定命
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/07 03:00 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動定命(じょうみょう)とは、仏教においては生れ落ちる前に定められた寿命のこと。仏教用語なので、「じょうみょう」と呉音読みされる。前世の因果によって個別に、あるいは地域、時代によって全体的に定命は変遷すると考えられている。そこから人間が生きられる限界の年齢という意味でも使われる。
道教においては人間の定命は120歳と説く(窪徳忠 『道教の神々』 講談社学術文庫 10刷2001年 p.86)。
この意味から転じて天理教(日本起源のもの)においては神により定められた人間の寿命のこと。115歳とされ、本来はそこまで生きることができるものであるとする。
イスラム教の定命
イスラム教のカダル(القضاء و القدر)の訳語。こちらは「ていめい」と読まれる。イスラム教における六信の一つで、すべての人間(あるいは万物そのもの)の運命が神によって定められていること。
ゲーム、ファンタジーにおける定命
「定命の」で「寿命が限られている」「死すべき身体である」「死ぬ」を意味する。モータル(mortal)の簡潔な訳語がないので、一部のゲームやファンタジー(の翻訳)で#1の仏教用語から借用したが、上記のように内容が異なり、あまり一般的ではない。イモータル(immortal)つまり「不死の(形容詞)」あるいは「不死なる存在(名詞)」の逆としては、「死の(形容詞)」「死ぬ存在(名詞)」と意味に当てはまる言葉が使えないことが原因か。欧米の神話・伝説・ファンタジーでは神格・悪魔など不死不滅の存在が古くからあり、その逆としてのモータルが自然に使われたのに比べ、日本ではそのような存在がなかったのが原因かとおもわれる。
定命
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 08:07 UTC 版)
神の命令がこの宇宙において最後の結果を支配していると信じている。神の命令の範囲内で、人は自らの進路を選択する自由意志が与えられている。アハマディー・ムスリムは審判の日には、彼等の意図と行為に基づいて審判されると信じている。科学は神の行為の研究であり、宗教は神の言葉の研究であり、両者は矛盾することはないと信じている。
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