梅梅一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 07:06 UTC 版)
「ながされて藍蘭島の登場人物」の記事における「梅梅一家」の解説
梅梅(メイメイ) 声 - 生天目仁美(千葉千恵巳) 11月11日生まれ、A型。13歳。身長149cm。体重37kg。髪を中華風のお団子と三つ編みのおさげにした少女。チャイナドレスを着ている。カラーでは緑がかった黒髪で本誌では黒髪。胸の大きさは劣るが、すずと同様ナイスプロポーション。姓は(『かへたんていぶ』から)江南。 正式な初登場は第4巻であるが、それ以前にもシルエット等で登場(第14話、お花見の際)。アニメ版では14話から登場。 現在藍蘭島唯一の日本国外人だが、日本生まれなので日本語は得意。語尾に「〜デスヨ」「〜マスヨ」とつける癖がある。また、最初は「っ」が上手く発音できないことが時々あった。口癖(悲鳴)は「ひゃやややぁ〜ん」。 雑伎団育ちで体術に秀でており、漂着後まもなく北のぬしの大牙を偶然倒してしまった。また非常に体が柔かいのだが、細い筒を潜り抜けようとして出られなくなってしまい、一騒動起こしたこともある。 兄が17人(うち三つ子が3組)、姉(大人の双子・高校生の三つ子)が5人いる。他の兄弟は全て双子や三つ子などで生まれており、唯一梅梅だけが1人で生まれてきた。すべてが雑伎団の団員。行人とは割と普通に接することができており、北のぬしの騒動で行人に助けられてからは恋心を抱くようになった。 極度の恥ずかしがり屋で、雑伎団の舞台でも失敗続き。それを克服するため、座長の父により一人旅に出された。旅の途中で遠野さんと出会い、一緒に旅をすることになる。 ある時、隣島へ渡ろうと船を出したところ嵐に遭い、行人と同時期に藍蘭島の北東の岬へ漂着。しばらく北の森をうろうろしていたが、花見帰りの行人たちの後をつけて村にやって来た。だが恥かしがり屋のため食べ物を分けてほしいと言えず、しかたなく盗み食いを続けていた。留守中のすずの家でこっそり入浴していたところ、帰宅した行人に裸体を見られ、行人の鼻血を見て気絶したところで、すずと行人に捕まった。その後晴れて村の一員となり、水車小屋で遠野さんと同居生活をしている。 お風呂が大好き。血を見ると気絶するので、行人と風呂で出くわすとダブルノックダウンとなる。 方向音痴であるが、毎日通る道ぐらいなら大丈夫らしく、しのぶほどではない。 動物や妖怪、大木、岩などの自分で裁縫して作った着ぐるみを持っている。だがホラーチックなため、まちなど美的感覚がずれている人物以外には不評。 東のぬし・ぱん太郎にはおヨメさんとして、また北のぬし・大牙には新しい北のぬしとして、それぞれ連れ去られそうになった。 見た目によらず、けっこう耳年増である。姉の影響で「ドロドログログロした愛憎モノ」の恋愛小説を愛読。紅夜叉に「口にすればたちまちエロエローンな気分になるきのこのおろし汁」をかけられた時は、行人はもとより、ちかげや張本人の紅夜叉さえたじろがせるほどの放送禁止用語を連発し、9巻で行人とのお泊りを妄想したときは、妄想にモザイクがかけられていた。 日本にいた頃は昼は雑技の練習や舞台の手伝いで忙しくあまり学校に通学できず、転校も多かった。夜遅くまで教員免許をもっている姉に教わっていた。 一人称は「ワタシ」。行人のことは「行人サン」と呼ぶ。りんには「めめっち」と呼ばれている。寺子屋でやったテストで5教科すべて100点をとった。そのご褒美の行人とのデートで東の住民が夢中になるほどの雑技を見せた。 島の動物たちにファンが多く、本人も知らぬ間に出来たファンクラブがある。 遠野さん(とおのさん) 声 - 夏樹リオ(雨蘭咲木子) 行人と同時期に梅梅とともに藍蘭島に漂着した河童。見かけ上性別がわかりにくいが、実は女の子。 とある川のほとりの祠に、200年前から封印されていた。理由は、破邪宗に狩られそうになったところを、空堅に「将来に望みをつないで」封印されたため。他の仲間たちは空堅が先んじて逃げ延びさせた。 長く封印されていたのをかわいそうに思った梅梅が祠を木槌で壊して封印を解かれたが、すでに仲間はおらず、川も河童が住める環境ではなくなっており、梅梅とともにきれいな川と仲間を探すために旅立った。封印を解いてくれた梅梅には恩義を感じている。 他の妖怪たちと異なり、「くあ〜」という声しか出せない。 最初は、村の畑のきゅうりを食い荒らす謎の怪物とされていた。村の一員となった後はきゅうり作りを仕事としている。 ケンカっ早い性格で、東のぬし・ぱん太郎と一度戦い、倒している。ケンカの原因は食肉植物の取り合い。 現在は梅梅と水車小屋を改造した家で暮らしている。寝る時は水中に潜っており、小屋の中の水槽が寝床。梅梅同様方向音痴。 頭の皿が乾くと動けなくなるので、常に竹の水筒を数本携帯し、甲羅の中にしまっている。島に来る前はミネラルウォーター(ペットボトルのラベルには「ビビアン」と表記)を購入していた(第21話扉絵および第36話)。 頭の皿から強力な妖気を撃ち出す「河童波(かっぱっぱ)」という必殺技を持っている。ほかに、相手に雷撃を落とす「河童雷(かっぱらい)」、歯のすき間から高圧の水弾を撃ち出す「河童銃(かっぱガン)」、皿の周りの髪を高速回転させ切断やヘリのように飛行を行う「河童刀神(かっぱカッター)」という技もある。また河童の腕は左右が中でつながっており、右手側を長く引っ張り出しての「河童羅拳打(かっぱらぱんち)」という技もある。相手の腰を砕く、「妙技、尻子くずし」も使う。 自身が妖怪であるにも関わらず、ツチノコや猫又(南のぬし)を見たときは驚いていた。また、宇宙人などSF関連やUMAなどは信じていない。他方、妖怪を信じない行人には、自身が河童であると何度も主張しているにも関わらず頑なに亀と思われていたが、美咲の一件で長年の暗示が解けたことによりようやく河童であると認めてもらえた。 とある着ぐるみカフェで働いていた時に美咲に異常に絡まれた事が有り、藍蘭島で再会したときにも絡まれた。 塩水が苦手で、海では力が抜けて溺れる。 怪箒「百叉之大蛇丸」を使うまちの必殺技が効かない。 一人称は「あちき」。あやねとまちからは「遠野」と呼び捨て、りんには「とんのっち」と呼ばれている。梅梅が「遠野サン」と呼ぶためか、皆からさん付けで呼ばれている。 藍蘭島には他の河童も住んでいるのだが、まだ会うことが出来ていない。
※この「梅梅一家」の解説は、「ながされて藍蘭島の登場人物」の解説の一部です。
「梅梅一家」を含む「ながされて藍蘭島の登場人物」の記事については、「ながされて藍蘭島の登場人物」の概要を参照ください。
- 梅梅一家のページへのリンク