図書館サービス
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図書館がサービス対象者の情報ニーズに合わせて提供するサービス全体を「図書館サービス(英:Library Services)」という。かつては、図書館奉仕、図書館活動と称された。(なお図書館関係法規などでは現在でも図書館奉仕を用いている)図書館サービスは、図書館及び利用者の種類、サービスを提供する施設の目的によって異なる。 1949年に制定された「ユネスコ公共図書館宣言」では、図書館サービスについて10の原則が示された。ユネスコ公共図書館宣言は、1972年、1994年に改訂され、公共図書館サービスの核として12の基本的使命を示した。1994年版の宣言の公表を受け、2001年に公共図書館サービス振興のための現実的なガイドラインとして、IFLA公共図書館分科会ワーキング・グループによってThe Public Service:IFLA/UNESCO Guidekines for Development が作成された。これは、『理想の公共図書館サービスのために』として翻訳された。 日本においては、1948年2月に制定された国立国会図書館法で「図書館奉仕」という語が初めて登場した。第二次世界大戦前の日本の図書館では、図書館が利用者にサービスする機関であるという意識は薄かった。戦後の諸改革の過程でユネスコ公共図書館宣言をはじめとする海外のサービス理念が伝えられた。 図書館サービスには、代表的なものには次のものがある。 貸出 lending service 複写 copy service リクエスト・予約 request service 参考業務(レファレンスサービス) reference service 相互貸借 interlibrary loan そのほか、レフェラルサービス、朗読サービス、アウトリーチサービスなどを提供する。また、司書による情報検索サービスなども行われている。インターネットで蔵書の検索・予約を行える図書館も増えている。また、新着情報サービスや選択的情報提供(SDI)、ディジタル参考調査なども考えられている。障害者手帳保有者に対しては、資料の貸出期間延長や、貸出冊数の増加、郵送サービスが行われていることも多い。
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図書館サービス
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「国立医学図書館 (インド)」の記事における「図書館サービス」の解説
36万点の図書、報告書、合冊製本された雑誌や文献等を蔵書に有し、年間、2000点の定期刊行物を受け入れている。また、19世紀の貴重な医学論文を所蔵しており、貴重資料の目録が1937年に刊行されている。この規模は南アジアの医学図書館としては最も大規模なものの一つとなっている。分類方式はデューイ十進分類法を採用している。 貸出サービスを受けるために必要な登録は、資格を有する医療従事者や学生・教員等に限定されており、図書館の膨大な情報サービスが利用できる。この登録を受けた利用者は一度に1冊まで図書を借りることができる。また、登録を受けた利用者は、料金を支払うことで複写物の郵送サービスを受けることもできる。 登録資格のない利用者も図書館でのサービスは受けられるが、受付カウンターで入場券を発行してもらう必要がある。
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図書館サービス
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「ジャマイカ国立図書館」の記事における「図書館サービス」の解説
ジャマイカ国立図書館は同国内における図書館網の中心として機能している。館内には書庫・新聞や図書などの閲覧室が設けられ、貴重書の閲覧室は別館にある。講義室や製本室、展示室なども同じ敷地の別の建物に用意している。
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