株式会社すずめ文具堂 システム物流部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:08 UTC 版)
「ごほうびごはん」の記事における「株式会社すずめ文具堂 システム物流部」の解説
池田咲子(いけだ さきこ) 本作の主人公。長野県から上京した新人OL。大きな瞳にメガネがチャームポイント。 非常におっとりとした温和な性格で周囲の人々とにこやかに接する。週に一度の"ごほうびごはん"を楽しみにする食いしん坊で自炊もお手の物である。好き嫌いなく何でも食べられ、一番の好物は鶏の唐揚げ。 実家にて犬を飼っている影響からか動物も好きで、謎のメガネ熊のマスコットが作中の随所にちりばめられている。休日は自宅にて読書する事も多く、愛読書は高校時代から嗜んでいる少女漫画「壁ドン☆ティーチャーNEO」。 山育ちの影響もあり意外にも運動神経には優れ、思わぬ登山スキルやスキーの腕前を披露したことも。 子供時代から文具愛も強く、小学生時代では皆勤賞のステーショナリーセット目当てにラジオ体操を皆勤したほど。高校時代に購入したお気に入りのキャラクターペンなども現在でも愛用している。文具会社に就職希望したのも同社の開発企画部に携わりたい為だった。結局配属はシステム物流部となったが、ある年の社内コンペにて咲子の企画が大賞を受賞し、短期間ながら商品開発に関わる事となった。そこで共同制作チームとして出会った磯貝とは、仄かな恋愛展開を繰り広げて行く。 小湊かえで(こみなと かえで) 咲子の同僚のOL。生まれも育ちも月島な生粋の東京人で実家住まい。黒髪ショートヘアが特徴。咲子とは新人時代から席が隣同士な事もあり非常に仲が良い。初期こそ控えめな印象ではあったものの、次第に食に対しての欲求をコミカルに開放していく作品のムードメーカーとなる。好物はパンと牡蠣。苦手なものはゴーヤーとパクチー。 咲子の週一のごほうびごはんに倣い、自身も"甘やかしごはん"を設定し度々咲子と共に食事に赴くこととなる。 自他共に認める料理下手で卵も上手く割れない自分に落ち込むことも。しかし、唯一地元のソウルフードであるもんじゃ焼きに関しては別で、もんじゃ初心者の咲子に焼き方を手際よく指南する程の腕前を見せつけた。 幼少期は小児喘息持ちであった。この事から実の兄の太陽からは過保護気味に接せられるようになる。 無類のパン好きが高じ、たびたび探偵服を身に纏ったパン探偵なるものに扮しベーカリーショップのリサーチなどに興じている。ある日のパンの祭典会場で出会った門脇・北島と意気投合しパン友なるグループを結成、3人でパンに関する情報共有を行ったり遠征したりする間柄となった。 青柳早苗(あおやぎ さなえ) 咲子たちシステム部の主任を務めている。秋田県出身。普段はメガネをかけ髪をまとめたシックな印象の美人。アルゼンチン・タンゴを嗜んでいる。好物は酒類。 仕事において有能であり、新人時代の咲子にとっては当初厳しい印象があったものの、優しさと面倒見の良さが垣間見られ次第に打ち解けていく。ビール・ワイン・焼酎などアルコール類への情が熱く晩酌は日常茶飯事。つまみ料理などのレパートリーも広い。子供時代からの友人・安藤とは無類の飲み友達であり上京した今もなお家飲み会などを繰り広げている。美人で気風よし生活力よしな完璧女性であるが、絵心が皆無な点が唯一のウイークポイント。 学生時代から数年間、赤井という男性と交際が続いていたが現在は破局。共通の同窓生の結婚式の場で再会するもあちらは既婚者となっていた苦い経験を経たが、現在は一人暮らしライフを心から謳歌しているようだ。 滝姫乃(たき ひめの) 咲子らの一年下の後輩。ロック観賞とゴシックな服に身を包むのが大好きな個性的な人物だが、目上に対しての言動は非常に礼儀正しい。実家は小田原の料亭旅館だが、どういう訳か子ども舌かつ好き嫌いが多めで好物はポテトフライなど偏りが激しい。 ロックやコスプレが大の趣味で、休日は仲間のつっちーらとライブツアーやコスプレ服自作に情熱を注いでおり、ライブ会場が多いからとの理由で上京後の住処を下北沢と決めたほど。 上述のライブツアーのために懐事情は厳しいようで、自炊はするもののお手軽かつ安価なメニューで済ませることが多い。何故だか料理包丁は持たない主義で、材料を切るといった作業は全て調理バサミで凌いでいる。青柳からはその雑とも言える食生活を懸念されびたび栄養価のある食事やレシピを提供してもらっている。対して被服に関する知識は一定以上のものがあり、洗濯のノウハウに於いては咲子も感心する程のものを伝授したことも。 森ヶ崎(もりがさき) システム物流部部長で咲子らの上司。一見厳格かつ寡黙な印象のある中年男性だが、その実スイーツに目がない大の甘党である。豊かな福耳が特徴。 新開店したケーキ屋には若い女性客に混ざり立ち並び、宴会の席やカラオケなどでもデザートメニューに目を輝かせ、複数の種類から選ばざるをえない場面では脳内ジャッジを繰り広げるなど甘い物への溺愛っぷりは筋金入り。たびたび虫歯や健康診断の結果には悩まされながらもスイーツライフを楽しんでいる。それでいながら本人は青柳以外の部下には甘党である自分を隠しているつもりなのだが周囲にはバレバレとなっている。 かつては咲子の仕事上のミスを𠮟りつける厳しさもあったものの後に言い過ぎだったと素直に謝罪する人格の良さも垣間見せている。仕事面ではあくまで厳格だがプライベートではお茶目さ全開である親しみやすいキャラクターである。ひょんな事からインスタグラムも始める事となり、当初は四苦八苦するも今や自分のスイーツ写真を即座に上げたり他人の写真にいいねを送るなど立派に使いこなしている模様。 本田陸(ほんだ りく) 咲子やかえでらの同僚(ドラマ版では先輩となった)。快活で非常に気さくな青年であり、システム部のコミカル面を先頭切って引き受けている存在とも言える。仕事上のミスも少ない訳ではなく青柳らに指摘されては凹むといった浮き沈みは激しいものの、チャレンジ精神は旺盛である。 食生活においては典型的な一人暮らしの男飯でありながら見聞きしたお手軽レシピは実行するなど意外にもレパートリーは様々。一方で女子ウケするようなメニューにも興味があり合コンや飲み会の幹事では念入りにセッティングするマメな一面も。よって当人が一番女子力が高いのではと周囲から疑惑を持たれる事もある。 ジャンクや揚げ物好きという面で滝とは意気投合し、揚げ物を愛する揚揚クラブなる愛好会を結成する。 風間(かざま) 咲子や滝らの後輩となる新人女性。タカラヅカばりの目鼻がしっかり整った美形であり物腰や仕草もイケメンそのものなために多くの女性をときめかせている。こってりした料理を非常によく好むため、メイクも盛りがちになったのとか。 新河(しんかわ) 先輩男性社員。森ヶ崎や青柳が不在の際は現場を任されるなど部内のナンバー3にあたる。
※この「株式会社すずめ文具堂 システム物流部」の解説は、「ごほうびごはん」の解説の一部です。
「株式会社すずめ文具堂 システム物流部」を含む「ごほうびごはん」の記事については、「ごほうびごはん」の概要を参照ください。
- 株式会社すずめ文具堂 システム物流部のページへのリンク