北の戦乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 09:46 UTC 版)
北の地アルフォンスの「始まりの町ピエタ」で、24名のクレイモアから構成される覚醒者討伐隊が全滅したとされる事件。この討伐隊は南進する深淵の者イースレイとその配下の覚醒者30体を討伐するために派遣されたが、討伐に成功したのは獅子王リガルドを始めとする7体に留まり、覚醒者達の南進を止める事は出来なかった。ピエタ以外の町も覚醒者によって破壊され、これ以降、北の地は人の住まない不毛の地となった。 討伐に失敗した23体の覚醒者の内、12体はイースレイと対立していた深淵の者・西のリフルによって殲滅され、残りの11体はNo.1アリシアとNo.2ベスによって討伐された。この覚醒者の集団行動により、組織は覚醒者への警戒を強める(覚醒者の扱い参照)と同時に、クレイモアの担当地区の編成を大幅に変更し、人の住まなくなった北の地を担当する戦士の数を減らした。北の戦乱から7年後の時点で北の地に配置されている戦士は、覚醒者討伐隊を編成できる最低人数となっている。 No.3ガラテア曰く、この討伐作戦における組織の真意は、反抗的な戦士の一掃及びアリシア・ベスの実戦投入までの時間稼ぎであり、討伐成功は当初から期待していなかったものとされる。また、戦士達が任務を放棄し、逃げた場合を考えて、粛清という名目で始末するために、原作では、ラファエラとルネだと思われる組織の新しい目となる戦士を北の地に派遣して監視させていたとされている(アニメでは、この役目をガラテアが引き受けていた)。作戦に参加した戦士達もそれを感じ取っており、最後の戦いにおいて全ての戦士は総隊長ミリアの作戦により覚醒者に対しても組織に対しても死を装って生き延びるために、半分に割った妖気を消す薬を服用した上で戦いに臨んだ。この擬死作戦より、全滅したとされる24名の内7名が生き延び、7年間組織から身を隠していた。
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