北の森
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 07:06 UTC 版)
「ながされて藍蘭島の登場人物」の記事における「北の森」の解説
大牙(たいが) 声 - 佐々木望 北のぬし。海龍様の目。尻尾が2本ある妖虎(猫叉のトラ版)。二足歩行。人語を喋る。頭がとても大きく、眉間の大きな傷跡(かつてからあげの挑戦を退けた際に負ったもの)が特徴。一人称は「オレ」。 厳格な性格で、特に礼儀には非常に厳しい。戦いにおいても容赦しないが、勝負と称して行人に稽古をつけるなど、厳しい中にも不器用な優しさを見せる。 実力はしまとらと互角で、彼と対照的に力技を得意とする。ただ体術も苦手ではなく、図体の割りに足も速い。他の妖怪化動物と同様、2尾の間を急所とする。 妖怪化する前は、現在とは裏腹に気が弱い泣き虫で、自分の居場所を確保することも難しかった。若い頃のこと(オババ)に北の岬に植えた桜の苗木を北の荒くれ者達から守るよう命じられ、稽古で鍛えられた事で強くなったことが25巻で明らかにされた。本人も当時の事は恥ずかしく、幼馴染みのしまとらに格好のからかいのネタにされている。 偶然とはいえ梅梅に敗れ、ぬしの座に据えるべく彼女を強引に連れて行こうとしたが、立ちふさがった行人との勝負に敗れたため断念。その後北の森の住人100人を倒し、再びぬしの座に就いた。梅梅に対しては無茶を強いた罪滅ぼしか、何かと理由を付けて魚などを頻繁に差し入れている。 18巻の裏表紙の下で妖怪飲み友の会の宴会ではすごく酔っ払っていた。ほかのメンバーは、キバ、月光、鵺、カラス天狗の英彦、幻十丸、あぶらすまし親娘、光源氏、しまとら、みゃあ様、まーくん、バラさん、遠野さん、つらら、おばば。 単行本の11巻のモノクロ表紙の「もしもぬし達が人間になったら」では、寡黙で野性的なイメージのある青年の姿をしている。 しま子 大牙の妻。海龍様の目の疑いあり。虎又。小柄な虎。 妖怪になったのは去年で、その後に結婚したが、大牙がほとんどかまってくれないため、不満が溜まり現在家出中。同じような境遇の美咲と仲良くなり、よく遊びに来るようになった。 白狼のデン(はくろうのデン) 北の森に住む狼。大阪弁のような喋り方をする。白狼と名乗ってはいるが、実際には小麦粉で白く見せかけている。 荒くれ軍団「かみかみ団」の長だが、団員は自身も含めて2匹だけ。 見かけによらず、打たれ弱い。北のぬしの座を狙っていたが返り討ちに遭い続け、100敗したところでようやく敵わないと悟った。そして行人に負けたからあげに目標を変更し、西へとやってきた。だが子分共々行人とたかたかに負け、その後からあげに体中の毛を刈られてしまった。 かみかみ団団員 デンの子分。語尾に「やんス」とつける。 デンには一応忠実だが、失言が多く「実は打たれ弱い」「小麦粉で白く見せかけている」等と度々言ってはデンに殴られている。実はデンよりも実力は上だったりする。 隻角のすきやき 大柄な黒毛和牛。びふてきの兄。全身傷だらけで片方の角が折れている。西の村では「北の森では大牙に次ぐ実力者」と噂されていたが、実際は温厚で勝負嫌い。その見た目故に、荒くれ者たちに勝負を挑まれたり(身体が頑丈なため、攻撃をした相手が音をあげてしまう)、舎弟にして欲しいとせがまれたりと苦労しており、自身の傍に置いておくと危ないと判断して、しのぶにびふてきを預けていた。妹想いで、びふてきの誕生日を祝うために行人たちの元を訪れる。角は転んで折ったもの。また、料理が得意という一面を持つ。 飯綱(いづな) 北に住む。動物に取り憑いて操る妖怪。妖力の球で大きい動物でも憑けるようになった。 黄昏のれお 北に住む荒くれ者の1人。ライオン。 白銀の犀蔵(はくぎんのさいぞう) 北に住む荒くれ者の1人。サイ。 韋駄天のちい太 北に住む荒くれ者の1人。チーター。1度行人に勝負を挑みに来ている。
※この「北の森」の解説は、「ながされて藍蘭島の登場人物」の解説の一部です。
「北の森」を含む「ながされて藍蘭島の登場人物」の記事については、「ながされて藍蘭島の登場人物」の概要を参照ください。
- 北の森のページへのリンク