日露国境の画定とは? わかりやすく解説

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日露国境の画定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:40 UTC 版)

アイヌの歴史」の記事における「日露国境の画定」の解説

1853年 - ロシアが、北樺太北端小門(ガオド)岬(エリザベス岬)に露国旗を掲げ領有宣言1854年 - 日露和親条約締結北海道日本領、得撫島以北千島列島ロシア領に決まる。ただし、樺太方面国境これまでどおり未確定とすると決められた。 1855年 - 樺太を含む蝦夷地は再び公議御料幕府直轄領)となり、秋田藩陣屋築き警固行った1856年 - 幕府樺太東岸中知床岬以北および西岸のノタサン以北樺太直捌場所とした。 1858年 - 幕府大野藩土井利忠北蝦夷地警備開拓命じた大野藩準領ウショロ場所)。同年クシュンナイ周辺箱館奉行石狩役所直捌場所となった石狩御直場所)。 1862年 - 安房勝山藩藩士渡辺隆之助を派遣シスカ漁場(ぎょば)を開設1865年 - 岡本監輔が、樺太最北端鵞小門岬北緯55度)に至り、「大日本領」と記した標柱建てる1867年 - 日露間樺太島仮規則調印樺太全域日露雑居とされる1868年 - 明治維新1869年 - 戊辰戦争箱館戦争終了同年開拓使設置蝦夷地及び北蝦夷地それぞれ北海道及び樺太改称本格的な開拓が始まる。 1871年 - 戸籍法制定編製翌年)。アイヌは「平民」に編入アイヌ開墾者に家屋農具与え、独自の風習禁じ日本語教育含めた同化政策始める。 1870年2月13日樺太開拓使開拓使から分離して久春古丹樺太大泊郡大泊町渓)に開設される1871年8月7日樺太開拓使閉鎖し開拓使再度統合する1872年 - 開拓使北海道土地売貸規則地所規則公布1874年 - 屯田兵例則制定1875年 -屯田兵札幌郊外琴似入地本格的な屯田兵北海道入植が始まる。 ロシア樺太・千島交換条約締結日露住民紛争絶えなかった樺太ロシア領、千島列島全域日本領とする。これに伴い日本国籍選択した樺太アイヌ108戸841名を宗谷に、翌年対雁移住させるアイヌ人口1万7084人(人口調査結果)。 1876年 - 場所請負制場持)廃止。鹿猟規則によりアイヌ伝統的猟法(仕掛け弓矢)が禁止になり、代わって猟銃貸与される。 1877年 - 北海道地券発行条例公布アイヌ居住地官有地第三種編入1878年 - 開拓使アイヌ呼称を「旧土人」で統一札幌郡諸川での鮭漁全面禁止に。 1882年 - 1月現在アイヌ人口、3763戸・1万6933人。 1884年 - 北千島アイヌ97名が色丹島移住1886年 - 北海道庁設置北海道土地払下規則公布1889年 - 北海道庁アイヌ食料分として許されていた鹿猟を禁止1894年 - 北海道庁近文に、アイヌへの付与予定地を確保以降第七師団設置に伴う移転命令反対運動起きる。 1897年 - 北海道国有未開地処分法公布150250坪の土地無償貸与される。 1899年 - 北海道旧土人保護法1901年 - 旧土人児教育規程公布日本人児童区別する簡易教育が行われる。 1905年 - 日露戦争日本勝利ポーツマス条約によって樺太の南半分日本領となり、1875年北海道に移住した樺太アイヌのうち336人が故郷戻った1916年 - 新冠村アイヌ80戸が御料牧場都合強制移転1930年 - 北海道アイヌ協会設立 1931年 - 札幌市全道アイヌ青年大会開かれるその様子は貝澤藤蔵『アイヌの叫び』記録として残された。 1932年 - 4月12日旭川市アイヌ近文部落代表は開墾地削減反対旧土人保護法撤廃陳情1934年3月23日旭川市旧土保護地処分法公布1937年 - 日中戦争始まる。 1941年 - 真珠湾攻撃太平洋戦争、始まる。 1945年 - ソビエト連邦日本宣戦布告ソビエト連邦樺太千島占領する

※この「日露国境の画定」の解説は、「アイヌの歴史」の解説の一部です。
「日露国境の画定」を含む「アイヌの歴史」の記事については、「アイヌの歴史」の概要を参照ください。

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