県立中央図書館とは? わかりやすく解説

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県立中央図書館(1970-)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/09 18:37 UTC 版)

静岡県立中央図書館」の記事における「県立中央図書館(1970-)」の解説

移転新築 1960年代になると老朽化問題となり、図書館移転新築要望起こり1963年昭和38年)、県政重点施策として草薙地区図書館美術館博物館体育館音楽ホール内包する大規模文化エリア県文センター」の建設構想がまとめられる1960年度昭和40年度)には、県の広報課文化センター建設準備室を設置教育委員会新図書館研究委員会設けて調査研究入った1961年昭和41年8月には、企画調整部長意見聴取対し研究委員会による成果物新図書館の望ましい姿」を教育長名で回答、翌1962年昭和42年9月県会議決得て12月着工する。名称変更準備期間経て1970年昭和45年4月静岡県立美術館隣接する現在地移転し静岡県立中央図書館開館した初代館長高林静夫。 平成期 1994年平成6年)、電算システム導入し業務開始する以降コンピュータ技術情報メディア革新的発展の中で、1998年平成10年)には、「静岡県生涯学習情報提供システム:マナビット」のインターネット化、静岡県立中央図書館ウェブサイト開設、さらに、2000年平成12年)に「デジタル葵文庫」、2004年平成16年)には「静岡県横断検索システムおうだんくん」を構築するなど、新サービスの提供行っている。 しかし、かつては年間20万人あった入館者数が、1997年度平成9年度)には15万人まで落ち込んだ。当然貸出数も減少しそれにともない資料費も減額される当時静岡県図書館は、職員数資料費、所蔵冊数等が全国的に最下位近く県内市町立図書館格差もあり、貧し図書館事情にあった1998年平成10年4月鈴木善彦が館長として着任すると、利用率低下予算減額悪循環断ち切るべく、「開かれた図書館」「信頼される図書館」「成長し続け図書館」を3つの基本理念据えて3年間にわたり計画的持続的な改革が行われた。具体的には、貸出冊数増加や、貸出能図書の範囲拡大県外在住者への規制緩和開館時延長など、「調査研究活動支援」から「県民学習活動支援」へサービス重点見直し利用者見える形での実践行ったこうした県立図書館側の変化は、県民の心も動かし図書館協議会委員立ち上げた県立図書館サポーターネットワーク」を中心とした、減額危機にあった予算獲得のための署名活動が行われる。署名は2か月1万数千名分集まり賛同団体29賛同124名によって要望書知事届けられた。それにより、7千万円の予定だった資料費は、2001年度平成13年度)には1億円にまで大幅増額が実現したまた、図書館協議会より要望のあった児童図書購入2001年平成13年4月から開始されその後2004年平成16年6月には「子ども図書研究室」が開設された。 外部機関との連携としては、2007年度平成19年度)に中国浙江図書館姉妹図書館関係を結び、研修員の受け入れ資料交換継続して行っているほか、静岡県立美術館静岡県埋蔵文化財調査研究所現在の静岡県埋蔵文化財センター)、静岡県立大学と4機関始めたムセイオン静岡」と呼ぶ文化情報発信協働行っている。 2015年平成27年)、創立90周年をむかえ、記念事業実施した同年6月2日富士山に関する情報発信強化目的とし、山梨県立図書館と、富士山に関する資料相互利用に関して3年間の連携協定結んでいる「。 2016年平成28年11月16日静岡図書館友の会により、老朽化が進む静岡県立中央図書館新館建設今後図書館サービスについての期待盛り込んだ静岡県図書館新館建設についての要望書」が静岡県教育長提出されている。 2017年平成29年4月から6月行った長寿命化改修可能性等を検討する施設調査で、資料2階閲覧室の床(1階書庫天井部)に積載荷重劣化によるひび割れがある事が分かった静岡県教育委員会利用者安全確保万全を期すため、同年7月4日から3〜4ヶ月程度臨時休館決定館内所蔵資料を一旦移動させ主因となった荷重超過の状態を解消した上で再度詳しい調査行い対策検討するとした。開館以来前例のない職員による大幅な蔵書移動が行われるなか、同年9月25日静岡県議会代表質問において、川勝平太静岡県知事JR東静岡駅南側計画中の『文化力拠点』に全面移転する答弁した。これを受け、新館基本構想策定向けた各種協議会議行っていたが、2018年平成30年3月19日静岡県教育委員会定例会で、新図書館基本構想案が承認された。

※この「県立中央図書館(1970-)」の解説は、「静岡県立中央図書館」の解説の一部です。
「県立中央図書館(1970-)」を含む「静岡県立中央図書館」の記事については、「静岡県立中央図書館」の概要を参照ください。

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