深淵喰い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 09:46 UTC 版)
組織が対覚醒者用に新たに生み出した生体兵器の名称。北の戦乱で組織に現れ倒された11体の覚醒者の血肉を使用して造られた。外見は大柄な人間の女性の姿をしているが、人としての理性は全く備わっておらず、ただ相手の血肉を渇望するのみである。アリシア達に施した技術を応用することにより、自我は完全に取り除かれており、1つの目標が己の欲望を満たすものだと認識させられている。目は潰され、口は塞がれ、妖気を発しないように改造を施され、南の地で手に入れたイースレイの肉片によって覚えこまされた彼の臭いを辿り、南の地を徘徊していた。頭部を破壊されない限り、驚異的な速度で傷の修復や身体の再生を行うことができ、覚醒者のように体の一部を武器に変えることも可能である。11体中半数以上の6体が倒されると組織に戻る様意識の中に組み込まれており、戻った深淵喰いは覚醒者狩りで得た新たな血肉によって作り出された新しい仲間と精神を同一化させ、自分達が今まで積んできた経験を共有する事により戦力を向上させる事ができる。また、急な動きを見せるものに反応する習性も持っている。通常は、11体で行動するが、組織が次々と新たな深淵喰いを生み出していた。 イースレイを倒した後、オードリー達との戦いで残ったリフルの肉片を使い、彼女の臭いを覚えこまされた新たな対リフル用の深淵喰いが、アリシアとベスの案内役として、西の地へ向かう。結局リフルを追い詰めるものの、ベスがルシエラ×ラファエラの断片に貫かれたために暴走したアリシアによって対リフル用の深淵喰いは全滅した。またミリア達によって残りの深淵喰いも全滅した。
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