旧扇グループ
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「コードギアスシリーズの登場人物」の記事における「旧扇グループ」の解説
ゼロに最初に吸収され、黒の騎士団の母体となったレジスタンス組織。 扇要(おうぎ かなめ) 声 - 真殿光昭 「扇グループ」のリーダーで元教師の男性。皇暦1992年3月18日生まれ(26-27歳)。一人称は「俺」。血液型O型[要出典]。親友だったカレンの兄・ナオトが生死不明になった後、意思を継ぎリーダーとして抵抗活動を行っていた。黒の騎士団結成後は副指令、超合集国建国後は事務総長となる。優柔不断な面があり本人もリーダーに向いていないと感じていたが、温厚な性格や人望があることから組織では重要な存在である。 当初はゼロに期待と信頼を寄せていたが、次第にゼロの行動や正体に疑問を持ち始めるようになり、ゼロの正体らしきことを口にした記憶喪失のヴィレッタを匿って以後同居し、千草と名づけ相思相愛となる。行政特区日本設立の際には、彼女の意思に従い騎士団に特区への参加を促すようにまでになり、ブラックリベリオンにて記憶を取り戻したヴィレッタに撃たれ重傷を負っても、ヴィレッタに対する思いは消えることはなかった。 ブラックリベリオンでの敗戦後ブリタニア軍に拘束されるが、藤堂らと共にゼロ率いる黒の騎士団に救出され、その後は主に斑鳩でゼロの補佐をしている。しかし、ヴィレッタの件をディートハルトに嗅ぎ付けられてからは、余計な真似はしないようにと釘を刺されたことによってゼロの補佐に専念できなくなる。 後にヴィレッタからゼロやギアスに関する真実を聞かされ、さらにはシュナイゼルからユーフェミアの日本人虐殺にゼロことルルーシュが関わっていたことやヴィレッタを含む多くの人間がギアスを使われた件を知らされるに至り、ついに怒りと不信から彼との決別を決心する。とはいえ、ゼロの功績やかつての信頼を無視した欠席裁判には心から納得してはおらず、「日本を返せ」という条件を提示してシュナイゼルをも驚かせた。 その後は、黒の騎士団を「ゼロのものではない組織」にしようと奔走するが、ルルーシュがブリタニアに対して怒りを向けていたことは最後まで理解していて、後に超合集国加盟会談でルルーシュの本心を聞こうとしていた。 ゼロレクイエムの後にヴィレッタと結婚し、日本の首相となり、ブリタニア代表となったナナリーと握手を交わす。本作においてもっとも出世して、幸せを掴んだ人間と言える。 『復活のルルーシュ』では、神楽耶に総理の座を譲って政治の世界を去り、ヴィレッタとの間に生まれた子供に親友のナオトの名前をつけている。その後、ジルクスタンでルルーシュと再会して今度こそゼロとして信じようと、妹の仇としてルルーシュを撃とうとするコーネリアを止めた。その後、シュナイゼルに乗せられたとはいえ裏切った負い目から自決しようとしたが、ルルーシュからは『終わったこと』と止められた。そして、コーネリアたちと共にナナリー救出作戦に参加する。【Asuka版】中盤からゼロの集めたレジスタンスとして、玉城達と一緒に登場。初期はナオトの意思を汲み、カレンをレジスタンスに入れなかった。こちらでは、最終的にアッシュフォード学院の教師となる。 【ナイトメア・オブ・ナナリー】生徒会の面々との旅行を迷うカレンに対し、学校での付き合いも大切と助言する。 玉城真一郎(たまき しんいちろう) 声 - 田中一成 / 檜山修之(新劇場版以後) 皇暦1994年3月3日生まれ(24-25歳)。扇グループのナンバー2のポジションで、黒の騎士団の創設時からのメンバーの男性。一人称は「俺」。血液型A型[要出典]。激情家でお調子者、短絡的で過激な言動が目立つが、黒の騎士団にとってのムードメーカーであり、仲間思いな一面もある。本作における「笑われ役」を務める、黒の騎士団サイドにおける『コミックリリーフ』である。 当初は度々ゼロに反目していたが、ゼロが独立国家の設立を宣言して以降、ゼロの思想に賛同するようになる。R2以降ではゼロのことも親友と呼び慕うようになっていた。黒の騎士団がゼロを切り捨てることにした際は、ゼロへの怒りよりも悲しみのほうが大きかった。 頭脳・身体能力ともに際立った点は無く、ゼロからの評価は最低レベル。『R2』第13話において、他のメンバーが軒並み175〜270程度の総合能力値であるとゼロが評価している中、一人だけ40という低評価を受けている。C.C.曰く「使えない才能に満ち満ちている」とのこと。 劇中ではKMFで出撃する度に、セリフ後1カット数秒で撃墜されていることが多く、KMFの操縦技術は高くない。しかし、ブリタニア軍に逮捕され二度にわたって死刑になりかけたり、毎回のようにKMFが撃墜されていながら最後まで大きな怪我もなく戦死しなかったことから、「運の良さ」だけは一流であったと言える。 扇グループ時代では財務を担っていたが、メンバーとキャバクラなどに繰り出すなど勝手に予算を使い込んでいた。そのこともあり、黒の騎士団では重要な役割を与えられず、本流には関っていない。エリア11となる以前には「官僚」になる夢があったこともあり、ゼロに財務長などのポストを要求するが、C.Cには「宴会太政大臣」と茶化されている。超合衆国議決の際には、「内務掃拭賛助官」という役職が与えられているが、これは掃除係のおばさんの手伝いをする仕事であった。ゼロレクイエムの後は、バーを経営している。 『復活のルルーシュ』では、店名を『カフェ・ゼロ』として二号店の開店祝いを催しており、飲食業の商才はあった模様。なお、今でもルルーシュを親友と慕い、オーナーの服もゼロの衣装をアレンジした物となっている。ルルーシュ復活後に合流し、扇と共にルルーシュをかばう。ナナリー救出作戦に参加し、戦闘中にシャムナの予言によって追い込まれた際に、敵のKMFを奪って敵のチャンネルでゼロに連絡するという大失態を演じるが、それが逆転のきっかけとなる。意図せずにではあるが、初めてゼロに褒められることにもなった。【Asuka版】中盤からゼロに招集されたレジスタンスの1人として、扇らと一緒に登場。 【反攻のスザク】ゼロに反抗し無断でマリエル父娘を誘拐、父レナルドの死因に深く関わる。しかしその後、ゼロは最高と語るなどお調子者としての一面が強い。 【ナイトメア・オブ・ナナリー】扇グループの一員として登場している。神出鬼没のゼロに対し、不信感を見せる。 黒の騎士団幹部 扇グループの頃からの主要メンバー。当時から扇の元で反ブリタニア活動を行っていた。黒の騎士団が設立されてからは、それぞれ幹部となり、主に後方支援でサポートする。南佳高(みなみ よしたか) 声 - 加瀬康之 ガッチリとした体格で眼鏡をかけた男性。第1特務隊隊長、超合集国建国後は斑鳩艦長となる。 ブラックリベリオンでは自分達を物扱いしたようなゼロの言動に憤慨し、彼に対する信頼が揺らぎ始める。ルルーシュが世界を支配した後、拘束を逃れてゼロレクイエムまでコーネリアたちと行動を共にしていた。 ピクチャードラマ等では、ロリコンという裏設定があり、本編でも幼女キャラの前では顔を赤らめているなど、それを思わせるシーンがある。 杉山賢人(すぎやま けんと) 声 - 杉山紀彰 暗緑色の髪をしている男性。三番隊所属、超合集国建国後は特務隊隊長。『復活のルルーシュ』の前日譚『黒のアルビオン』では、ゼロレクイエム後はテニスや音楽活動に勤しんでいる模様。 井上直美(いのうえ なおみ) 声 - 井上喜久子(TVシリーズ・1話~11話) / 小清水亜美(TVシリーズ・12話以降) / 小島幸子(新劇場版以降) セミロングの女性。部隊指揮官として後方サポートを勤める。ブラックリベリオンにおいて戦死した。 吉田透(よしだ とおる) 声 - 蓮池龍三 茶髪の男性で、黒の騎士団結成当時から上着を半袖にしている。ブラックリベリオンで雷光に搭乗するが、スザクの駆るランスロットに撃破され、戦死する。
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