深淵世界の歴史
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各時代は「12と一つの星座」によってそれぞれ象徴され、約1万年ごとに移り変わっていったと伝えられている。実のところ妖精代における「後継者の指輪の戦い」以前は歴史というより伝説を通り越して既に神話であり、正確なことは判らない。 天城紀(てんじょうき) 天空城ヴァタオナイアから12と一つの星座の巨神たちが直接世界を支配していた時代。中でも当時の主神(最高神)「剣の王ソダール」が定命の人の子たちを迫害したため、彼らは混沌を司る「原初の蛇エセス」(原蛇座の巨神)の眷属と契約を結んで魔族と化し、神々と戦い(神々の仲間割れを利用してソダールを殺し)、天空城を墜とした。魔族に敗れた神々は不動星(深淵世界の北極星に当たる。北天の中心から移動しない)へと逃げ延びた。この時代は星座でいうと黒剣座に対応する。 魔棲代(ませいだい) 魔族と手を結んでソダールを殺した翼人座の巨神「翼の王ティオール」(死を司る神)がソダールから世界の支配者の証である後継者の指輪(支配の指輪)を奪ったが、ティオールもまた魔族に殺され、後継者の指輪を奪われた。冥界に移った死の神ティオールは魔族を呪い、以後、死の安息が訪れないようにした。この時代は星座でいうと翼人座に対応する。ただし魔族帝国を通じて1万年以上世界を支配したのは死の神の眷属たちではなく魔族たちである。神征紀(ヴァルサフダルティユ) 正確にいうと時代の名前ではなく、大戦争とその「記録書」の名前である。魔棲代末期、「指輪の女王ギャルレイ」(指輪座の巨神にして「剣の王ソダール」の妻)が破魔の巨人の軍勢を率いて不動星から帰還し、激烈な戦いの結果、当時の世界もろとも魔族帝国を滅ぼした。しかし呪われし魔族は既に死を超越していたため、各地に封印するしかなかった。 女王紀(じょおうき) 世界が一度滅んだため、ギャルレイは破魔の巨人に世界を作り直させ、短い期間世界を直接統治したが、夫ソダールを蘇らすことができないことを悟ると、世界の統治を破魔の巨人たちに任せて自分は不動星に帰っていった。この時代は星座でいうと指輪座に対応する。 巨棲代(きょせいだい) 破魔の巨人たちは子孫である土鬼(ローグル)(巨人よりは小柄な定命の存在)に統治を任せて姿を消した。時代が経過するにつれ土鬼たちは七つの王国に分かれて争い、しまいには争いに利用するため魔族を解放して崇めるようになった。この状況についに指輪の女王ギャルレイは妖精騎士を率いて不動星から帰還した。この時代は星座でいうと戦車座に対応する。 妖精代(ようせいだい) 戦いに勝って土鬼の七王国を滅ぼし、魔族を封印しなおした妖精騎士たちはギャルレイの命令により世界を直接統治した(ギャルレイ自身は再び不動星へ戻った)。そして1万年近い月日が流れて現在に至る。この時代は星座でいうと通火座に対応する。後継者の指輪の戦い 妖精代が9000年以上経過したあるとき、魔族の大物「冥府の大公テンバラウン」が出現し、魔族諸侯を次々に開放し、妖精王国と妖精騎士に戦いを挑んだ。後継者の指輪を携えた妖精騎士たちはテンバラウンと魔族諸侯を倒し封印しなおしたが、自身も指輪を持ったまま深淵の底に消えた。 妖精代末期 現在。後継者の指輪の戦いから500年が経過し、妖精騎士もほぼ姿を消してしまって伝説の存在となっている。既に"妖精"王国も名ばかりとなっている今、かつて神々に封印されていた世界の旧支配者:魔族諸侯がその封印から脱しつつある。
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