北の戦乱以後
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魂と共に、抗しうる者 北の戦乱から7年後、北の地には死んだと思われていた24名の戦士の内、7人の戦士が密かに生き延び潜伏していた。その内の1人であったクレアは、7年目にして遂にラキが北の地にいた痕跡を見つけ、打倒プリシラ、そしてラキとの再会を果たすため北の地を抜ける。ミリアもまた、「組織」を潰し仲間の仇を討つために北の地を抜けることを決め、生き延びた7人の戦士たちは北の地を後にする。 北の地を抜け出たクレア達は、新たなNo.3の戦士オードリーら覚醒者討伐隊とリフルとの戦いに遭遇、新世代の戦士たちを救うためにリフルの前に立ちはだかる。7年振りにクレアと再会したリフルは、クレアに7年間の情勢の移り変わり、そしてプリシラの力が深淵の者すらも上回っていたことを語る。 幼き凶刃、戦いの履歴 北の地から帰還したNo.47クラリスはNo.4ミアータの補佐に任命され、「組織」を離反したガラテアの粛清を命じられる。クラリスはミアータの能力を頼りにガラテアを捜索し聖都ラボナへと辿り着き、盲目のシスターとして潜伏していたガラテアを発見するが、その直後、ラボナに元No.2の覚醒者アガサが姿を現す。ガラテアはミアータをアガサの元へと導き、アガサの討伐を試みるが、ミアータはあくまでもガラテアのみを狙う。やがてガラテアとミアータはアガサに追い詰められ、万策尽きたその時、北の戦乱を生き延びた7人の戦士が姿を現し、瞬く間にアガサを切り伏せる。 アガサを倒した後、ミリアから「組織」の実態を聞いたクレア達はラボナと協力して「組織」を潰すことを決意する。クラリス、ミアータもまた、「組織」を離反しラボナに滞在することになった。ラボナの騎士シドとガークからラキの生存を知ったクレアは、ミリアの提案で「組織」との戦いの前にラキとの再会を果たすため、シンシア、ユマと共に西の地へと向かう。一方、7年の間に妖魔を斬り伏せるほどの戦士に成長していたラキもまた、クレアの仇敵であるプリシラと共にイースレイの元を離れ、クレアとの再会を果たすために各地を転々とし、西の地を訪れていた。 大地の鬼哭 西に向かったクレア達は途中に立ち寄った町で、薬で妖気を消した3人の戦士と2人の「組織」の連絡員と出会う。しかしその時、町にいた覚醒者が自分を討伐しに来たと勘違いし、戦士達に襲いかかる。その覚醒者を倒したクレア達であったが、そこに以前クレアの担当であったルヴルが姿を現わす。彼はクレア達に自分の目的とリフルに関する情報、そして自分が戦火の大陸で「組織」側と敵対する勢力が潜入させた工作員だということを知らせ、クレア達の下を去る。 一方南に向かったヘレンとデネヴは道中、劣勢に立たされた覚醒者討伐の一団と出会い彼女達を助ける。そしてついてきた討伐隊の隊長No.8ディートリヒから南の地にあった町々の半分が消滅した事、悪魔と呼ばれるものが活動していることを知らされる。その後立ち寄った町でイースレイの妖気を感じた2人は、悪魔をイースレイのことだと思い興味本位で彼に近づくが、正体を見破られデネヴは重傷を負う。しかし、玉砕を覚悟で闘おうとした2人の前に現れたのは、悪魔の一団だった。「組織」から「深淵喰い」と名付けられた悪魔は、体に覚醒者の血肉を取り込んだ人間だった。深淵食いたちは驚異的な生命力でイースレイを追い詰め、彼を倒した。そしてイースレイが倒されたことを知った「組織」はリフルを倒しNo.6ルネを救出する為、新たな深淵喰いと共にアリシアとベスを西の地に派遣する。 記憶の爪牙、ロートレクの灰燼 聖都ラボナに留まっていたミリア達の前にディートリヒが現れ、イースレイが深淵喰いに倒されたこと、ヘレンとデネヴが西の地に向かったことを伝える。一方、西の地でクレア達はダフと遭遇してしまうが、何とか逃走することに成功する。その後、クレアはラファエラに会うために単独でリフルの根城に向かう。リフルとダフを外に誘い出したクレアはルシエラ×ラファエラの元に辿り着くが、そこで気を失ってラファエラの精神世界に入り込んでしまう。精神世界でラファエラを倒したクレアは彼女の記憶と感情を受け継ぐ。 それと同時に、現実世界ではついにルシエラ×ラファエラが目覚めた。それを遠くから見ていたリフルとダフの元に深淵喰いとアリシアとベスが現れ、戦闘が始まった。その戦いの最中、ルシエラ×ラファエラが各地に断片を発射する。 ヘレン・デネヴと合流したクレアは覚醒者と化した断片と戦い、リフルは断片が命中して重傷を負ったダフを連れて逃げるが、深淵喰いとアリシアに追いつかれてしまう。その時、ベスは断片に貫かれたために暴走、ラキのもとを離れたプリシラと戦うものの、アリシアやリフル共々殺害される。プリシラはさらにクレアのもとに向かい、クレアは仇敵を前に覚醒を試みるが失敗。ヘレンとデネヴは状況を利用し逃げようとするが追い詰められ、クレアもルシエラ×ラファエラに取り込まれてしまう。その直後にルシエラ×ラファエラはプリシラ1体に標的を絞った行動を見せ、混乱は収束していく。 生き延びた戦士たちはその地に残ったルシエラ×ラファエラ、クレア、プリシラの融合体を発見する。 幻影を胸に、魔爪の残滓 ディートリヒからの報告を受けたミリアは悩んだ末に組織へ乗り込むことを決意し、タバサを斬る。一人で組織の戦士たちを圧倒するミリアだったが、双子の戦士やNo.10ラフテラによって追い詰められ、無数の斬撃を浴びてしまう。 襲撃失敗の後、報復のため組織は聖都ラボナに大量の妖魔と覚醒者を送り込むも、聖都の兵と残った戦士、そこにデネヴらも合流しこれを撃退することに成功する。一行はミリアを救出するため組織に向かい、その道中で覚醒者の群れに襲われるNo.7アナスタシアの小隊を救出。彼女らの協力も得た一行はタバサの提案で組織の研究施設を襲撃する。 一方、組織ではタバサ達を迎え撃つべく組織の戦士を集結させていたが、戦士たちが突如蜂起。その先頭には戦士たちに殺されたはずのミリアの姿があった。 魔女の屍、深淵の爪と牙 ラフテラや訓練生も含めたすべての戦士に反乱を起こされた組織は、深淵喰いや過去のNo.1を蘇えらせ対抗。さらにそのNo.1たちが覚醒。新たに3体の深淵の者が生まれることとなった。そのうちの2体、カサンドラとロクサーヌは戦士時代の因縁から戦い始めるが、ミリアと、合流したタバサ達は残るヒステリアのみにも圧倒される。 仲間の協力を得たミリアはカサンドラとロクサーヌのもとにヒステリアを誘導、作戦は成功し、深淵同士の戦いに巻き込まれてヒステリアは致命傷を負い、ロクサーヌもまたカサンドラによって喰いつくされた。ミリアはヒステリアに止めを刺そうとするが、その直後ヒステリアの体からプリシラの残留思念が現れる。何かを呟いたのち残留思念は消滅したが、残る深淵カサンドラもまた同じことを呟きどこかへ去っていった。そんな一行の前に訓練生たちを救出したラキが現れる。 一行はすぐさま組織へ向かうも、すでにもぬけの殻だった。ミリアは他の戦士に知られぬよう組織の地下に行き、組織の長リムトと、妖魔の素として生かされていた龍の一族を発見、これらを始末する。組織壊滅の瞬間だった。その後現状について確認した一行はクレア救出のため、ラキを伴いラボナに向かう。
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