図書館員の範囲と種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/07 15:26 UTC 版)
図書館には、司書に代表される図書館サービスに従事する職員の他にも、組織・施設の管理・運営などの庶務や、情報システムの管理・運用などの技術的な業務に専従する職員や、あるいは正規の職員の図書館業務を補助・代替するために置かれる非常勤・嘱託・ボランティア・派遣職員などが存在する。これら多様な図書館内の業務の従事者たちまで含めて図書館員というか否かは定まっていない。 このほか、図書館に働く職員という意味で「図書館職員」という言葉を用いて区別し、「図書館員」をそれよりも狭義に限定して用いる場合もある。しかしこの場合においても、非常勤職員や派遣職員などの非正規雇用者を含めるか否かは曖昧である。 「図書館員」を広い意味で図書館で働くすべての職員のことをいっている例として、日本の図書館で広く掲げられている「図書館員の倫理綱領」があげられる。「図書館員の倫理綱領」が対象とするような、広い意味での図書館員には以下のような職員が含まれる。 資格に基づく司書 資格に基づく司書補 資格に基づく司書教諭 資格を持たないが図書館サービスに従事する図書館の正規職員 図書館の設置機関によって雇用され、図書館サービスに従事する非常勤職員・嘱託職員 図書館の設置機関と契約を結んだ業者によって雇用され、図書館サービスに従事する派遣職員 図書館の設置機関から図書館の管理運営を委託された業者によって雇用され、図書館サービスに従事する職員 図書館サービス以外の業務に従事する図書館の職員
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