終的に彼らが正しい可能性もあるとして帝国にその存在を容認されている一面がある。帝国上層部と同じくパシアテ文明人の帰還に関して何か知っている節があり、この組織の真の目的はそれに対する備えである可能性が示されている。
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秘密結社ファイアフォックス
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「Deep-Blueシリーズの登場人物」の記事における「秘密結社ファイアフォックス」の解説
ジュラーブリク 声 - 岡崎雅紘 / 名前の由来はスホーイ Su-27 ジュラーブリク 自称30代。身長181cm、体重73kg。戦時に軍の兵器開発部門でプロスペロの下にいたEテクノロジー工房士。ナノカの兄弟子に当たる。表向きはグリャマンに雇われたことになっているが、実は秘密結社ファイアフォックスの幹部であり、ネオスフィアに来たのもかの地に眠るパシアテ文明期のEプラントを手に入れるため。グリャマンなどは、単にネオスフィアで行動しやすくするために利用しているだけに過ぎない。工房士として一流の腕前と豊富な経験を持っており、プロスペロ流工房術の正統後継者を名乗りナノカの前に立ちはだかることになる。アマネカが考えるに、こと機動兵絡みに関してなら大工匠プロスペロにも迫るほどの天才。誰が書いた物か知らされないままジュラーブリクの設計図を見たスツーカも、ナノカに迫る天才様だとの感想を述べている。 『暁のアマネカと蒼い巨神』で、アマネカの保護者でもあることが語られた。ネオスフィアで開発した重機動兵レンザンを、さらに小型改良してアマネカに付けたのも彼。任務の傍ら、時折アマネカの様子を見るために帝国ジュニアアカデミーを訪れる。最後の戦いでは、回収していたバックファイアのパーツとEスマッシャーコアを組み合わせた増設パーツで、レンザンを宇宙仕様に改造した。 プファイル 声 - 小杉十郎太 / 名前の由来はドルニエ Do335 プファイル ジュラーブリクに付き従う、スツーカと同タイプの狼型Eウェポン。世代が新しい分、スツーカよりも高い戦闘能力を持つ。 グリーペン 声 - 友永朱音 / 名前の由来はサーブ 39 グリペン ラファルーと同じく、かつて200年交代でトリスティアを守っていた最強のオリジナルEウェポン「Eプラント・ガーディアン」の失われたはずの1体。基本的な事柄を除く記憶の多くを失っており、現在はファイアフォックスの一員として、ジュラーブリクと共にネオスフィアに来ている。800年前に一度キングドラゴンに破壊されているため、ボディの多くを現代製Eテクによるパーツで補っており、オリジナルボディだった頃に比べると若干性能が低下している。しかし機能の再現性は高く、今のラファルーでは使えない飛行機能や衝撃波などが使用可能。結果として、ガタが来ているラファルーを総合性能で若干上回っている。ネオスフィアでの戦いではラファルーを押したが、ミラージュの力を借りた反撃により引き分け、Hi-Eテンザンに敗れたレンザンより中枢制御ユニットを回収して去っていった。 第二文明人のことは基本的に見下しているが、同僚のジュラーブリクには対等に、パシアテの正統後継者と見做しているアマネカに対しては時に姉のように母親のように過保護に接する。アマネカと出会えたことの奇跡を何よりも大事にしている。「暁の老人」との戦いではアマネカの手に余るシェドーの相手をしていた。だが倒せない障害であるグリーペンを封じるため、シェドーはEプラント地下に仕掛けた熱爆弾の罠にアマネカ達ごと彼女を誘いこむ。既に起動していた爆弾からアマネカを守るため、グリーペンはこうした事態を想定して用意されていた効果半径最小にまで絞り込まれたパシ研製熱爆弾を抱え、自身の防御フィールドとオートリペアー機能に望みを賭けてEプラントに潜行。特別製熱爆弾を起爆して地下の爆弾を消滅させたが、代わりに爆心地で瞬間温度6000度の熱放射に晒された彼女は行方不明となった。 レンザン 声 - 不明 / 名前の由来は中島 G8N 試製連山 0歳。全高3.1m、重量3.7t(データは暁のアマネカ時の中軽量型)。ネオスフィアでジュラーブリクが作り上げた自律型戦闘用機動城塞兵。『蒼い空のネオスフィア』に登場した時は初期型のプロトタイプであったため、全高10mクラスの超重量型だった。ジュラーブリクの方針によりボディは二号機も作られており、たとえ破壊されても中枢制御ユニットさえ無事なら問題ない。そのため、Hi-Eテンザンに敗れた一号機に代わり二号機が組織に持ち帰られた。中枢制御ユニットは、元老院より提供された超高純度オリハルコンをジュラーブリク自らの手でエッチングしたものを用いており、高度な自我を持っている。世界初の実用光学兵器搭載型の機動兵であり、それ以外にも胸部にネオスフィア工房士組合が戦時に生み出した秘密兵器「Eスマッシャー」が内蔵されている。非常に高い性能を誇っており、素の状態のテンザンではレンザンに勝ち目は無かった。 『暁のアマネカと蒼い巨神』ではアマネカの個人所有ということになっているが、実際はファイアフォックスが次期幹部候補である彼女の護衛のために遣している。機体の方は、プロトタイプ・レンザンの稼動データを元に徹底的なダウンサイジングが図られた完成型で、本来は10mクラスのボディが必要になるところを中軽量型のボディに収めることに成功している。そのため、重機動兵の性能を持つ中軽量型機動兵という破格の高性能さを誇る。だが、ダウンサイジングの影響と機体の熟成不足のために不具合が多く、普段は肝心な時に不調であまり役に立たないという微妙なポンコツさを醸している。ただし絶好調の際には攻防共に神掛かった能力を発揮する。物質転換炉を2基搭載していることから来る過剰なまでの大パワーと、プロトタイプと同じく胸部に内蔵されたEスマッシャーが主武装で、その戦闘能力は世界でも有数の代物。オーキス状の巨大な増設パーツ「Eスマッシャーブースター」に組み込まれることにより宇宙空間でも戦え、宇宙へ旅立つために帝都を巻き込もうとしたゾーンダースとの最終決戦では、アマネカをパイロットに衛星軌道上で激戦を繰り広げた。その戦いにおいて、推進装置の増設パーツを砲身とし通常Eスマッシャーの16倍のエネルギー出力を得る捨て身の攻撃「ファイナルEスマッシャー」でゾーンダースを倒すが、そのままコクピットと共に地表に向け落下。もう助からないかと思われたが、ビッグEによって減速させられ、カルのアルパーによって受け止められてことなきを得た。その後、戦闘の証拠を消すため頭部を残してボディは海に廃棄されたためほとぼりが醒めてジュラーブリクが新しいボディを作るまで身動き不能に。
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