深淵世界の魔族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/06 15:12 UTC 版)
魔族(まぞく)とは深淵世界における超越者の一群である。実際のゲームにおいては邪悪な陰謀の黒幕として、あるいは(妖精王国では公式には禁じられているところの)信仰対象として登場する。大多数の魔族は未だに封印が解けていないため、下僕に命じて事に当たらせるか、本体に比べてわずかな力しか持たない「影」を封印の隙間から送り出して動かすに過ぎないが、それでも定命の人の子らを脅かすに余りある存在である。 魔族は外見も大きさもさまざまであるが、いずれも定命の人間を遥かに超える魔力を持つ不死の存在である。魔族は姿を現しただけで定命の者に破滅をもたらしてその寿命を削る。触れれば運命を操ることさえできる。魔族が自らの生き様を思い返して呟くだけで定命の人間の時間は過ぎ行き骨も残さず塵になることすらある。魔族の魂は不滅であり、肉体が破壊されても必ずいつかは復活する。ただしその「不死性」は「死なない」のではなく「永遠に死に続け、終わりの安息がない」という呪いに由来する。 しかし彼らも最初から化け物だったわけではない、太古の昔、彼らはか弱き定命の人の子であった。大いなる代償を払って力を得て運命に抗い、暴虐な神々と戦い、そして一度は神々を世界から放逐し、世界の遍くすべてを支配した英雄たちなのだ。 だがこれは最大の秘密の一つであり、それを知る者は少ない。 魔族帝国 魔棲代に存在したといわれる魔族たちの帝国。「魔族皇帝オエン」と「筆頭五公」(「反逆の旅人」。「吐息の大公タンキン」「瞳の大公モーン」「戦士の大公アロセス」「歌の公女イェロマーグ」「角の大公セイシュドーマ」の5騎)を頂点とする300余騎の魔族諸侯により構成され、1万年以上の長きにわたり、全世界を支配したといわれている。神征紀(ヴァルザフダルティユ)の戦いにより滅亡。首都は魔都ヴァランティアであり、現在の北原(ほくげん)で恐れられている魔の森ワール山にあたると伝えられている。 魔族諸侯 魔族帝国を構成する300余騎の魔族たち。大公/公爵/侯爵/伯爵/男爵/騎士爵などの爵位を持つ(王/統領/太守などの役職で呼ばれることもある)。天空城攻略前後に叙爵されたものが多いが、魔棲代中期の「アルマガの戦い」(帝位に関する皇帝父子の争い)であらたに叙爵されたものも少なくない(逆に降格されたり爵位を剥奪された者もいる)。ゲーム上のルールでは、少なくとも召喚値(超越者の強さを規定する数値):50以上の存在であると定義されている。
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