日本人の食事摂取基準に含まれるミネラルとは? わかりやすく解説

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日本人の食事摂取基準に含まれるミネラル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 04:36 UTC 版)

「ミネラル」記事における「日本人の食事摂取基準に含まれるミネラル」の解説

日本人の食事摂取基準2020年版)」策定検討会報告書に基く、成人18歳以上)のミネラル摂取基準量(単位mg/日)範囲。この摂取量は、全て各性・年齢区分における参照体位想定した値である。参照体位大きく異な体位を持つ個人又は集団用い場合には注意要するまた、栄養素については、身体活動レベルII(ふつう)を想定した値である。この身体活動レベル大きく異な身体活動レベルを持つ個人又は集団用い場合には注意要する多量ミネラル推定平均必要量推奨量目量目標量耐容上限機能カリウム - - 20002500 26003000以上 - 細胞内液主要な陽イオンとして体液浸透圧酸・塩基平衡調節する神経筋肉興奮伝達関与する上限量は定められていないが、慢性腎臓病血清カリウム値5.5mEq/L以上の場合摂取制限が必要。 ナトリウム 600 - - 26003000未満 - 細胞外液主要な陽イオンとして体液浸透圧酸・塩基平衡調節する神経筋肉興奮伝達関与する目標量は食塩相当量6.5〜7.5g未満)からの逆算値。 リン - - 8001000 - 3000 カルシウムと共にハイドロキシアパタイトとして骨格形成するATP形成その他の核酸細胞膜リン脂質合成細胞内リン酸化を必要とするエネルギー代謝関与するカルシウム 500650 600800 - - 2500 リンと共にハイドロキシアパタイトとして骨格形成する筋肉収縮関与するマグネシウム 220310 270370 - - - 骨や歯の形成並びに多く体内酵素反応エネルギー産生関与する通常の食品以外からの摂取上限量として350mg/日が定められている。 微量ミネラル推定平均必要量推奨量目量目標量耐容上限機能 6.5〜13.5 7.5〜16 - - 4050 ヘモグロビン各種酵素構成する妊娠月経により必要量大幅に増加する亜鉛 6〜10 812 - - 3035 各種酵素構成し二酸化炭素炭酸水素イオン変換遺伝子複製などに関与するマンガン - - 3.54 - 11 アルギナーゼ、マンガンスーパーオキシドジスムターゼ(MnSOD) 、ピルビン酸脱炭酸酵素構成する 0.61.1 0.7〜1.3 - - 7 各種酵素構成しエネルギー生成代謝細胞外マトリクス成熟神経伝達物質産生活性酸素除去などに関与する授乳妊娠により必要量大幅に増加するヨウ素 0.095〜0.195 0.13〜0.27 - - 3〜5 甲状腺ホルモン構成し生殖成長発達等の生理的プロセス制御しエネルギー代謝亢進させる。授乳妊娠により必要量大幅に増加するセレン 0.02〜0.035 0.03〜0.045 - - 0.35〜0.4 セレノシステイン残基有するたんぱく質(セレノプロテイン)を構成し抗酸化システム甲状腺ホルモン代謝関与するモリブデン 0.02〜0.025 0.025〜0.03 - - 0.50.6 キサンチンオキシダーゼアルデヒドオキシダーゼ亜硫酸オキシダーゼ補酵素として機能するクロム - - 0.01 - 0.5 耐糖能異常起こしたラット糖尿病症例に3価クロム投与する症状改善認められる。しかし、実験動物に低クロム飼料投与して糖代謝異常は全く観察できず、ヒト糖代謝改善必要なクロムの量も食事からの摂取量大きく上回る。これらのことから、3価クロムによる糖代謝改善薬理作用過ぎずクロム必須の栄養素とする根拠はないとする説が有力である。 ミネラルを含む栄養素推定平均必要量推奨量目量目標量耐容上限機能含硫アミノ酸 - 7501000 - - - 硫黄23%含む。必須アミノ酸としてたんぱく質構成する推奨量は15mg/kg体重/日を参照体位によって換算した値。WHOの原典ではメチオニン10.4mg、システイン4.1mgを推奨している。 ビタミンB1 0.8-1.2 0.9-1.4 - - - 硫黄を9%含む。補酵素としてグルコース分岐アミノ酸の代謝関与するビオチン - - 0.05 - - 硫黄12%含む。補酵素として好気的代謝関与するビタミンB12 0.002-0.0027 0.0024-〜0.0032 - - - コバルト4.3%含む。補酵素としてホモシステインからのメチオニン生成葉酸再生関与する

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